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奈良ではないところ

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もちろん、奈良以外にも良いところはたくさんあり、奈良から学んで行きたくなったり、そこへ行ったことからまた奈良に行きたくなったりすることもあります。 奈良について書こうと勝手に自分… もっと読む
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#美術館

御朱印帳と久美浜の如意寺、和久傳ノ森 森の中の家 安野光雅館

前日の叔父の法事終わりのご馳走の後、叔母の家でビールを飲みながらあれこれ話してる中で、御床に飾られた西国三十三所の掛け軸を見ていた。その軸は叔父叔母が回ったものかと思って聞いてみると祖父が巡ったものだった。 叔父は寺巡りと山登りと絵を描くのが好きな人だったので、御朱印はもらってたんじゃないの?と聞くと、たくさんあるよと引き出しから古い朱印帳が何冊も出てきてそれを見ていたら、関西花の寺の朱印帳というのが中にあり、それに関しては4.5寺ほどしか朱印がなくてへーーーと見ていたら割と

聖徳太子 日出づる処の天子〜千四百年御聖忌記念特別展

秋の旅からおうちに戻って次の日、弟と待ち合わすと夜の8時半の高速バスで難波から実家へ戻ることになり、それなら時間があるし!と、大阪天王寺の「聖徳太子 日出づる処の天子〜千四百年御聖忌記念特別展」へ行くことにした。我ながら元気である。 難波まで行ってお昼に美味しい台湾まぜそばを食べてバスの出るオーキャットに荷物をコインロッカーへ入れて美術館へ着いたのが3時15分。オーディオ説明を借りて、聴きながらゆっくり入っていった。 聖徳太子伝説を描いた絵、聖徳太子絵傳が多かった。前世から

中之島香雪美術館と「最後の社主 朝日新聞が秘封した「御影の令嬢」へのレクイエム」

朝日新聞の創業者の村山龍平の孫で近所に住まれていて去年亡くなった美知子さんの本を読んだのでどうしても中之島香雪美術館へ行きたくなった。 その本は、樋田 毅著「最後の社主 朝日新聞が秘封した「御影の令嬢」へのレクイエム。」 著者は朝日新聞の記者で、赤報隊の朝日新聞襲撃事件取材班キャップを務めた後、大阪局より村山家の秘書として美知子さんの晩年、亡くなるまでの5年間勤めた人。この本を出版する時に朝日新聞を辞めた。 本の内容は、朝日新聞社主の村山龍平氏がどのように地方のしがない新聞