自分のこと、特別だと思ってない?

最近、友人から
私へ急に投げかけられた
ふいうちの言葉。

「自分のこと、特別だと思ってない…?」

「…」

もう何年も仲のいい優しい友人が
普段は絶対口にしないような
こんな風な言葉を
私に、ぶつけてきてくれて
すごくびっくりしました。

私が
普段から思っている
日記に書いてきたようなこと
やりたいことを
初めて正直に打ち明けた夜
こう言われてしまったのでした。


これを言われたとき

私は
実際、何を思っていたかというと


あー、

きたきたきた…

きたか…

これだ…

って思いました。

それと、後から

本谷有希子さんの本を
読んでいて本当に本当に
よかったなと思いました。

私に本谷さんという1人の表現者を
教えてくれた人に
感謝の気持ちが湧いてくるし、
本谷さんの本を読んだときに
感じた若かった私の心は
今の私を強くしてくれるための
お守りになっていたことに気づきました。


私は、この友人からの質問は
世の中の多くの人の悩みにつながっていると思います。

あなたは
特別な存在だ。

って言われたい。

みんな、言われたいんですよ、本当は。

でも身近に
それを言う人が
いない。

私が言おう。

「あなたは、特別です」

このことを
私は詩で表現していきたいと
今までずっと
思いつづけていて
実際にやってみてたことも
思い出していました。

私自身のことを
本当にそう思っていないと
伝わらないと信じているから
ひるんではいけません。



でも、友人に
実際、聞かれたとき
うまく言葉にできない自分がいて
何も言えず、悔しくて泣きました。

何をどんな風に
どうしたら、私の言いたいことって
伝わるのかな…。


自分の価値は自分で決めていい。
https://note.mu/kaorin926/n/n95b6f34c08d0

私は以前から、
ずっとそう唱えているのですが
本当に今でもそう思っています。

でもなかなか表現しきれない。

一瞬でもいいから
詩でもいいから
頭で理解するんじゃなくて
そう心で、実感してほしい。

孤独をテーマに
作品を作ってますが
根底には、そういった思いがあります。

単純に
自己評価が低い、高いの話ではなくて。

私たちは
たった
1人です。

この世に生まれてくることができた
たった1人の存在。

たった1つの人生。

完全無欠のオリジナルです。

それだけで
特別です。

機械で
大量生産。

…できません。

それがどんなにすごいことなのか
現代人は、すっかり忘れてしまっている…!

私は
虫の中で特に
バッタやカマキリが好きで
もし見つけたら
手のひらにのせて
その小さな、細い体に宿る
命の不思議に
すごく感動してしまいます。


この命がもし消えてしまえば
どんなに優秀な人間、神様でも
生き返らせることは
不可能です。


小さい頃は
そんなこと考えたことなくて
1人でいるときに
田舎道の大きな蜘蛛の巣を見つけたら
その辺で見つけた葉っぱや虫(バッタだったかも)を蜘蛛の巣にめがけて投げ込んで、蜘蛛の巣に引っかかればすこし楽しく、蜘蛛の巣をさらに壊して遊んでいる残酷な面もありました。

人間は、残酷な生き物だけど
それを後悔し、あらためることができるのも
また人間だけなのかもしれません。

私は、いつか、母になったら
あなたは、特別な人なのだと
教えてあげたい。

あなたが生きていることが
それだけでどんなに素晴らしくて
尊いのか。

そして誰しもがそうなのだと
教えてあげたい。

それを忘れずに生きていきなさいと
教えたい。


私は、たまに、現代が嫌いになります。

そんなとき、私は、すごく孤独です。

「社会」の中でいる自分を少し
横に置いといて、

私っていう1人の人間。

生き物。

でありたいけど

現代では、その願望が
高らかに言われることはないような気がします。

私は、愛する人と

お互いを尊重しあって

あなたは、私にとって
もっともっともっと特別な存在なのだと

お互いに確認しあって

その命の存在を確かめあって

ある日突然、世界が始まったことを

いまを生きていることを

ただただ喜びあいたいです。

そこまで、友人に言えなかったな。

難しいね。。








内面の探求が好きでnoteにたくさん書いていきたいです。 サポートしてもらえたら、とてもうれしいです。