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お別れでしか守れないもの

先日、ドラクエ10のなかで特別な存在だったフレンドさんとお別れしました。
「手放す」という言葉は、それまでは手を繋いでいたんだなって、なんだかじわっときますね・・・。
もうお友達ではないので、便宜上そのかたのことを「お別れさん」と呼ぶことにします。

お別れのお手紙は長くなったので、X(旧Twitter)のDMで送ったのですが、ものの数分(秒に感じましたが・・・)でブロックされました。
これはもう、準備してたのかもしれないですね・・・。
ブロ解はよくありますが、ブロックってかなり重い対処方法なので、さすがに「大嫌いだよ」というメッセージなんだなというのはしっかり伝わりました。

大嫌いという気持ちを受けるのはすごいですね。
まるで銃弾を浴びているようです。
SNSで嫌われた人が死んでしまうの、今回のことで気持ちがわかりました・・・。

そして以前、お別れさんがくれた手紙の一節に「嫌いになった人のことなんて見たくも考えたくもない」とありました。

このふたつのことから、お別れさんがこのnoteを見ることは絶対にないだろうと確信しているので、徒然と思ったことをしたためようかと思います。
(以前「こっそり見てる」と言われたので、今までは整理したいことがあってもなかなか記事にはできませんでした。)

詳細を書くと暴露記事みたいな印象になってしまいそうで怖いので、自戒を込めて(悪いのは全部自分なので)もしも経緯などを書くとしたらそれは有料記事にしようと思います。

今回は単に、今の状況と気持ちについてです。


お別れさんにとって大嫌いな存在になってしまいましたが、それでも自分はたぶんずっと大好きです。
老後ボケたら名前を呼んでるかもしれません(笑)。
嫌いになれたらラクだったのになぁとは思いますが、自分の心に嘘はつけないですね。
ノエキャロのことを嫌いになったことでお別れさんはつらい思いをしなくて済んでると思うので、そこは本当に幸いでした。

自分はブロックされたのでもう見えないけどXも今まで通りやっているみたいなので、だからドラクエも同じように楽しく遊べているのかなと想像しています(そっちは聞いてないのでわかりませんが)。
元々そのためのお別れでしたし、今まで以上にお友達と楽しく過ごせるのではないかと思います。

ブロックしてもらったお陰でそのあたりが直接目に入らなくて済んだのはすごくよかったかもしれません。
元々とてもつらくなったのも、お別れさんとその大切な人とのXでのやりとりが原因だったので。

お別れしたらそもそもXも見るつもりはなかったのですが、見ることができる状態にあるとやっぱり「絶対に見ない」と断言はできないですしね・・・。
お互いにXをやってなければ、きっと今も一緒にいられたんだろうなと思います。

お別れさんの話していたことで特に心に残っているのが、「人は些細なことで変わってしまう」と「ノエがなにをしても絶対嫌いにはならない」のふたつで、このふたつは非常に矛盾するので「どっちが本当なの?」ってすごくしつこく聞いてみたことがあるんです・・・我ながら面倒な性格ですね(笑)。

お別れさんは「どっちも本当だよ」と優しい嘘をついていましたが・・・今になって「人は変わってしまう」が真理だったんだなって実感しています。

お別れさんには、ドラクエ内のバトルから日常のお役立ち情報(?)まで、とにかく色んなことをたくさん教えてもらいました。
前に所属していたルームの主さんから誹謗中傷を受けたときも、自分から話を聞いて無条件で寄り添ってくれたり・・・本当に、とても優しい人でした。

ノエキャロという人間はずっとチヤホヤされて温室で育ってきたような、人の心もわからないロボットみたいな人間です。
たぶんそういうこともわかっていながら、それでもそばにいてくれたことにすごく感謝しています。

一緒に過ごした時間はいつだってすごく楽しくて。
自分には到底用意できないキラキラな思い出を、たくさんくれました。
なにもお返しできなかったのが残念です。


ただ、そういった全ての美しい時間をもってしても、やはり自分の心の痛みには勝てませんでした。

お別れさんの近くにいれば、お別れさんになにがあっても自分が守り救えると信じていましたが、お別れさんが自分にとってそこまで特別な存在になったことで、心がだめになってしまったんだと思います。

きっと、お互いの気持ちが釣り合わなくなってしまったんですね。

お別れさんにノエキャロ以外のとても大事な存在が現れたことで、ノエキャロがお別れさんの世界にいる意味が、少なくとも自分にはなくなってしまいました。

そういうことに気付いてからは、その事実を証明され続けるような日々に変わってしまい、さらにお別れさんに「自分にはなにもできない」と突き放されたことが決定打となり、とうとうお別れすることでしか、お別れさんの日常と自分の心を守れなくなってしまいました。

お別れさんからは口にしてもらえませんでしたが、たぶんお別れさんのほうがお別れを望んでいたように思います。

大好きな人とのお別れは、心の一部が死んでしまったようなかんじで、この心の一部が再生するにはとても時間がかかるんだと思います。
こういう痛みを、お別れさんが味わわなくて済んで本当によかったなぁ・・・心臓をえぐられるような痛みで、なぜか心って眠れないくらい痛むんですよね。

今はそんなかんじで過ごしています。

ただ悪いことばかりではなくて、針のむしろのように感じていた日々から開放されたことにより、健全な状態に戻れたのはすごく嬉しいです。

もう、他の人に対してのお別れさんの大好きを見なくて済む。
もう、自分への思いを探さなくても済む。
もう、周りの人に心配させなくて済む。


話が変わりますが、8年くらい前になるのでしょうか、今回とは全然違う理由ですがケンカ別れしてしまったフレさんがいたんです。

お互い好きなのに矛先を収めることができなかったというか・・・お互いに自分の主張(正義?)を引っ込められなくて、双方合意のもとお別れに至りました。

でも偶然というか運命というか、その2年後くらいに邪神で偶然一緒になって。
バトル勢なのに、床ペロのノエキャロを無理に蘇生して自分が死ぬという、キャラに似合わぬ行動をずっと繰り返していて驚きましたが、戦闘終了後ふたりだけの空間になり、なにも言わずふたりで同時に「いいね」をしていました。

それがきっかけでまたフレンドになったものの、間もなくそのフレさんのリアル都合で引退してしまい・・・しかしながら今でも年に一度(お正月の挨拶)はLINEでお話するという、良い関係に着地して今に至っています。

今回との一番の違いは、お互いに対する好意と信頼関係なんですよね。

「大嫌い」と表明されてしまったので、もしも何年後かにオートマで出会っても、誰よりも早くノエキャロがその場を去るしかないと思うので、そういう状況に至る可能性はなく・・・。

お別れさんに言われた「どうせ同じことを繰り返すんでしょ」という言葉も、信頼関係が失われたことを如実に物語っています。

好意も信頼関係も無くなった今、「何年かあとにまたお友達になれる」という希望は一切ないですよね。
今まではもう一度フレンドになるということもありましたが、今回とうとうノエキャロはお別れさんの世界から完全にいなくなりました・・・。

ノエキャロと一緒にいることで見られた景色があるということも、たぶんわかると思うんです。
でもそういったことも全て含めて一緒にいる努力をする価値がないと思われたので、悲しいけどその時点で未来ってなかったです。

そういったことを全てわかっていても「いつかまた、もしもまたお友達に戻れたら」って思ってしまうのはなぜなんでしょうね。


ここまでめそめそした文章を書くと、仲良しさんが読んでいたら心配になるかもしれませんね。
心配してたくさん遊んでください!(笑)

ネガティブな人間ではあるものの、自分の価値というものに多少なりとも自覚があるので「せっかく出会えたのに自分の価値に気付かなくて手放してしまったんだな」という考えがあるのも、実は否めないのです。(とても嫌な人間だとは思いますが・・・。)
だからこれがきっかけで心の病に陥ることもないので、あまり心配しないでくださいね。

徒然と書きましたが(ここまで書くのにさすがに数日かかりました・・・)お別れさんに出会えたから、ドラクエ10をやってよかったなと本当に思っています。

出会ってくれてありがとう。
一緒にいてくれてありがとう。

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