角野さんの海外レポート

角野ファンだったら、とっくに読んでおられるであろう海外レポート(2019年9月12日公開)を偶々ヒットしてきたので今頃になって読んだ。やっぱり、この人は面白い。視線がヒューマンで結構万人向けな感じがするところがいい。特に音楽に通じている訳でもない私が読んでも、興味をそそられる。去年ポーランドに行かれた時に、1日前乗りして、なんと、あのアウシュビッツ収容所に行かれたらしい。(へぇ~)

ピアノという楽器も、今でこそ、あのどでかいピアノだけれど、昔はそんなに大きくもなく、音の余韻も短いし、音量だって、昔のピアノで出るffと現代のピアノで出すffでは、全く違うそう。

そういえば、昨年12月に聴いた角野さんの英雄ポロネーズの1拍目の音は、今まで私が聴いてきた(そしてあまり好きでもなかった=気取りすぎ)英雄ポロネーズと違っていた(一拍目を長めに強調してはおられなかった)。おやっ?って思って、聴きなれない解釈だなと思ったけれど、ショパンが生きた時代の英雄ポロネーズのビアノ演奏を忠実に表現されたもののよう。なるほどね。

読んでいて、他にも色々と面白かった。また今後も時々読み直してみたい。

https://research.piano.or.jp/report/topics_others/2019/09/sumino_masterclass.html

明日は久留米美術館に「ショパン展」を見に行く。若いころはショパンという名前だけで勝手に儚く思い描く世界があった。音楽に傾倒している訳でもないので、特にショパンに興味を持っている訳でもないけれど、「文字」というか「人の筆跡」を見るのが好きなので、ショパンの筆跡の実物を見て見たいというのと、その時代の気分が少しでも現物からリアルに感じることができるといいなと思っている


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