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画期的だが流行らなかった機構、フルオートマチック
みなさんお久しぶりです。Noir_です。ここ最近大学の方が忙しかったり、Vtuberにハマったり、巡りが多かったりとさまざまな要因があり、noteの更新をしていませんでした。当初の予定ではcaplessをまとめるつもりでしたが、今のうちに書かないといけないと思い、今回は自前のフルオートマチックを2種類3本紹介できればと思います。
フルオートマチックとは
フルオートマチックとはその名の通り全自動機構を指します。PILOTより発売されていたAutomacEの説明書には「ノック不要。内蔵シンをすべて自動的に繰りだす、世界初の全自動シャープ。」と記載されているように、ノック動作が要らないシャープペンのことです。従来持ち替えてノックし、自分好みの長さになるまでいちいちノックしていた面倒な動作が省かれ、あろうことかずっと筆記ができる素晴らしい機構です。
まぁ、そんな上手い話はなく
機構の説明だけ見ればあたかも素晴らしい機構であるが、デメリットも多少は存在しているのがフルオートマチックの宿命です。そんな画期的が故に流行らなかった悲しきペン達を紹介できればと思います。私の知識が及ぶ上でフルオートマチックとして発売されたのは、
PILOT AutomacE
PILOT AutomacE500
Pentel QX
STAEDTLER micromatic
Porsche Design (名称不明)
と記憶しています。もしかしたら間違っていたり足りなかったりするかもしれませんが、フルオートマチックを採用したペンは少ないことがわかります。
そんな貴重なペンを次の段落から軽く説明していこうと思います。
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PILOT AutomacE
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116923940/picture_pc_72ef788790991d68945cba653b603364.png?width=1200)
まずはかなり有名な一本、AutomacE。パイロットより発売されていたフルオートマチックシャープで、定価は2500円。私は今年の春あたりに神奈川県の文具店で購入したもので、そのままの値段で購入ができたが、つい最近のヤフオクだと19万円の値がつくほどの希少性と人気の高さ。ペン先を下にして机や紙に向かってピストンする様にペンを動かす。そうするとシンが繰り出され筆記ができるという機能。
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一見すると、可愛らしいデザインに素晴らしい機構が備わった非常に技術力の高さがわかる一本だがしっかり問題点を抱えている。これは個体差があるのかもしれないが、私のEは筆記中に機構が暴発し、筆記ができないという問題点を抱えている。Eには芯が短くなると自動でペン先が前へ繰り出され芯の補充を行なったのち、筆記を再開できるというとてもありがたい機能が備わっているのだが、その機構がよく前に勝手に繰り出され、まともに筆記ができないというとんでもない弱点を抱えている。個体差の可能性が大いにあるので私のEだけかもしれないということだけ覚えて欲しい。
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Eには上位モデルのE500というシャープもあり、そちらも問題点があるらしいのだが、E500は使いやすいという声もあり、たまたま私のは不良品で他はしっかり実用できるものなのかもしれない。
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STAEDTLER micromatic
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こちらはドイツ製のフルオートマチック、ステッドラーマイクロマチックです。こちらは先月長野県で見つけたものになります。こちらもフルオートマチックの中では有名な逸品です。まず素晴らしいのはそのデザイン製。さすがドイツ(西ドイツ製)と言わざるを得ない落ち目のないデザインとなっています。フルオートマチックシャープとしてもあまり問題点がなく、フルオートマチックシャープが欲しいという人に勧められるペンだと思っています。相場は安定していないのが結論ですが、6桁は行かないと思うので、Eよりは安く手に入ると考えてもいいでしょう。
このシャープは本当に問題点が少なく、挙げるとしたら筆記時パイプが潜り込む場合があるということのみです。マイクロマチックで筆記するにあたって気がついたのが、パイプはどの時でも潜り込むけどシンはあまり潜り込まない。つまりシンを繰り出した状態のままシンだけが紙と接触するように筆記すれば問題点はなくなります。
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高いもので、なかなか出回らないシャープペンではありますが、私はマイクロマチックなら他人に笑顔で進めることができます。無難にかっこいいしかきやすいそんなマイクロマチック、是非購入を検討されてみては?
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まとめ
私は運が良くフルオートマチックシャープは全てお店で見つけられたため高いお金を払わずに済んだが、そうでなかった場合、今この時にフルオートマチックを求めていたかもしれない。時代が時代で、日の目をあまり浴びれなかったであろうフルオートマチックシャープについてこの記事を通して知ってもらえたのなら私はとても嬉しく感じる。入手こと難関ではあるだろうが是非その特殊な機構を味わって頂きたい。
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