『まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか』木下 斉

一年ほど前に購入しておきながらも未読だった本。

本というか、テキストのように感じた。
この一冊を参考書として、自分なりの「まちづくり勉強ノート」を作ってみたいなと思った。

著者は高校生で会社を興し、「IT革命」という流行語大賞を獲った人物。
もう20年以上さまざまな地域との関わり合いに触れて、著者独自の「まちづくりの在り方」というのを示してくれている。

めちゃくちゃ面白かったのだけど、さっきも言ったようにテキストというか教科書という感じ。
考え方や在り方を提示してくれてるけど、その答えまで全てを教えてくれてるわけだはない。(というか、まちづくりに決まった正解はない)だから、ここから先を考えるのは自分自身である。
それに気付かされて、一歩目を踏み出すための大きな後押しをしてもらえたと感じる。

それと、私はあまりにも経営や経済やお金のことに無知すぎると痛感した。
そちら方面も学んでいく必要があるなと思うけど、めんどくさいなぁ。
めんどくさいんだけど、著者も本の中で宮崎駿さんの言葉を引用して言ってた「大事なことは、だいたいめんどくさい」という言葉。これを忘れずにいたいと思う。

基本は私にとっての読書とは娯楽のためにあるべきだと思ってるけど、こういう勉強のための読書も必要だな。またこの本も何度も読み返したいなと思った。

でもめんどくさいなぁ~。

よろしくお願いしますと言わざるを得ません。