ゼミの課題で勝手に書いた論文のうまく行かなかったやつをnoteに載せて消費することでなんか勉強した気になるのでやります。

 非難されるべき逸脱者とは常に明確である。物事には常に原因と過程が存在する。一つ一つ紐解いて行けば、必ず逸脱者は明確になると確信している。
 まず、逸脱者が出るにあたって、なんらかの原因が伴うのは周知の事実である。なぜならば世間一般的に見た常識通り生きていれば逸脱者になることは難しいためである。仮に逸脱者が出るにあたって、詳細な状況設定がされている場合は簡単である。コンビニの例で例えるならば、強盗が入る、客がいつも些細なことでクレームを入れる、店員がいつも嫌な対応をする、どこの店舗に行っても店員が粗悪であるなどが挙げられる。この場合、誰が悪いのかは一目瞭然だ。
 しかし、仮に詳細な状況設定がされていない場合、それを把握していない、あるいは怠った客、店員、質の低い店員を雇った企業、全ての責任であると私は考える。
 だが、そもそも状況設定がされていない場合なんてあり得ないというのが本来の私の意見である。情報量が少ないが故に、現実的に起こることのない状況であることは明確である。なにか問題が起こり、その場にいた人間が事の原因や逸脱者が出る経緯を把握していないことは、あまり考えにくい。「ここでなにが起こりましたか」という質問に対して「わかりません」と答えることは例外を含めたとしても、極めて少ないことだと考える。

結果的から言えば、上記の文章は、間違いです。先生が言いたいことは、こう言うことではないと気づいたため、没となりました。この文章は、仮に自分が全ての状況を把握できる人間である前提で話が進んでいます。まあ、神でもない限りそんなことはありえません。みなさんは「ラプラスの悪魔」をご存知でしょうか。
 
ラプラス‐の‐あくま【ラプラスの悪魔】
フランスの数学者・天文学者ラプラスが自著で述べた超越的存在。 ある瞬間におけるすべての原子の位置と運動量を知り得る存在がいると仮定すると、物理法則にしたがって、その後の状態をすべて計算し、未来を完全に予測することができると主張。

量子論のせいで不確定要素があるってのが判明したせいで全ての事象の把握は不可能になり、今では否定されています。ゾッとする話だとは思いませんか。このラプラスの悪魔が存在したなら、上記の文章は成り立つと言えるでしょう。非常に面白いです。


ゼミの課題に対してここまで真面目な生徒は自分しかいないんじゃないかと思うぐらい真剣に取り組んでいる気がしますね。犯罪学に対して抱いた疑問と批判です。社会学というのは、抽象的な例が多いです。非常にわかりにくい学問であり、正解のないものでもあると私は思います。だから成り立ってる部分もあるわけですしね。

まあ、興味はないんですけどね。

ちゃんと文章書き直します。
矢部暢崇でした。

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