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葛井寺(ふじいでら)へ藤見に〜道明寺

毎年、春になると藤を見に行きたくなる。これは多分、子供の頃、藤の花の着物を美しいと思っていたのと、舞踊の藤娘が好きだからだと思う。

この日、当初は野田藤を見るために、野田の藤まつりへ行こうと思ってたんだけど、朝、藤について調べてたら、葛井寺(ふじいでら)の藤が美しいと知って急遽、藤井寺へ。藤井寺市には初めて足を踏み入れた。

国宝の天平時代の千手観音が本尊らしい。しかし御開帳の日が毎月十八日と決まっているらしく見れなくて残念。そして、藤まつりなのと日曜なのと西国八十八箇所の霊場だからかで御朱印がめちゃくちゃ並んでいる。よく見ると、五十人ほどの団体がいて、その人たちの朱印を旅行会社の人が持ち込んでてそれで列の歩みが牛歩!窓口は五箇所もあるのに!30分ほどずっと待っていた。

びんずるさんは御堂の中におられます

藤は大好きな花、でも、藤棚の密集度が高くないとぼんやりした印象になってしまう。これが写真で見ると凝縮されて美しかったりするんだよね。

葛井寺の藤は古木だと書いてあったけど、もっとすごいところもあるんじゃないかなあ、などと思う。いつか東京の亀戸の砂ずりの藤を見に行きたいなあ。

朝に急に思い立ったのに、ちゃんと調べていて、その二駅先に道明寺と道明寺天満宮があると調べて行ってみる。後で復習したら道明寺粉の発祥の土地だった!

道真のおばさん、覚寿尼がおられたお寺。

桜餅の材料として有名な道明寺粉(糒ほしい)は道真が太宰府左遷の後、覚寿尼が毎日お供えした御膳のお下がりを多くの人に分け与える為に乾燥・貯蔵したことが始まりです。寺名を道真の死後、道真の号「道明」に改称し「道明寺」となりました。

OSAKA  INFO 道明寺

そして近くにあるのが道明寺天満宮

道明寺天満宮という名をこの日初めて知ったけど、とても立派で大きな神社で、天神さんだから、撫でれる牛がもちろんいるんだけど、その牛が五頭もいる!

かわいい

梅林もとても広くて、初春にきたらええやろねえ。すごくゆっくりできたわ。

大阪府には国宝の仏さんが七体しかおられないらしいんだけど、その藤井寺市には、葛井寺の千手観音と、道明寺の十一面観音と二体もおられるとのこと。古墳も多いし、昔は立派な豪族がいてとても最先端な地域だったんだろうね〜。今度はご開帳の時に行きたいなあ。

天王寺から30分弱、電車に乗ったら全然知らないのんびりした町について楽しかったわ。道明寺天満宮の門前に小さなブリュワリー、道明寺麦酒があって、ゆったり8種類のビールも飲んだよ。

8っつのタップ
8っつのビールw

帰りは近鉄電車で阿倍野橋まで戻ってきて、西成のあたりをうろうろしてたら、西成名物の歌手、坂田桂子さんが歌ってて、その横の、屋台のみょんみょんでシードル飲んでホルモン食べて、7時前には家に帰った。

30分で全然違う町へ

小さな旅だったわ。

23.4.16


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