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CB400SSの話 #1

すっかり日があいてしまった。

元旦に何か新しいことでもやろうかなと書こうと思ったこのnote
恐ろしいことにもうすっかりやる気を失っている今日このごろ皆様いかがお過ごしでしょうか?

このままだと本題に入る前に閉鎖しそうなのでとりあえずバイクの話だけでも書いておこうと思うのです。

CB400SSとは?

これは2001年〜2008年まで発売されていたHONDAの400ccバイクの名前
wikiがあったので載せてみる

16歳のときに初めて乗った原付きスクーターからはじまり
いくつかのバイクを乗り継いだ末に現在俺が所有しているのがこのバイク。

実物はこれ CB400SS初期型 パールアトランティスブルー(公式の色名)

はじめてバイク屋さんにこの車両を見に行った当時の写真

このバイク2001〜2008まで生産された中で何度か軽めのモデルチェンジをしたんだけど、たぶん一番大きな変更点は2003年冬以降のモデルからセルスターターがついたってところ。

つまり、こちらの初期型は”キックスタートのみ”という仕様になっている。

セルとキック

セル?キック?? 何のはなし?って方のためにザクッと書くと
・ボタンを指で押すだけでエンジンかかるのがセル
・キックレバーに体重乗せて蹴りおろしてエンジンかけるのがキック

多分文字じゃ伝わらないのでとてもわかり易いサンプルとしてyoutubeにあった他人様の貼らせて頂く。

これがセル(右手の親指でボタン押してる)


こっちがキック、ちなみに俺のと全く同じ車種なので俺も完全にこのやり方

ひと目見てわかると思うんだけど圧倒的にセルが楽これはもう完全に圧勝。

この映像だとキック一発でエンジンかかってるから大変にみえないかもだけど時にはエンジンがなかなかかからずこれを何回もやることに。
蹴りおろした勢いでキックペダルから足が外れて跳ね返るペダルで脛を強打して悶絶とかセルじゃ味わえない経験もしばしば。

なので現代、というよりこのバイクが発売された2001年当時、というよりもっともっと以前から日本で売られている殆どのバイクはセルスターター方式でキックペダルはそもそもついていない。

まれにキックペダルがある場合も、たいていセルもついててキックはバッテリーに困った時用とかほぼ飾りでキックスタートのみのバイクなんてのはほぼ絶滅危惧種。
実際CB400SSも発売後に早い段階でセル付きにモデルチェンジしたし。

じゃあなんで2001年に世界のHONDA様がキックオンリーなどという仕様のバイクをわざわざ発売したかというと

YAMAHA SR400を倒したい

それに尽きるであろうと思う(本当の理由はしらんけど)

絶滅危惧種

ちょっと横道にそれるけどバイクって乗り物はザクッとわけてエンジンの方式以外にも見た目からしてわかりやすくいくつかの形状に分類されまして。

例えばよく知られてるハーレーみたいなアメリカンスタイルとか、
カウルで覆われたスーパースポーツとかレーサレプリカとかって速いの、
逆にカウルがなくてむき出しのネイキッド、
わかりやすく形が違うスクーターとか、とかとか…

YAMAHAさんのサイトに詳しいこと書いてたから貼っとこう


この中のネイキッド、なかでもクラシカルとかドラディショナルだとかいわれるレトロシンプルな雰囲気を醸すジャンルがありCB400SSもそこらに区分けされる車両なんだけど、その道の圧倒的トップに君臨するのが1978年に発売されて2021年の生産終了まで絶大な人気を誇ったYAMAHA SR400というバイク(俺も以前乗ってた)

で、このSR400が「キックしかないバイク」で有名。
なので2001年に産まれたこのバイクがキックしかない絶滅危惧種仕様なのは

YAMAHA SR400を倒したい

それに尽きるであろうと思うわけで(2回目)

指先ひとつでエンジンかかるセル式のバイクに比べていちいち全身運動を余儀なくされるキック式、それはもう圧倒的に不便。

信号待ち先頭でエンストなんかした日には後続車に容赦ないクラクションを浴びせられて、キックの運動だけじゃない汗が全身にあふれたり。

それでも何故にキックだけしかないバイクがあるのか?

だって、なんかかっこいいじゃん

ただこれだけ、ただのロマン。

笑うことなかれ、そもそもバイクなんて暑いし寒いし。
屋根もないから雨にも風にも弱いし荷物も積めないし。
転んだら怪我するしイタズラされるし盗まれるし。
今となっては停める場所を探してさまようような目にもあう根本的に不便な乗り物。

それでも乗ってるのはただの酔狂。
そんな人間に利便性を説くのは無駄、バイクというのはそういうもの。

だからこそあえて選ぶキックオンリーのSR400であり、以前SR乗ってたから同じのより別なの乗ってみようといろいろ探して決めたのもキックオンリーのCB400SS初期型。

しかしこのキックしかないという不便さがこの顛末を招く原因になった。

不動のはじまり

いろいろあって2008年頃からはしばらくバイク乗ってなかった俺。
持ってた車両も手放してしまっていた。

そこから5年ぐらいしてバイクに乗りたい気持ちが溢れてしまい、なんだかんだで中古のCB400SSを手に入れバイク乗りに復活!

それから数年がたち…俺は…

ギックリ腰になりました。

ある朝起きたら身体をまったく起こせなくなってた。

しばらくしたら歩けるようにはなったものの、腰はずっとおかしくて。
ちょっと良くなる、またピキってなる日々を延々繰り返すありさま。

そんなザマの人間がキックでエンジンをかけれるはずもなく、
しばらくの間ウチのCB400SSは完全に沈黙。

それからも書類がなくなったり体調がまたおかしくなったり色々あって気づけば数年がサクッと経過。
当然車検はとっくに切れて公道走行不可の状態。
(バイクは250cc超だと2年に一度車検)

かくして軽めの不動バイクが1台出来上がったというのが話のはじまり。


本題に入る前に長くなりすぎたので一旦これにて、続きはまた。

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