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親と子

この前テレビで元KARAのハラちゃんの話を観て、親の子への想いと子の親への想いが噛み合わないことって悲しいなと感じました。

わたしもハラちゃんと同じような境遇で、わたしが5歳のとき母親が男作って出ていっちゃって、それから25年間完全に音信不通です。親権も放棄したし、なんなら子ども嫌いな人だったので一緒に暮らしてたときは殴られたり閉じ込められたりご飯もらえなかったりしてました。

5歳ながらに離婚するときどっちに来るか聞かれて、嫌がる弟を丸め込みつつ音速で父親を選んだのを覚えています。人生で一番成功した二択でした。

ハラちゃんと違うのは、「お母さんに会いたい」って言うどころか思ったこともないところです。

向こうも会いたくないし、こちらも会いたくない。あの母親の愛なんていらない。

ハラちゃんはお母さんに捨てられたのわかってたけど、それでもお母さんの愛が欲しくて、裏切られて…相当な悲しみだったんだろうなと。

日記に「心が満たされない」というようなことを書いていて、めちゃくちゃ共感しました。

母親の愛ってやっぱり人間を形成する上で、非常に大切だと思います。特に自我を形成する時期は必要ですね。

わたしもずっと心が穴あきバケツ状態です。多分死ぬまでずっとどこか空虚だと感じ続けるんだろうなぁ。流石にもう慣れちゃって、いつか埋まるかなぁと思ってますが。空っぽだけど、母の愛はいらないかな。

何年か前、会社の人に母親のことをきかれて「20年くらい会ってないです」って答えたら、

「会いたいと思わないなんて、子どもとして異常」と言われました。

いや、なんでひどい仕打ちされたのに「それでも恋しい!会いたい!」って思わなあかんねん?!?!って喉元まで出かけたんですが、何とか飲み込みました。

今考えたら、その人も離婚して子どもから離れてて、それは親目線の子どもへの理想なんだなと。子どもからも無償の愛を欲しがっている。

こういうのも噛み合ってない不幸なんだろうなと思います。

親から子どもへの想いと子どもから親への想いは本当にイコールなのかな?

何を求めているのか噛み合ってないときが一番傷つきますよ。

…ハラちゃんは色々あって自殺されましたが、個人的には自殺肯定派なので、違う世界で幸せでいてくれたらいいなと思っています。

全世界の片親っ子が幸せに生きられる世の中でありますように!


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