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女子プロレス・スターダム スターライト・キッドとなつぽいは、“エターナル・フォー”

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2022年2月1日、スターライト・キッドとなつぽいのハイスピード選手権試合が、行われました。ハイスピード選手権としては、後楽園ホールで初メイン。

キッドは、“闇堕ち”して、ヒールターンした後の躍進ぶりは目を見張るものがある。8度目の挑戦で、やっと掴んだベルトも、フキゲンです、渡辺桃、コグマ、コグマ&AZM(3WAY)を相手に、順調に防衛を重ねてきた。なつぽいとの防衛戦は、2021年8月になつぽいからベルトを奪った試合のリマッチとなる。

舞台出演で1ヶ月ほど欠場していたなつぽいは、復帰戦にあたる。キッドは、舞台公演の劇場に足を運んでマスクを渡して挑発するというパフォーマンスも行っていた。これまでも防戦戦の相手用にマスクを用意し、そのマスクを入場コスチュームのマントに仕込んでいる。

細かい煽りを積み重ねていくのが、最近のスターダムの動き。

試合は、互いに得意技を繰り出す熱戦。なつぽいは、ラリアット、パワーボムを初披露。

結局、30分では時間が足りずドローとなり、キッドが5度目の防衛に成功。

「オマエとは、エターナルフォー(敵)だからな。握手はしねえよ」とキッド自身の得意技の名前を引用し、締め括った。

この二人の闘いは、本人たちが語っているように、今後も続いていくことになるだろう。

試合後に、次の展開へと流れを作っていくのが定番のスターダム。

なつぽいは、「白いベルトがどうしてもほしい」と上谷沙耶が持つワンダーオブスターダム選手権(呼称=白いベルト)への挑戦を表明。なつぽいが、白いベルトへの執念を見せるのには理由がある。最初にスターダムのリングに上がった2016年、白いベルトを巻いていたのが、宝城カイリ(現カイリ・セイン)。結局形にはならなかったが、「STARS」というプロジェクトにも一緒に名を連ねていた。カイリが渡米した際に、コスチュームをもらい、ここぞという試合で着用していた。そこには、特別な想いがあるのだ。

こちらも後日、新潟のビッグマッチでのタイトルマッチが決定。

キッドとなつぽいのやりとりが終わると、AZMがリングイン。キッドへの挑戦に名乗りを上げると、その場で、合意。次の防衛戦の相手も決まった。AZMとキッドの物語もあるが、それは別の機会に。いろいろな選手同士の物語が紡ぎあっているので、継続して見ていることの面白さがある。


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