スラムダンクを始めて買った日

スラムダンクをジャンプで初めて読んで
コミックスを購入しようと思った。
僕の住んでいる町の書店には入荷の兆しがなかった。
なぜかは忘れてしまったが、都会の病院の売店で4巻を手に入れたのが始まりだった。
それから、週刊連載を楽しみながら、1巻ずつ購入していった。
その当時のジャンプはドラゴンボール、幽遊白書、スラムダンク、ろくでなしブルースなど人気のマンガが目白押しで少年たちは毎週ジャンプを買いに走っていた。

ちょうど僕の田舎の町にもコンビニができて、毎週火曜日は早朝からジャンプを買い求め、友人たちよりも早く読んだことを自慢し、ネタバレさせては顰蹙をかっていたという思い出。

そんな懐かしい日々の大好きだっあの伝説的な漫画スラムダンクが原作者のもと映画化されることになり公開された。
コミックスは実家に長年放置されて色落ちし埃をかぶっていた。
帰省したタイミングで持ち帰り、読んでから映画を見ようと考えた。
しかし、漫画を見る時間もなく、上映期間が終わる前に映画をみにいかねばと心が
私をつき動かした。

映像が流れて。昔。頭の中に焼き付いたマンガの名場面がリンクして不思議な感覚に陥った。映像はこれまでのアニメとまったく違うもので、リアルさの追及。実際にバスケットのプレイを見ている感覚、ピック&ロールのパスが通る気持ち良さを体感させられ、バスケットが好きな人、キャラクターが好きな人、物語が好きな人を感動させる作品となっていた。
連載がおわって20年以上も経つが物語は古びることはなく、鑑賞後、新しい勇気を貰った気がした。
こんどこそ、新しい1歩を歩める気がした…

昔から読んできて、ほとんどの人がなんらかの形で知っていて、思いを共有できる物語はやはり凄いもので、この作品に出会えて素直に良かったと心の深い部分で思えることができた。

ファーストスラムダンク。


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