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三井寺と琵琶湖疏水

多賀大社の謎を残しつつ、近江鉄道に乗って多賀大社前駅からまた彦根駅まで帰る。そこからJRで膳所まで、そこで京阪に乗り換えて三井寺駅まで1時間半ほどかかる。この路線もワンマンの2両の小さい電車。彦根からだと琵琶湖の反対側の湖岸、三井寺まで移動したことになる。

三井寺駅前に小川があると思ったらそれは琵琶湖疏水で、

琵琶湖疏水弱者の私はそこまでの凄さが分かってなかった。なんでここがすごいかと言うと、こここそ琵琶湖疏水の始点ということだったのね。

今は、琵琶湖疏水船って屋形船でこの大津から京都の蹴上まで1時間ほどでいけるらしい。日によって金額は違うらしいんやけど、高い時は一人8千円するんだってw ちょっと躊躇する金額やなあ。でも行ってみたい気もする!

https://biwakososui.kyoto.travel/midokoro/

↑このページかわいい

三井寺

三井寺は入り口がよくわからなく、受付ぽいところがあってそこで入山料を払おうとしていると私の前に一人の女の人がいて、目の前の高い石段を見て「わ〜大変やね〜」と言ったらしく、受付のおばさんが「ここは修験道の寺で何事も修行、心が美しいと階段もしんどいとは思わない、醜いとしんどくなる。その人の心持ち次第」とか怒ったようにその女の人にくどくど言っていて、何?なんでそんな受付のおばちゃんにそんな説教されなあかんの?かわいそうとイラッとしてしまった。
そして、私の番になり、寺の説明のパンフレットを渡されて順番通り参れと言われたんやけど、よくわからずその大階段を登って上がってパンフを良く見ると順番通りに回ったら最後にその階段から降りていくことになっていてなんでそんな説教ばかり言うくせに肝心の回る一番最初の仁王門へ行く道を伝えてくれなかったのかと、もー!となった。お陰で逆打ちになってしまったよ〜。

お寺は修験道らしく神仏習合になっていてなんともかっこいい。途中、宝物館にも入っての狩野光信の襖絵の素晴らしいのをみる。そして最後あたりに本堂の金堂へ。

金堂

これは国宝の建築物で檜皮葺の屋根も重厚な木の重々しい造りもとても格好良い。中に入ると内陣の秘仏の周りをぐるりと回れるようになっていてその周りには寺宝の仏像たちがおられる。その仏像の一つ一つに手を合わせてお賽銭を置いて行くんだけど、その中に七体の円空仏があった。

↑三井寺の円空についてはこちらのnoteを

横に売店があり、円空の朱印も書いてもらえるのにまたしても朱印帳を忘れた。残念に思いながら円空のポストカードを2枚買い、200円のところ千円を渡すと、2枚だけ?細かいものありませんか?と売店のおじさんに言われる。あと200円あるんだけど、他のお堂を回った時に蝋燭をお供えしたいしと思ってたので千円にしたのに。。
なんか感じ悪いなあと思って200円玉を払い、次の仏さんを見ていたら、そのおじさんがそこまで一つ一つに私がお賽銭していた1円や5円などを回収して大きな賽銭箱にジャラーーん!と大きな音と共に投げ入れた。確かに仏の前にはどのお賽銭用の木の皿にも10円が3枚入っているだけで変だなと思っていたけど、それ以上の不要な小銭やそれに見合わないものはおっさんが回収して、即でか賽銭箱に入れてるみたいだった。私が一体一体の仏さんを見てるのを追い越すぐらいにおっさんがやってきて不要なお金をジャラーン、ジャラーンと賽銭箱に入れる。。。なんか、虚しい気持ちになってしまって足早に御堂を出た。普段から神社やお寺に行くために10円以下のお金をできるだけ使わずに貯めていてそれを旅の時に賽銭用のお財布に入れて持ってきてるんだけど、なんかその私の行為自体がアホみたいに思えてしまったよ。。。

仁王門から外に出る。

素晴らしいお寺やけど、受付のおばさんと売店のおっさんのお陰でこのお寺が大好きだと言えなくなって寂しい。うちのびんずるさんから円空について勉強して三井寺に行くのをこんなに楽しみにして今回の旅のテーマにしてたのになあと思う。

長いので続く、、、

22.5.17

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