『廃業の危機を味わって本気で取り組んだ人を大切にする三方よし経営』森光孝雅(と、ちょっと広島旅行記)

急ですが長らく離れていた読書習慣を取り戻そうと思い、読書録をつけていきます。

先日うちの家族と嫁親族、総勢十数名で旅行にいってきたんですよ。
広島県の大久野島ってところ。

大久野島 砲台跡とうさぎ

ここはここで超よかったんですけど、今回はその帰りに広島空港の横の『八天堂ビレッジ』という場所に立ち寄った際に出合った本の読書録みたいな?やつです。

八天堂ってそもそも僕は知らなかったんですけど、全国区で非常に有名なパン屋さんだそうです。ここ大阪でもどこかの百貨店などにあるみたい。なんでも【冷やして食べるくりーむパン】が人気なんですって。

(食にあまり興味がなくて知らなかった)
(飲食店やってるのに食に興味がないって)
(しかもそれをSNSに書くなんて)

そこの本社工場&お土産やさんなどを兼ねた『八天堂ビレッジ』という施設が広島空港横にあるそうで、家族が工場見学も予約してくれてたので行って来ました。

八天堂ビレッジのお土産やさん
芝生広場 左奥に見えるのは広島空港

事前情報ゼロで行ったので、敷地の広大さに驚きました。
芝生広場にはヤギ的な何かも居て、えさやり体験ができたり。
駐車場の一角には外部から呼んだキッチンカーも並び、めだかすくいなどもありまるでお祭りの雰囲気。

レストランと広島物産店

「いや、パン屋さんがなんでこんな事を!?」と驚いたわけですが、ピンと来ました。

はっはーんさてはこれあれやな、ラコリーナ近江八幡のパターンやな。

ラコリーナ近江八幡とはこれまた数年前に家族旅行で訪れた、クラブハリエのバームクーヘンなどでおなじみのお菓子やさんの作った施設。
その三代目さんの著書を読んで僕は大いに感銘を受けたので、となるとこの八天堂の人も本書いてはるんやったら読みたい!と思い、旅行から帰ってきてすぐに購入したのが本書でございます。

まさかのここまでが前置き。

結論から書くと、本書を読んでとてもタメになったし、自分がよく見失いそうになる指針を両脇からそっと優しく支えてくれるような、勇気をもらえる一冊でした。

しかしひとつちょっとした疑問が。
それは「この手のタイプの人になるには、必ず一回めちゃくちゃ痛い目に遭わないといけないんじゃないか!?」ということ。
いや別に、全く同じ事を目指してるわけではないし、同じ道をたどる必要はないことはわかってるんだけど。

みんな口々に『あの時の失敗があったから今の〇〇がある』って言うじゃない!?言い換えれば
「失敗をしたから今の成功がある」=『失敗をしなければ成功はなし得ない』
みたいに捉えちゃって。

失敗をせずに成功することってできないのかねぇ。
もちろん、人生は仮説→実験→検証の繰り返しだしその中で生まれる数々の失敗は未来の成功への糧となることはわかってるんだけど。

失敗の落ち幅が大きければ大きいほど、未来の成功の上昇率もあがってくるのかな!?
という疑問。
これも仮説→実験→検証をたどればいいのか。

大失敗せずに大成功するパターンは存在するのか。
一時的な大成功をおさめたパターンは存在しても「結果長続きしなかった」(長期的にみると成功とはいえなかった)ってパターンに落ち着きそうね。
やっぱほそーくながーくが性にあってるのかなぁ。
体格も細長いもんな。

またしばらく後に読み返したい本なので、その時にまた感想文を書きたいと考えています。(考えています。)

やっぱ瀬戸内海好きだわ。

八天堂ビレッジには、八天堂で働く人(と近隣で働く人)のための保育所も併設。

くりーむパンおいしかった。

あと人生で初めて告白しますが、イチゴのスイーツ大好きなんです。

よろしくお願いしますと言わざるを得ません。