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大嫌いな幼馴染に恋をした前編

私の名前は山下瞳月。普通の高校2年生。

今は放課後で幼馴染と一緒に屋上にいる

でもな、そいつがめっちゃ腹立つねん!

名前は藤吉〇〇。こいつはいっつも家では部屋で一人、ギターを弾いてるらしい。
小さい頃に京都から来てひとりぼっちだった私に話しかけてくれた以来こいつとは仲良しだ

勉強の勝負はいつも五分五分
運動はそいつの方がちょっと上

こいつからの話では3歳の時にASDという一種の障害になったらしい

ネットで調べてみたら

「自閉スペクトラム症とは、人とのコミュニケーションが苦手・物事に強いこだわりがあるといった特徴をもつ発達障害の1つです。」

というのがネットで出てきた。

だからこそあいつも私も苦労した部分がちょっとあった

だからこそ悩みを打ち明けられる部分があるんちゃうかな?

私もそいつによく相談するんやけど
帰ってくる言葉は

〇:うーん…まぁ、なんとかなるっしょ!

ばっかり!解決策を言えっちゅうねん!

ジャーン

何かあれば自慢もする。何かすればイジる。

ジャンジヤッジャンジャ

そんなやつで大嫌ぃ…

瞳:…ってうるさい!

〇:ん?

ジャーン

瞳:あんたまた、"奥田民生"とかいう人の曲をギター弾きながら歌うんか?たまには、他の人の歌歌ってみたいと思わんの?

〇:それはテレビで流れてたら聞くだけ。
  好きなのは民生さんなの

瞳:そぉ…なんや

〇:えーっと、時間は…やべ!もうこんな時間!
  バイト行かねえと!

瞳:えっ?!

〇:じゃあね!

そう言ってあいつは走って行った

瞳:はぁ…これだから嫌いやねん。私も帰ろ

私も帰ろうとしたそのとき

ガチャ

?:あれ?帰ってなかったんだ。一緒に帰ろ?

瞳:あっ!夏鈴ちゃん!うん、一緒に帰る!

今、私が“夏鈴ちゃん“と言ったのは、〇〇のお姉ちゃんで、櫻坂46メンバーのの藤吉夏鈴ちゃん!
〇〇とかにはちょっとだけ冷たいのに、私には甘々やねん!めっちゃ嬉しい

夏:瞳月。その前にいつもの写真撮ろうよ

瞳:ええよ!
  行くで!はいチーズ!

カシャッ

可愛い

瞳:こんなんでええ?

夏:うん!めっちゃいい!ありがとう!

なでなで

瞳:////

夏:あのバカは絶対にやらないから、私がやってあげるからねぇ

〇:ハックション!何でだろう?
  あいつら、なんか俺のこと言ってるな?

店長:おい、〇〇!このギターの調節頼むぞ!

〇:はい!もちろんです!

店長:〇〇がするやつだけ、なぜか売れるんだよな…

〇:そうですかね?いや、俺天才だから

店長:はいはい、自慢いらないから。やりな?

〇:はーい

〇〇がチューニングをしている時に

?:あ,あの!

〇:いらっしゃいませ!どうかされましたでしょうか?

?:その、お兄さんが持ってるギターって良いですか?

〇:試し弾きされます?今、チューニングも終わりましたし

?:じゃあ、やってみようかな?

私、????はその店員さんにギターのコードについて教えてもらった

〇:いいですね!その調子です!

?:ありがとうございます!おかげで弾けました!お母さん!これ買ってもいいかな?

?母:今日、お誕生日だからね良いわよ。

?:やった!

〇:お誕生日なんですね、おめでとうございます。

?:ありがとうございます。

私は会計を済ませ

〇:ありがとうございました。いつか、聞かせてくださいね?

?:はい!勿論です!では、失礼します。

ウィーン

店長:今の子、なんか可愛かったな

〇:店長、またナンパする気ですか?懲りないですねぇ

店長:そんなこと、良いの!というか〇〇くん、もう上がって良いよ?

〇:そんな時間ですか!?じゃ、お先にです!

俺が経営している楽器屋にバイトとして入ってくれている、藤吉〇〇くん。
ギターの知識も分からず、「ギターをやってみたいから」という理由だけで入れてしまったが彼の上達が速く、今では俺のチューニングの良さより〇〇くんのチューニングしたギターの方が売れ行きがいい。いつも助かってるよ?〇〇くん

店長:さぁて明日の準備しないと

ガチャ

〇:ただいま!

夏:おかえり。今日もお疲れ。ご飯出来てるけど?

〇:いいや。今日腹減ってないから。

ダッダッダッ

夏:はぁ…また喋れなかった。

どうも、夏鈴です。あの人の姉です。櫻坂のメンバーです。私は〇〇といつも喋りたいけどこんな性格だから、打ち明けられることができない。
あの人のことだから、冷たいと思ってるんじゃない?あ、今作の主人公・瞳月とは仲良いよ。

〇:風呂、はいったよ。

夏:あ、うん。

そんな葛藤が私の毎日だ。

次の日

〇:おは

瞳:おはよう

また、髪ボサボサやん

?:あの

あれ、こいつ。愛季と知り合いなんか?

〇:はい、何でしょう?

愛:昨日はありがとうございました!

〇:昨日?昨日…あっ!ギター買われた人?

愛:はい!まさか、同級生だったとは!

随分と楽しそうやな

瞳:なんや〇〇、愛季と知り合いなんか?

〇:昨日、俺のバイト先でギターを買ったんだ。
  どうですか?使いにくくないですか?

愛:全然です!むしろ、やりやすくて!

〇:なら、よかった。☺️

何や、その笑顔。

私は谷口愛季。高校2年生です!
昨日、誕生日プレゼントして買ってもらったギターのお礼をそこでバイトしてた〇〇君に言えました!でも、そんな笑顔を私に向けないでよ〜!
好きになっちゃうじゃん!

〇:今日の授業、音楽ねえかなぁ!

愛:あるよ?1時間目に今日は、ギターらしいし。

瞳:何の?

愛:エレキ?だっけ?

あかん、こいつ、暴れるわ

〇:ま、まじ!

何、目を輝せとんねん

そして始まった、地獄の1時間目が

先生:では、今日はギターをやります!
   どっちも行ける人、いる?

〇:はい!

元気ええなぁ

先生:じゃあ、一曲、聞かせて?

あいつは先生からギターを受け取り、アンプに繋げ弾き始めた

〇:…

ギュイイイインッッッ!!!

瞳:(あっ、技披露してるわぁ。)

愛:(かっこいい!!)

〇:ありがとうございました。

👏👏

〇:いかがでしょ?

先生:うん。あなたはテスト受けなくていいわ。
   一人、あっちでレコする?

〇:いいんすか!?是非、やります!

あいつは先生に許可を貰い、隣の教室に行った

先生:はい!ということでみなさんはギターやりましょうね!

あいつだけ、ずる。

こんなやつやから、嫌いやねん。

でも、そんな〇〇だからこそ助けられた部分もあるんやけどな。あいつ多分覚えてないけど

小さい頃、京都から来た私にとってこの時間は嫌いやった、苦痛やったな

瞳:…ハァ。

?:どうした?

瞳:え?いや…一人だから気まずいなぁと思って

?:あっ、そうなんだ!だったら俺と遊ぶ?

瞳:え?

?:それなら気まずいことは無いだろ!

瞳:いいの?

?:うん!一緒に遊ぼ?確か、瞳月ちゃんだよね?

瞳:うん、そうだよ?君は?

〇:あっ!俺は藤吉〇〇!よろしく!

これがあいつとの出会いだった。

でもあいつは小学校に入学したら、女子たちにいじめられていた。暴言や蹴る、殴るが当たり前。

いやじゃないんか?と聞いたら

〇:いやだよ、めっちゃ。もう、行きたくないし

と私だけに嘆いていた

中学校は楽しそうだったのに、2年生になったらよく話していた友達に、いじられて。
死んだ顔を毎日見るようになった。

高校も一緒に行かんとあんたまた一人になるで?
と言って

〇:えぇ…お前と高校まで一緒かよ!でもいいや

と言って一緒になった

いずれ聞いてみようかな?

何であの時私に話しかけてくれたのか

あいつはそれで人見知りだし、人が嫌いだから
私以外名前は覚えるけどって言う感じで
学校祭でも一人で自由発表は出なかった

一年後

私とあいつは高3になり、一緒のクラスになった。

夏鈴ちゃんはと言うと櫻坂のメンバーとして活躍している。

途中までは楽しかったけど

でも、ある日のこと。
私がお手洗いから帰ってきた時

〇:お前、いい加減にすれよ!

あいつが怒鳴り声をあげていた

あかん。あいつ、また大暴れしとる。

すぐさま、教室に戻ると

〇:もういっぺん言ってみろ!

男子:だ!か!ら!
   民生っちゅう人はもう古いんだよ!

〇:ふざけんなぁ!!民生さんは!
  新しいこともやる男だ!

愛:2人ともやめてよ!

私は大声で言ってしまった

瞳:〇〇!暴れないって約束したんちゃうんか?

あいつは私の方を向いた

〇:…ごめん。頭冷やしてくる。

〇〇は私の横を通ってどこかへ行ったけど
私は〇〇の腕を握っていた

瞳:どこへ行くん?

〇:どこでもいいだろう…今は1人にさせてくれ

行ってしまった。

瞳:何があったかだけ、聞かせてよ。

愛:私が説明するね?

瞳月が来る前。

〇:でさぁ、民生さんの弾き語りがまた良くて!

私は〇〇から『奥田民生』と言う方の魅力を聞いていた。

愛:うんうん

私はそれをメモしていた

すると。

男子:またこいつ、なんかベラベラと喋ってるよ

男子2:本当にな?民生だっけ?古いんだよ!

〇:言ってろ、勝手に

男子:でもよ、いくつだっけ?もうそろ還暦らしいじゃねえか

〇:だから何だよ。

男子:古いんだよ!そんな奴はどっかに行け!

〇:てめぇな!

〇〇くんは胸ぐらを掴もうとしたけど、私が〇〇くんの背中に抱きつきながら

愛:〇〇くん!ダメ!絶対にダメ!

〇:離せよ!

男子:おら、来いよ!古いんだよ!民生は!

と挑発しちゃって

愛:ってその時に瞳月が来たわけ

男子:お前もあいつの味方か?瞳月も。愛季も。

愛:私は…。

瞳:奥田民生さんは新しいとか、古いとかじゃなくて変わらないん人やねん。

愛:どういうこと?

瞳:民生さんは昔は『ユニコーンの奥田民生』としてかっこよかったけど、今は『奥田民生』としてのかっこよさと『ユニコーンの奥田民生』としてのかっこよさがあるから、そのかっこよさが変わらないんだよね。

男子:けど、古くねぇか?

瞳:これ見て?

私は一枚の写真を見せた

かっこよくない?

瞳:ユニコーンの写真なんだけど、私にとっては面白いけど、かっこいいなって思う写真なんだ

男子:確かに

瞳:だから、〇〇には謝って欲しいんやけど

男子:そうだな。

瞳:さぁて、〇〇のとこに行かんとな。

私は熱弁してしまった。
久しぶりに幼馴染の好きな人について熱弁したな。なんか恥ずかしい。////

その頃

あいつは屋上にいた。

〇:…俺の憧れる奴は古いってか。
  まぁ、そうか還暦だもんな。そりゃ

?:そんなこともないで?

〇:誰って…瞳月かよ。どした?

瞳:あんたが心配になって来てもうた

〇:そうか。

瞳:いや、私な?忘れとったことがあった。

〇:何?

瞳:民生さんってカッコええんやな。

そう言うと、〇〇は笑いながら私にデコピンした。

瞳:痛っ!何すんねん!

〇:ばーか。民生さんはいつまで経ってもかっこいいんだよ。

瞳:そうやな。てかあんた、文化祭出んの?

〇:ん?何?もしかして、出て欲しいのか?🤭

瞳:そ、そんなんちゃうわ!で、出るんかなぁって思って

〇:まっ、出ようかな。最後だし。

瞳:そうなんや。夏鈴ちゃんも来んの?

〇:あぁ、あの人?うん。来るみたいだよ
  何人かメンバー引き連れるみたいだし。

瞳:えっ!じゃあ、櫻坂が来るってこと!?

〇:らしいよ。

瞳:ま、まじ!?楽しみやわぁ。さっ、みんなのとこ戻ろ?

〇:うん。

そして私達は教室に戻り

男子:〇〇!ごめん!

〇:うげっ!何、怖いんだけど!

男子2:民生さんのこと悪く言ってごめーん!!

〇:もういいよ。笑

楽しそうやな

そして7月の文化祭当日

あいつは朝、そわそわしてた

〇:うわぁ、緊張するぅ!!

瞳:どうしたん?

〇:今日、やばいなぁと思って

変なの

そして、文化祭が始まった

司会:最初に吹奏楽部の皆さんです!

最初は吹奏楽部。

いろんな曲を演奏した後に
みんなからのアンコールを受け披露し始めたのが

『美しく燃える森』だった

そしてその時にあいつが登場し、服装は

こんな感じの黒スーツだった

〇:戸惑い纏って飛んだ
  鮮やかな蝶を 独り

みんな白やのに、なんで1人だけ黒やねん

そして自由発表の最後にあいつの出番だった

司会:次は藤吉民生さんです!

あいつは何故か名前を変え、『藤吉民生』と言う名前で出ることになった。ふざけとんのか

夏:着いた。

保:ここに座ろうや!

ひ:〇〇くんってどこにいるの?

麗:なんか聞いてないの?

里:何も聞いてないってことは?

夏:何も聞いてないよ。今回は行くしか言ってないし、返信はこないし

保:やばいやん!

里:あれ、見て!

👏👏

瞳:どんな感じで来るんやろ

あいつが出て来た格好は

夏:〇〇らしい笑

麗:あんな、格好するんだ!

今の写真のようにタオルを巻いて私たちのクラスTシャツを着て登場した

そしてあいつはギターを取り、校内にある自販で買ったエナジードリンクを飲みながらギターチューニングをしてから

〇:どうも、藤吉民生です。えぇ、本日は1時間と言う時間をくださり、ありがとうございます。
えぇ、がんばります。えぇ、今日は恥ずかしいですが、頑張ります

皆:ワハハハ!

うちは何故か、生徒会+職員がその人の見たい時間はこれくらいであろうと言う時間を設定する謎の伝統があるらしい。何でやろ?

と思ってる間に

サビが始まった

〇:どこにでもあるような場所を探してぇ
  どこにでもある話を解き明かそうぉ

…あれ?なんかおかしいな
いや、無い無い無い!だって大嫌いな〇〇やぞ!
そんな好きになるわけない…
けど、あかんな

〇:明日へ突っ走れぇ 未来へ突っ走れぇ
  魂で走れぇ

あかん

〇:あー 燃えているんだぜぇ 僕ごのみの
  ワールドォ オブ ワールドォ
  荒れるぅ海原にぃ船を出せぇ

あんなに嫌いだったあいつが

〇:すばらしい日々だ 力溢れ
  すべてを捨てて僕は生きてる

あんなに民生さんの曲しか歌わない大っ嫌いな
〇〇が今日だけ、カッコよく見える!

〇:僕らの自由を 僕らの青春を
  大げさに言うのならば
  きっとそういう事なんだろう

でも、まさかな。と自分自身勝手に考えてまう。

瞳:まさか、好きなわけ…

愛:(〇〇、かっこいい!私、好き…かも…)

そしてあいつはちょっと考え込んでから

〇:五月雨よ 教えてくれ 曇り空に叫んでた

ひ:五月雨だ。すご。

あかん!

〇:君を想う桜 風に吹かれて
  心の中を舞い上がる

麗:私のセンター曲!

あかん!

〇:Start over! Start over!
  もう一度だけ やり直そうなんて思うなら

夏:私のだ。すご。

あんなに嫌いだったあいつがかっこよく見える!
あんなに嫌いだったあいつへの目が冷ややかな目から、ハートに変わってもうた!
あかん!好きや!


元々、憧れだった〇〇くんが舞台であんなに輝いてる。ダメ、私。もう好き!(愛季)


あんなに大嫌いだった幼馴染に対して私は好きになってしまった

本番終了後

夏:お疲れ。良かったよ。

〇:あっ、そう。良かったわ。

夏:もう、そんな冷たくしなくても良いじゃん。

保:あのぉ〜

〇:あっ、どうも来てくれてありがとうございます。

ひ:弾き語り、上手だね!

〇:まっ、それなりには。

麗:次の日も出るの?

〇:さぁ、どうでしょう?

夏:じゃ、私達このあと仕事だから。じゃあね。

麗:バイバーイ!

〇:どうも。

瞳:あっ、行っちゃった…

〇:どうも。どした?俺になんか用か?

瞳:な、何でもないよ///ただ、良かったよ!って言いに来ただけ!

私は走ってしまった

〇:ふーん。変なの。

あいつは、気づかんやろな。私の気持ちなんて

次の日

私は愛季達と一緒にクラスパフォーマンスに出た

👏👏

パフォーマンスが終われば聞いたことないほどの拍手が聞こえて来た

あいつの姿は見えなかったけど、どこかで見てくれてるような気ぃしたわ。

〇:…よし

そしてそれが終われば今度は学年代表で1人ずつ何かを披露すると言うものだった。

本番前

瞳:〇〇、大丈夫?

〇:大丈夫だよ。俺はやればできるから

瞳:そっか。ほな、頑張ってな

〇:ありがとう。その一言で頑張れるわ。

瞳:めっちゃ恥ずかしいやん///

うちの代表は去年のギターの演奏を見て今年、それを覚えてた奴がいて一発で〇〇になった

夏:今日も、仕事早く終わって良かったね。

由:私、来て良いのかな?

夏:由依さんにも見て欲しくて連れて来ちゃいました。

由:〇〇くんとしばらく会っていないから良かったなぁと思って

里:昨日の〇〇くんはめっちゃカッコよかったんですよ!私たちの曲を弾き語りで歌ってくれたんです!

由:へぇ、そんなことが。じゃあ、すごく楽しみだね!

司会:最後に3年代表、藤吉〇〇くんです!
   お願いします!

瞳:どんなんで来るんやろ?

あいつが着た格好は

これだった

そしてあいつは、ギターの方に手を差し出しユニコーンというバンドの『大迷惑』から始まった

〇:この悲しみをどうすりゃいいの
  誰が僕を救ってくれるの
  僕がカンイチ 君はオミヤ 正にこの世のぉ!

皆:大迷惑!

〇:大人の恋なら キャリアが必要
  無敵のぉ!!

皆:服部ぃ!!

〇:世界を1人占めぇ!!

と2曲を披露した。

〇:ここからは弾きます

と言って12弦ギターを取り出し

〇:1234

と言い、『すばらしい日々』のイントロが始まり

〇:すばらしい日々だ 力あふれ
  すべてを捨てて僕は生きてる

由:彼はそういうの好きなの?

夏:いや、そんなことはないはずですけど。

そして、あいつは普通の6弦ギターに変え

〇:あ、1234!

と言って

〇:どっから飛んできた? 流れ弾
  知らない間に撃たれてたぁ!!

由:あ。流れ弾だ!

やっぱり、私は〇〇のこと…好きなんやな

〇:Banされても 禁止されても
  やめろって言われても 分かりました
  改めますって反省なんかしない

里:〇〇くん、選曲いいね!

そしてあいつは櫻坂だけでなく

〇:あっちを立てる気もないし
  こっちを立てる気だってまるでない
  人間関係 面倒で及び腰

夏:あ。やば。好きだわぁ、そういうとこ

と3曲、欅坂と櫻坂の曲を披露した。

〇:僕らの自由を 僕らの青春を
  大げさに言うのならば
  きっとそういう事なんだろう

そして

〇:マシマロは関係ない 本文と関係ない
  マシマロは関係ない

最後に

〇:それを もしも 無視したらどうなったぁ!!

皆:どうなった

〇:さすらいもしないでぇ

皆:ハァ、アァア

〇:このまま死なねえぞぉ!!
  さすらおう

披露し終わった後

〇:ありがとうございましたぁ!!

と、言って舞台袖にはけ、〇〇はこの2日間を通して奥田民生さんの名曲と櫻坂・欅坂の曲を計15曲を披露した

そして閉会式では

司会:今年のMVPは…藤吉〇〇さんです!

当たり前や!あんなに盛り上がったんやから

〇〇は呼ばれて舞台上に上がり校長先生から賞状を貰った

私は嬉しかった

あんな独りぼっちだった〇〇が、今こうして輝いているんやから!

こうして文化祭が終わった

私は〇〇のとこに早く行きたいと思ったその時

夏:瞳月。

瞳:あっ!夏鈴ちゃん!来てたんだ!

夏:うん。流石に弟の最後の学祭を見ないとね

里:夏鈴、このめっちゃ可愛い子誰?

夏:あぁ、〇〇の幼馴染の山下瞳月ちゃん。

瞳:どうも。

由:瞳月ちゃんは櫻坂とか好き?

瞳:もちろんです!毎日、歌聴いてます!

愛:瞳月、ここにいた!

瞳:あ!愛季。どうしたの?

愛:あ、初めまして!谷口愛季です!
  櫻坂さんの歌、よく聴いてます!

里:ありがとう!

瞳:どうしたの?

愛:いや〇〇がいなくて、どこ行ったか知らない?

瞳:え?〇〇?知らんけど

〇:♪〜おっと、これはこれはどうも。

瞳:あ、〇〇。

由:最近会えてなかったねぇ?どうした?

〇:いやぁ、あなた方はどうも甘えすぎるから避けてたんですよねぇ

由:もう!そんなこと言わないで?

〇:はぁ

夏:この後、どうするの?

〇:この後?HR終わったら帰って寝るよ。

夏:そうなんだ

里:私たち、この後家に行くんだけどダメかな?

〇:えぇ…いやだ

由:結構、メンバー来るよ?
  保乃、ひかる、麗奈、天、里奈、私に夏鈴。

〇:あっ、そうですか。てか今日さ、車?

夏:そうだけど、何?

〇:これ、家まで持って行って俺の部屋に置いといて?

夏:分かった

〇:じゃ、楽しんで

夏:じゃ、後でね。

里:じゃあね!〇〇くんも2人も!

〇:👋

先輩方が帰って行った

〇:なんかあった?

愛:HRやるってさ

〇:じゃあ、行くか

あかん、めっちゃ恥ずかしい。
あんなにも普通に話してたのに緊張する

〇:…どうだった?俺の演奏

瞳:良かったで!めっちゃカッコよかった///

〇:そんな、恥ずかしがるな。

瞳:仕方ないやろ?

やばい

やばい

何を言ったらええんや?

わからんすぎる!!


〇〇くんと瞳月は随分と仲が良いなぁ

幼馴染っていうのは分かってるんだけどなぁ

羨ましいなぁ

どうせ、私は〇〇くんに告白ができないんだろうなぁ

したところでフラれるだけだろうなぁ

ハァ…恋愛ってなんでこんな展開があるんだろうなぁ‥

そしてあいつはHR後、すぐ帰った

と思ったら

〇:瞳月と愛季、俺ん家来る?
  あの人たちが、一緒にどうかって

私達は夏鈴ちゃんの招待によって、櫻坂のメンバーと夜ご飯を食べた

そのときはあいつの演奏シーンのビデオを流しながら田村さんと守屋さんが作った料理を食べながら、私たちの相談に乗ってもらいながら過ごしていた。

〇〇?〇〇は途中に部屋から出てきてカップ麺を持ってまた部屋に戻ったりをするくらいやな

田村さんが一回聞いてくれけど

保:〇〇くんも一緒に食べようや!

〇:?

あいつはイヤフォンを付けてた

〇:なんすか?飯ですか?

麗:そうだよぉ〜食べてみて

〇:…

あいつは私達の方に来て何も言わず、保乃さんと麗奈さんが作った料理を一口頬張って

〇:ん。美味い。

なんかないんか?
でも、これがこいつなりの褒め方なんかな?

保:ありがとう!

瞳:いつも、ああなの?(ボソッ)

夏:うん。あれが最高なんだよ。
  最悪な時は「うん」だけだもん

瞳:そうなんや

〇〇に振り向いてもらうためには周りの人からそういう情報をいっぱい知っとかんといけんな

そして次の日

学校祭の振替休日で学校が休みだった

〇〇は

〇:…

愛:…ジーっ

〇:な、何?

愛:チューニングのやり方を見ています

〇:随分と近いから、集中できないよ

愛:ごめん。でも、やり方学べたから家帰る。

〇:そっか。では、ありがとうございました。

ウィーン

今日も〇〇くん、カッコよかったなぁ!!
〇〇くんとはギターという共通点があるから
それで恋愛発展を!ウヒヒ

あ、そうだ!早く帰らないと!
ひかるさんと天さんと由依さんが待ってるんだった!

〇:変なの。最近、愛季も瞳月も。

そんなこと、私は知る由も無しに夏鈴ちゃんや
仲良くなった保乃さん、麗奈さん、里奈さんと
話していた

夏:てか瞳月は、好きな人いないの?

保:それは気になるなぁ!!

私の好きな人は…

瞳:私の好きな人は…

由:広いねぇ、愛季ちゃんの部屋って

愛:そんなことないですよぉ

天:さっ!女子会しよっ!

ひ:何話すの?

天:私達はアイドルやから無理だけど
  愛季ちゃんはまだアイドルじゃないから
  出来ることがある!

ひ:なんですか!?天様!?

天:愛季!

愛:はい!

天:愛季ちゃんはだれが好きなのぉ!?

私の好きな人?それはもちろん


この好きはだれにも取られたくない


私にギターを教えてくれたカッコよくて憧れる好きな人。


昔から大嫌いだったけど、学校祭の姿を見て
あんなにカッコよくギターを弾きながらカッコよく歌が歌う姿に惹かれて大好きになった幼馴染。


瞳:私の好きな人は…

愛:私の好きな人は…

瞳&愛:藤吉〇〇が好き!

里:はい!ということで、一旦終了でーす!!

麗:すいません、これ以上書いちゃうと
  文字数が足りなくなるということを
  作者気づいてしまったらしいので

由:もっと、前もってやっとけよ!トリッキー!

トリッキー:すいません。
なんかこりゃまずいと思って、前編・後編という感じで今回書こうと思います!
ちょっと今回、瞳月ちゃんだけを書こうと思ったら、あいりたんがギターのあの流れで好きというのを何も考えず、入れてしまったので後編に続きます。
文句はいつもは受け付けないですが、今回だけは受け付けようと思います!

里:ふーん…じゃ、この代償はどうするのかな?
  ☺️

トリッキー:次回で面白く出来るよう精進します。

麗:面白く出来るよう?だけ?

トリッキー:いや、そこだけはちょっと勘弁を

由:つべこべ言わずに面白く書かんかい!!
  ゴラァァァッ!

トリッキー:は、はひぃ!!

里:ということで、次回!
  『〇〇はどっちを選ぶ?』に続きます!

由:読者のために?

〇:ちゃんと…書きます…

里:由依さん、そんなことしたらイメージダウン!

由:はっ!

由:そんなこと、私しないもん!?

里:ということで

里&麗&由:じゃ、また次回!

本当に後編へ進みます。
すいませんでした🙇🙇
次回もお楽しみください

→後半へ続く

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