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元夫のこと。金星×冥王星

以前、金星×冥王星トラインの一例という記事を書きました。
さっきふと、金星×冥王星アスペクトの記事を読んでいてなんとなく元夫のホロスコープをチェックすると…

金星と土星、冥王星がスクエア。
特に強いのは冥王星!オーブ0で非常にタイト。

すごく納得。
金星と土星のスクエアで『自分なんて』っていう自己評価の低さが出がちになります。

だけど金星×冥王星で非常に重い。しつこい。
活動宮スクエアなので容赦もない。

よく金星冥王星はストーカーに遭いやすいと言いますが、元夫は本人がストーカー気質になるという形で出ていました。

そして悪いことに、私は金星冥王星トライン持ち。
あっさり風サインなのでストーカーとしては出ませんでしたが、ストーカーにいくら嫌な思いをさせられても復活するという…悲劇の無限ループ。

さて、この元夫、愛情表現?もめちゃくちゃしつこい。
付き合っていた頃から、
1秒おきに謎の擬音やら無意味な言葉、何してるの?などなどメールしてくる。
(改めて文章にすると何でこんなのと結婚したのか…)

一日中、バイト中も打ちまくりな様子。
よくクビにならないなと思ってたのを思い出します。電話もすごい頻度。一日50回とかかかって来たことも。

さすがに、やめてほしいと訴えると

『ひどい』『ひどい』『俺はこんなに愛しているのに』

え?!私が悪者?!
と面食らいました。しかも悪いことに当時はまだ『女は愛されてなんぼ』の時代。周りに相談しても

『そこまで愛されるなんて幸せ』
と、言われる事が殆どでした。

してない浮気をいつも勘繰られ、
こんなに愛している俺を傷つけるお前はひどいと泣かれ、
いつも悪者は私、周りの認識も『こんなに一途な彼氏に対してひどい女』だった。

当時の私はカサンドラ状態。
逃げ場がありませんでした。

先日『あさイチ』でモラハラ特集がありましたが、うちは加害者が被害者ぶるタイプのモラハラでした、今思えば…。

トランジットで見てみたら、ここらへんはまだ私のICをトランジット冥王星が通過する前。
いくら足掻いてもどうにもならない時期でした。

じわじわと自己肯定感を奪われて、逃れられないと判断し結婚、
その後子どもを望んでも、お前には育てられない、一生俺の面倒だけ見ていろというようなことを言われ(このへん、スクエアの“支配”が強く出てますね)

ストレスで心の糸がついに切れ、耐えきれなくて元夫と暮らしていたマンションを飛び出し離婚した時、ICを冥王星が漸く通過していました。

タイトな金冥スクエアを破ったのは、サターンリターンと冥王星のアングル通過の超強力コンボでした。

彼の女性への気持ちの向け方は、対等な関係を築くというよりも、
女性と居ないと不安、という依存心。執着心。執念。怨念。欲望。偏執。
金星の意味する『自己の快楽』が、『徹底的』に出てました。
他者目線をもってセーブがきかない。
どこまでも、『自分』の快楽を優先してしまう。

ポジティブに働けば、表現者としては強い配置だと感じます。
しかし悪く出れば、自分自分で相手が見えない。
相手が嫌がっていても、それすらも美しいと見えてしまう。
他の惑星との絡みやサイン、アスペクトで多少の違いはありますが、
強く出るとターゲットを苦しめてしまうアスペクトになるので、このアスペクトがある方は相手の気持ちをしっかり聞いて、自分の湧き出る不安や欲求としっかり向き合って抑え込む訓練をするか、
その気持ちを芸術に昇華すると他を圧倒する素晴らしいものができるかもしれない。
そのくらい強力なアスペクトだと感じています。

さて彼は今、どうしているのか。私の知る限り、別れた後まっとうな女性関係を築けてはなさげでしたが…同じような被害者が出ないことを祈りたい。



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