初めて自分で選んだ服

1歳7ヶ月の孫娘がいる。
彼女には一歳上の姉がいる。
年子姉妹の子育てに関わることが多いので気がついたことを記録したい。
私自身は長女で兄弟は弟ひとり。
私の娘はひとりっ子。
なので次女として生まれ育ってる彼女が年子であることもあり、あっという間に成長してしまうことに最近慌ててしまっている。
本当はもっとじっくり育児しておきたいのだ。

今日は彼女にとって2回目のひな祭り。
娘が私の自宅近くで仕事関連の予定が午前中にあり、その間わたしは孫たちをみることになり近くの公園で遊ばせたあとショッピングセンターで時間を潰していた。
お昼過ぎ、娘と合流してベビー用品の売り場で二人の遊び着を買うことになった。 
2歳の姉と売り場にいた私に、娘が服を選んでいた時の様子を話してきた。

どちらの服にしようか悩んでいると、1歳の次女がご機嫌でピンク色のモフモフしたスパッツ付きのパンツを選んでいたのだ。
公園で遊んで服が汚れていたのですぐに着替えようと近くのベビー室にいくと満面の笑みで戻ってきた。

夜、娘宅に帰る前にお風呂に入れてパジャマを着せていてふと思った。
もしかして、今日初めて自分の服を選んだのではないかと。
今まで当たり前に一年先に生まれた姉の服やおもちゃで生きてきたのだ。
自分の意思で自分が着たいと思う服を選び、身につけることを今日初めて経験したのだ。

彼女の凛とした表情、人格。
これを忘れるのはあまりにもったいない。

そんなことに気付かせてくれた孫娘に感謝。
桃の節句に孫娘からの贈り物だ。

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