書き起こし

振り返るにはまだ早すぎるほど
若くて汚いつもりだ
振り返るにはまだ早すぎるほど
深く、夜のどん底なんてまだ潜ってやいないつもりだ
振り返ればまだ早すぎるほど
自然だけが素晴らしいなんてまだ、思えてやいないつもりだ
振り返ればまだ早すぎるほど
振り返るにはまだ早すぎる
だけど
この町で今年はオリンピックがあってオリンピックをミュージシャンがなすりつけあうようなことになるなんて流石に思ってなかったね
だれかからみたら　最悪　みたいにみえた景色が
私は案外今年は別にそんな悪いことなんて別に
なくて
そんな相対的ないろんないろんな目の前の出来事が
それを突き破った遠くの向こうの星の輝きに
連なっているのなら
それはぼくがうたったり泣いたり病んだり叫んだりするその全ての可能性をくれている景色でしかないのだから、ぼくはその星として生けることを優先させる
おかしくても
悪くないなあ
わざわざ東京で汚いことをしにきているんだから
わざわざ
東京で
なぁーんもしなくても生きていけるのは難儀をして過ごしているのだから
わざわざ東京から汽車に乗って
きみにきみに、きみを探してきみをうたってを
続けているのだから