卓上旋盤 WM210V のスローアウェイ工具について
スローアウェイ工具(turning tool)はホルダー(holder)とチップ(inserts)からなる。
アマゾン、ariexpress、Temuなどで売ってる、7本セット。
WM210V系の旋盤では芯高から、10mmと12mmが適応する。10mmは敷板が必要になる。12mmは芯より高くなることがあるので、その場合はフライス盤などで削って調整が必要になる。16mmは刃物台に収まっても、刃先が回転軸(芯)より高くなってしまうので使用できない。
セットの内容
外径・端面加工用
ホルダー:SCLCR1010H06
適合チップ:CCMT060204
外径ねじ切り加工用
ホルダー:SER1010H11
適合チップ:11ER■■(■は任意の値、ねじ切る種類によって選ぶ)
倣い(ならい)加工用
ホルダー:SDNCN1010F07
適合チップ:DCMT070204
突っ切り・外形溝加工
ホルダー:MGEHR1010-2
適合チップ:MGMN■■(■は任意の値、溝の幅によって選ぶ)
外径・倣い加工用
ホルダー:SDJCR1010H07
適合チップ:DCMT070204
内径穴繰り加工用
ホルダー:S10K-SCLCR06
適合チップ:CC■■0602■■
内径ねじ切り加工用
ホルダー:SNR0010K11
適合チップ:11NR■■(■は任意の値、ねじ切る種類によって選ぶ)
使ってみた感想
丸棒Φ6mmのSS400(軟鉄)を削ってみたが、失敗した。
突っ切り加工(2mm)でチップが折れた。
チップもワーク(材料)も折れた。心も折れた。
慎重に、ゆっくりと、なでるように加工しないとチップが折れる。
気持ちよくワークが削られていくショート動画のようにはいかない。
原因はチップか、旋盤か、操作者の力量不足か、はたまた全部か。
完全な未経験者だが、端面加工と外径削りはそこそこ上手くいった。
突っ切り加工をするよりも、ワークを完成形より少し大きい形で切り出して、端面加工で微調整する方が良いかもしれない。
(参考)突切り加工のコツ。突切り加工時に大事なポイントーミスミ
https://x.gd/plduC
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