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静かな画面の中。

遺伝子だろうか。今だ!子供たちはおしゃべりしていない!と「あのね、夫、」と話し出すのと同時に子供が喋り出す。わざとではなく、まじで偶然被っている。重要であれば一旦子供を待たせるが、大抵どうでもいい話で、つい話すのをやめてしまう。
そんなどうでもいい話をしない日が数日続いた。お互いに話したいことをながし続けたところ、何がどうという理由もなく、なんだか雰囲気が悪くなった。悪いと言うのも変な、なんだこれ、という雰囲気。
おととい通院先の待合室で暇になり、小さいことだったが夫にLINEを飛ばしてみた。
なんという不思議な感覚。だれにもこの会話は邪魔されない。
会話してスタンプを飛ばしsimejiの変な顔文字をくっつけ画面上はガチャガチャやかましい。でも素晴らしいことに誰にも遮られない。とても快適だった。
ありがとうLINE。
ありがとうスタンプ。
ありがとうsimeji。
ありがとう4G。
待ってるよ、5G。

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