性癖 バックハグ

また非エロです。だって電車内で書いてるもん。

さて、これはくすぐりと似たような特徴があります。
ユニセックスどころか誰でも、どんな関係でも成り立つ上に
微量の下心、悪戯心、愛が含まれるのです。

その時点で万能、最強なのは言うまでもないです。

じゃあ普通の(面と向かう)ハグはだめなのかというと、単純に自分が“真の愛”やら“愛の共鳴”あたりを知らないというか興味ないというか、
「“オタクの理想”に対する逆張り」なんです。
そんなことありえないでしょっていう。

オタクとはそういう生き物なのです。
「激アツ理想語り」:本来の性質
「過剰な現実投影」:自分はまともだと思い込む
「ド悲観」:本人の現実が悲惨だもんね

お話として筋が通ってないと満足できないオタクにとって、最初から相思相愛、100%相思相愛は咀嚼出来ないのです。

その“文脈重視”姿勢が倒錯的な歪んだ愛を好むようになる原因というわけです。

さて、話をバックハグに戻しましょう。
歪んだ愛の一例、お互いの矢印(=想う感情)のデカさが違う時にバックハグは有効です。

一方的に尊敬、恋慕している相手に対して…
身分や立場の違いから…

そのような直接的な温度差を演出する以外にも、
(される側も)好きだけど、恐れ多かったり恥ずかしくて
面と向かって受け止めきれない時とか
逆に(される側が)行ってしまうのを引き止める時とか
そういう解釈によって動きや奥行きを出せる表現なのです。

普通のハグがシンプルで強固なのに対して、
バックハグはハイコンテクストで不完全なのです。

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