見出し画像

結婚にはコンポジットをチェック

【2020/7/29加筆修正】
【2020/10/21加筆修正】

相性を観る方法として、シナストリーとコンポジットを私は使っています。

例えば短期的なフィーリングや友人としての付き合い。
それにはシナストリーを使います。ライトな関係〜家族まで、とりあえずはシナストリーを観ます。

ただ、結婚や長期のプロジェクトなど、2人で生きていく…という関係では、コンポジットを必ず観ます。

コンポジットとは、ミッドポイントとも言いますがお互いの惑星の中間点を計算で出した合成図のこと。

お互いの太陽と太陽の位置の中間点、月と月の中間点を出してそれでホロスコープを作ります。

すると、夫婦なら夫婦としてのキャラクターが見えてくるわけです。
お笑い芸人のコンビみたいなもの、という見解を聞いてすごく、「それそれ!!!」となりました。

ダウンタウンでも松ちゃん単体と浜田さん単体じゃ全く違う印象ですよね。
そんな感じです。

シナストリーが問題なくても、コンポジットになるとうーん、となるカップルもあります。

例えば最近、私たち夫婦の共通の友人の男性が
婚活で晴れて気にいる女性と出会い、

速攻でアプローチをかけスピード同棲をスタートし、はや7カ月だそう。

互いに結婚を前提とした出会い・お付き合いだし、喧嘩も無いとのことで、羨ましい限り。

試しにシナストリーを作ってみると、なるほど喧嘩は少なそう。
目立つのは、火星と冥王星のスクエア位で、殆どソフトアスペクト。
そりゃあ喧嘩しない!

ただ…

このお二人、コンポジットを作ってみると、ゴリゴリのTスクエアが。(彼女の出生時刻がわからないのでお昼の12時頃で出していて、ハウスは考慮しません)

太陽と月のコンジャンクションなどがあるあたり、運命的な2人だとは思います。

ただ、結婚という長期的なスパンで考えると、その生活は障害や葛藤の連続であることは覚悟せねばなりません。
Tスクエアは成長を促しますので、どうしても痛みを伴うわけです。

この場合木星と土星がオポジションで絡んでいて、太陽、金星、月、水星、火星のコンジャンクションとかなり力のあるアスペクト。
木星のハードアスペクトはあまり気にしなくていいという意見がありますが、
限界を知らず煽ってくる性質があったりするので使い方に注意が必要なのです。
土星がライツを含む5天体にスクエアなのはきついですね。
ふたりで何かをすると常に上の人に怒られる、というイメージ。

木星と土星オポジション、お金が貯まらないとか自制の利かないことになりそう。男性は単体ならお金持ちですが、今後ふたりでいるほどに舞い上がってお金をたくさん使ってしまうかもしれないです。

相性はいいんだけど二人でコンビを組んで仕事ないし結婚生活を始めてみるも、どうも年配にウケが悪い。
金銭感覚がドンブリになってしまい、どんどんお金が出ていく。
そんな感じかな?

太陽を男性、女性を月、金星を娘、火星を息子として観たとしても
家族ぐるみで社会的重圧というか、年配からダメだしされまくってるように
見えます。

男性のほうは企業の経営者の二代目ですので、この女性と結婚すると経営者として働くうえでは、パワーはあるのですがスムーズにはいかなさそうですね。思い当たるのは女性側がネイタル水瓶座ステリウムで土星や金星、火星に対し冥王星ハードなので、ぶっ飛んでいて年配に理解されなくて障害が多いとか。

男性はネイタルだとかに座・やぎ座ステリウムで2室8室オポなので、継承するものと所有するもので対立がある配置。

彼女はリリスが月に合、火星金星合、土星も合に冥王星ハードでパワーがあるので実はかなり魔性の女。土星が効いていますが、月も水瓶座で基本個人主義なので結婚後の火遊びにも注意かも…男性は月かに座でべたべたしたい人なので、女性が魚座の太陽をちゃんと使うなら大丈夫?

とにかく、Tスクエアはパワーという点では非常に強力ですが、安定や癒しを与えるものではないので
彼らはお互い成長し合うために出逢ったカップルと捉えて良いかもしれません。

【後日談】
なんと、この夫婦は
出会って半年で妊娠、その後入籍したようです。
気まずそうだったこと、妊娠後期に入るまで、あまり周りに報告もしていなかったところを見ると
まぁ双方の両親に怒られてしまったとか
社会的に色々あったのかもしれませんね。

コンポジット恐るべし…

ちなみに私たち夫婦は、シナストリーで見るとバーテックスと太陽、ノードの合など宿命的ではあります。ですがわかりやすいコンジャンクションやアスペクトはありません。

ただコンポジットだと、複数の線で見事にグランドトラインが形成されます。
その中に太陽と月、金星のコンジャンクションもあります。

元夫ともコンポジットではグランドトラインが形成されていましたが、
非常に長期で付き合っていました。
結婚でグランドトラインになると、長期で関係が保つのは本当だと思います。

ただ元夫とのコンポジットは、オポジションのハードアスペクトが現夫よりも強く多かった。

コミュニケーションを司る水星が結構傷ついてます。

元夫とはコミュニケーションが取れないことが悩みでしたので、
これは心当たりがあります。
自分の気持ちを一方的に押し付けてくるだけで、まるで話にならず
あまりの束縛のしつこさに根負けして、諦めて結婚したのですが、やっぱりダメでした。

結婚には、水星と月ってやっぱり重要だと思います。
現夫との間にもありますが全然少ないですし、しっかり話し合えば回復します。

ただグランドトラインには恐ろしさもあります。
長期でも「嫌だ」「別れたい」と思いながらぐるぐる同じところを回っていて、なかなかすっぱり別れられないので、ここがグランドトラインの怖いところです。
負の循環から出られない。ぬるま湯から抜けられない。
居心地がいいんですよね。元夫がそうでした。
オポジションのおかげで抜けられたのかもしれないですね。
「嫌だぁああ!」って突破(離婚)できたのはハードの力です。

あと、私と夫には火のサインが極端に少ないのですがコンポジットになると見事に火のグランドトラインなのが興味深いです。

元夫ともそうですね。
私自身アウトオブサインではグランドクロス持ちなので、
1人で生きる辛さを緩和する相手しか本能的に選ばないようになっているのかもしれません。

もっと条件のいい男性が他にいても、何故か惹かれるのです。

だらだらと書いてしまいましたが、実感としてコンポジットはやはりソフトが多い方が長持ちしやすいです。喧嘩してもすぐ仲直りとか。悪く出ると、悪癖に悩まされても別れられなかったりしますが。

シナストリーは付き合いの浅いうちはいいですが、年単位になってくるとだんだんコンポジットの性質が2人の関係性に色濃く姿を現します。

結婚は長期のプロジェクトのようなもの。
相手とチームを組んで長い仕事をする…と考えたときの、長いスパンで捉えた2人の姿。

結婚を考えているなら、是非コンポジットも出してみてください。未来のヒントが転がっているかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?