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歌劇「明治東亰恋伽」月虹の婚約者 配信版感想

 パライソのライビュ情報が出ましたね!!千秋楽は木曜日か…無理だな…。青江は…青江単騎の情報早く…。荒木さんの写真集が来て、ビニールのカバーかけようとしたら最終ページにノリがついてほんの少し剥がれるという悲劇…。

 dアニメの配信版で見た月虹の婚約者のネタバレ感想です。刀ミュなども言及あるので、ご了承ください。

 dアニメストアにはこの「めいこい」の舞台作品はもう一件ありました。「朧月の黒き猫」で、多分こちらが前作なのですが、配信版はライブ版なのかな、映像や音が見づらくて一回リタイアしました。こちらにも荒木さんは出演しています。どちらも森鴎外の役です。(こちら含めて鴎外の字はオウの字が正しく出ません。)もともとが乙女ゲームで、「黒き猫」と「月虹」は別のルートみたいなので見ていなくても大丈夫なようです。見ていれば小ネタが面白いという感じ。私は知らなかったのですが、「めいこい」は結構メディアミックス展開されているみたいですね。

以下感想です。

全体的な感想

・初めて女の人が出ている2.5次元を見ました。やっぱり女の人の声が入るとまた華やかな感じがいいですね。

・ヒロイン役は前作とは違う、鈴木桃子さんが演じられています。歌がうまい!声がかわいい!演技はこれからどんどん発展していくんだろうなという印象。衣装はなぜあんなに野暮ったいのか。もっと彼女が可愛くなるバランスもあるんじゃないかな。乙女ゲームの世界観にはああいうのが合うのかな?

・アンサンブルの人の力がとても強い。

・正直、世界観は謎だった。なぜここに斉藤一…?文化人ですらないと思う…。刀ステとかは背景知識があればあるほど楽しめるけど、この作品は何も考えないで少女マンガ的な世界を楽しむがよい。

・北川さんがボブカットのウィッグで骨喰の色違いだな。

森鴎外(荒木宏文さん)中心感想 ストーリー順に

・鴎外なので軍服姿で登場。白い軍服にブーツ。おんなじ軍服だけど青江の軍服よりもふわっとしたシルエット。結構ペラペラペラって感じの話し方。原作がそうなのかな?一人称は僕、二人称はおまえ。この「おまえ」の発音の甘さ。

・主題歌「月虹の婚約者」がめっちゃ名曲。鴎外は1番は軍服姿で。螺旋階段に立って振り返るところ、もう完全にディズニープリンス…。1番サビでダンスがあるんだけど、相変わらず素晴らしいです。サビ最初でちょっとジャンプする振りがあるんだけど、すごくふわっと飛ぶので空飛んでる…?羽生えてる…?みたいな。全体的に細かい振りなんだけど、それでもバタバタしないで踊っていてさすがだなあと思う。♪そのぬくもり〜で後ろをパッと向くんだけど、一瞬だけど完全に静止しているので残像が見える。二番で主役2人はお着替えして、女学生スタイルと着流しに。大サビでヒロインのめいちゃんの歌声が重なるんだけど、とてもよいひびき。鴎外羽織の中から手を出してめいちゃんに手を差し出すところ、あんな綺麗な手の出し方ってある…?最後跪いていわゆるプロポーズの格好に。めいちゃんの白い手に重ねられる鴎外、というか荒木さんの手の大きさに注目しない人はいますか。いない。横山大観のダンスがはちゃめちゃでかわいい。

・鴎外の行水シーン。鼻歌でふんふん歌う鴎外さん。ちょっと音程外れててかわいい。肩から上が肌が見えるシーン、筋肉がすごいな。こんな後の腕相撲大会の前振りか。

・神楽沢で菱田春草と森鴎外が腕相撲対決。たぶんこの対決メンバーと対決内容は日替わりかと思うのですが、このカードは前作でもありました。その時はわざと鴎外が負け、罰ゲームでトマト粥を食べていました。全然春草さんは歯が立っていなかった。そしてこの作品でも再びの腕相撲大会。完全に体重かけている春草さんに普通のテンションで話しかけながら余裕綽々の鴎外。というか荒木さん。「いつか春草は僕を超える。でもそれは…今じゃない⭐︎」のセリフと共に圧勝。あの筋肉は伊達じゃなかった。そのあと勝者が歌うことになっているのか、ちんとんしゃん、の歌の声がまた艶っぽい。

・後半は怒涛の少女マンガセリフのラッシュを浴びる。客席からやってくる鴎外は必見。

・エンディングにも主題歌が歌われる。オープニングのよりも楽しげなダンス。千秋楽だろうし、やりきった!!って、感じがある。ターンが他の人よりもタイミング遅めだけど、前を向くタイミングが同じ。つまり、荒木さんのターンめっちゃ速い。

・カーテンコール、めいちゃんのドレスもあいまってディズニープリンスみのある軍服再び。再演があるかはを「おまえたち次第⭐︎」らしいです。笑。

ちょっと文学的に解釈違いだったところ。

・実体化したエリスは舞姫のエリスなのか?実在したエリスをモデルにしているのか?舞姫のエリスだとしたら、絶対に「彼をよろしく」なんて言わないと思う。でも、作品から抜け出したものであるならやっぱり舞姫のエリスだろうし…。

・鴎外がエリスとの結婚を諦めた時のことについて、「自分の役割を果たす」「個として生きる」「森家の嫡子として生きる」と並べていますが、一般的に明治時代の考えでは「個として生きる」≠「嫡子としての役割を果たす」となります。これは高校生のテストにもかなりの確率で出題される重要かつ基本的な考え方です。どれくらい基本的かというと砂糖は甘い、のレベル。舞姫の主人公である豊太郎は個として生きることに失敗し、無念のうちに帰国するわけです。何か意図があって解釈を独自にしているとは、ちょっと考えづらいので、たぶん間違いだと思います。いくらゲームとはいえここは流石に押さえておくべきではないなかったのでしょうか。

まとめ

 昨日前半見ていた時点では実は円盤買う気満々でした。だってこんなプリンスな荒木さん、絶対手元にあってほしいし、主題歌のダンスをもっと見たい!!と思ってました。でも上で書いた解釈間違いなどからちょっと気持ちが冷めてしまって…。めいちゃんも妙に野暮ったくしてるのがなんとなく気になるし…。たぶん私が乙女ゲームユーザーじゃないからですよね。とりあえずdアニメにあるのでしばらくはそこで見て、自分がdアニメ解約するか、この作品が配信終了する時に円盤購入を検討しようかと思います。でもぼんやりしてると円盤在庫切れしそうだからこまめにチェックしたほうが良い感じですね。

 とはいえ、プリンスな荒木さん(本当は軍医だけど)は必見なのでファンなら見たほうがいいとは思います。






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