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大人の夏合宿でパワースポット「仙酔島」へ

みなさんは広島にあるパワースポット「仙酔島」を訪ねたことがありますか?
神秘の島で人生感が変わる宿「ここから」に泊まったことがありますか?

敬愛する我が師 デジタルメディア研究所所長の橘川 幸夫さんから、特別な場所があると誘われて訪ねたのは、今から7年前、2015年のことでした。

まずは名前を聴いて驚きました。その名も「仙酔島(せんすいじま)」というのです。仙人が酔うほどの特別なパワーに満ち満ちているのでしょうか。

仙酔島の公式サイトを見ても、その記述に目を疑うでしょう。そこにはこう記されているからです。

五色の岩に宿る島
充電の地 仙酔島
日本でここにしかない五色の岩が宿る島、それが仙酔島です。瀬戸内海国立公園を代表する景勝鞆の浦から渡船で5分、太古の手つかずの自然が残る、仙人が酔うほど美しい島。そして七福神の宿る島でもあります。異次元への入り口、景観と神秘的なパワーを感じることが出来る日本の島です。

#仙酔島 http://www.sensuijima.jp/

異次元への入り口!
こう聞くと、私ももう居ても立ってもいられません。

遠い瀬戸内の秘島ですが、心はもう仙酔島に飛びかけております。

しかし、橘川さんが言うには、この島の魅力はそれだけでは無いと言うのです。この島のパワーを活かした、特別な宿に泊まるというのです。

その宿の名前を聴いて、また驚きました。人生感が変わる宿「ここから」という、初めて聴く類の名前だったからです。

webサイトを見ても、とても一般的なホテルや温泉宿のトップページとかけ離れていています。

人生感が変わる宿「ここから」は瀬戸内海国立公園の鞆の浦・仙酔島にある気づきの宿です。
日本初の洞窟蒸し風呂「江戸風呂」や直接海水をくみ上げて湧かした海水風呂などのお湯処と、地元の漁師さんから仕入れた旬の新鮮素材を使った料理、そして 太古からの自然に満ちた神秘の島・仙酔島。心と体の充電地、仙酔島。
ここから 始まる新しい自分を発見していただけるよう、5つのコンセプトのもと、 最高のお持てなしでお客さまをお迎えいたします。
再生 新たなスタートを切る場所
智恵 神秘と安らぎの島 仙酔島
原理 湯遊・湯めぐり
感謝 旬の恵み・美食
氣づき 新しい自分に会える宿

人生感が変わる宿「ここから」 http://www.sensuijima.jp/kokokara/concept.html


何やらスピリチュアルな感じもしますが、なにせ師匠のお薦めですし、もともとムーやら愛読していたオカルト気質の私ですので、思い切って訪ねてみることにしたのです。

橘川幸夫さんと仲間たち10名で参加するパワースポット仙酔島での「宝船」研修。これが大正解でした。

当時のfacebookを見ても、幼い頃から「久米の仙人」とからかわれ続けた?私が、この島と宿の魅力に魅せられていることがわかります。

まずは、渡し船でしか渡れないところにあるのが好いのです。鄙びて美しい鞆の浦の港は、ジブリの名作アニメ「崖の上のポニョ」にも登場した、文字通り聖地。その時、仙酔島ツアーでご一緒したメンバーに、ジブリ聖地巡り本を書かれたライターのワダヒトミさんがいらっしゃったのも、まさにシンクロニシティ(意味のある偶然)なのでした。

さて、船に乗って、仙酔島に近づくにつれ、私の体調に変化が現れます。

私はパワースポットという言葉が流行る前から、全国聖地巡礼を続けている「特別な磁場オタク」です。それこそ、伊勢神宮、高野山から、大雄山最乗寺まで、特別な場所で充電するのを旅の大切な目的にして参りました。

そんな私でも、頭が痛くなるほどの特別な場所。おそらく5色の岩に代表されるように、島の場所や成り立ちに関係するのでしょう。そこに宿泊なんぞしたら、いったいどんなことになるのでしょうか。

この不思議な場所を探し当て、そこに特別な宿「ここから」を創ってお迎えし、時に「宝船」講師をしているのが、大空 宗元さん(感謝グループ代表の濱岡 喜範さん)です。ご講義を伺いながら、大空さんだからこそ、自ら企業グループを創造して率いつつ、この地の魅力に気づいて独創的な宿を創れたのだと納得しました。

こうした学び道楽の旅は、一緒に旅する仲間の顔ぶれでも、楽しさ深さが変わってきます。

その時のメンバーは、ライター、小説家、映画監督、人気アイドルグループマネージャーなど多岐にわたっていましたが、何と言っても圧倒的な気力をお持ちだったのは、武道和良久創設者 前田比良聖先生でしょう。この朝のお餅つきを見ても、後光が差しています。

本当に力を持った場所ならば、何にもしないのが一番の贅沢です。ただ砂浜を散歩するだけでいい。いや、ボーっと立っているだけでいい。

見てください。わが師 デジタルメディア研究所所長 橘川 幸夫さんと、小説家でアニメ監督でもある 山下 卓さんのシルエット。映画の一シーンみたいです。


この不思議な島で、ちょっと過ごしただけで、何かが変わった気がしました。

そう、私が見つけたこの不思議な岩のように、今一度、自分の視線で世界を見据えて、自分の声で叫び、自分の歌を唄いたくなったのです。

気が付けば、あれから7年も経っていました。人間の細胞が入れ替わるだけの年月です。

そんな矢先、また突然、仙酔島を訪ねる好機がやってきました。

毎月、橘川幸夫師匠とネット対談をしている深呼吸学部の夏合宿が、仙酔島で開催されることになったのです。まさに大人の夏ゼミ合宿。

この半年間、わが自転車操業的人生の中でも、もっともガムシャラに自転車を漕いできました。人生で何度かの、目の下ピクピク痙攣にも見舞われました。

合宿までに大学の採点が終わるか心配ではありましたが、思い切って参加を決めました。来年は、私も還暦。人生ゼロリセットの好機を迎えます。まさに「新たなスタートを切る場所」神秘と安らぎの島 仙酔島の、「新しい自分に会える宿」ここからで、今一度、人生を見つめ直そうと思ったのです。

さて、7年ぶりの仙酔島。

やはり何かを感じさせる場所なのです。

今回、橘川幸夫師匠に声をかけられた合宿メンバーも特別でした。

多摩大学 元副学長で図解と人物評伝・名言のスペシャリスト 久恒 啓一さん。国際社会経済研究所 主任研究員 松永 統行さん。図書館サービス研究所 所長 仁上幸治さん。参加型社会学会 会長 田原 真人さん。一本歯下駄GETTA 考案者 宮崎 要輔さんはじめ、すごい人ばかり。

未来フェス形式で、参加者が各3分ずつ濃い自己紹介をするのですが、これだけで十分面白い!

後半は、宿主の大空さんから仙酔島のレクチャーを受けて、さっそく島探検を開始です。

仙酔島では、海沿いの回廊を歩くと、次々に五色の岩が現れます。その岩に触れてみると、それぞれ温度も手触りも違います。いくつかの洞窟の中には入れるのですが、中に足を踏み入れると特別の感覚(ちょっと言葉で表すのが難しいのですが)を味わえるのです。

回廊が突き当りの砂浜が、大空さんが瞑想に最適と勧めるパワースポットでした。

みんなで一列に並んで砂浜に腰かけ、海を眺めながら、深呼吸。それぞれ瞑想に入ります。息を吐き切り、足の裏から息を吸い込むイメージで頭頂部の百会へ。そして丹田に気を下ろしたら、ゆっくり30秒かけて息を吐ききります。最初はうまく呼吸ができないのですが、やがてコツがつかめて楽に繰り返するようになりました。そして、目を開くと、、、。さて私に何が起きたと思いますか?

すっかり、いい汗をかいたところで、夜は、健康に配慮した和のごはん。

まずは地ビールの仙酔ドラフトで乾杯です。お刺身をいただいていると、目の前で料理長が鰆を下ろして、炙ってくれました。日本の塩 百選に選ばれているという「感謝の塩」でいただくのですが、お刺身も炙りも甘くて旨いのです。

食後は大浴場で汗を流して、夜は特別なレクチャーです。

あの小惑星探査船「はやぶさ」のカメラや分光器を設計したJAXAプロジェクトメンバーだった阿部新助先生による楽しいお話がはじまりました。

木星の小惑星イトカワへ「はやぶさ」の想像を絶する旅を、ドキュメンタリーのように映像でたどりながら追体験できました。最後は、みなさんも公式サイトで見たことがある、ハヤブサ帰還の動画を見て感激しました。なにしろ、あの有名な「はやぶさ おかえりー」という雄たけびを発したご本人にご講義いただいているのですから。

レクチャーが終わると、砂浜に出て、阿部先生とご一緒に星空観察です。最初は、雲に覆われて、夏の大三角ぐらいしか見えなかったので、ガッカリしました。ところが、みんなの願いが通じたのか、やがて雲が晴れて満天のに。うっすらと天の川を見ることもできました。

砂浜にみんなで寝っ転がって、星を見上げるなんて、できそうでできない素敵な経験でした。

昨日は深夜まで同質の松永さんと議論をしていたのに、なぜか翌朝はスッキリ、6時前に起床。有志で砂浜に散歩に行きました。

これがなんと気持ち良いことか。もともと無人島ゆえ、宿泊している私たちしか砂浜にはいない貸し切り状態。ただただ、さざなみの音を聴きながら、ぼーっと海を眺めるだけ。空っぽのようで、豊潤なひととき。

不思議ですね。早起きしておさんぽをすれば、自然にお腹が空くのです。とっておきの朝食は、みんなで餅つきしてつくる「あんころ餅」と「お雑煮」。おそろいのハッピを着て、みんな笑顔でついたお餅が、まずいわけありません。朝から御餅をいくつ食べてしまったのか、、、数えるのを忘れるほど、、、。

さて、いよいよ1泊2日の夏合宿のクライマックス。

それは「江戸風呂」です。

ポロシャツと短パン姿に着替えて、男女混浴、約90分のスパ体験の開始です。

海藻の蒸し風呂→塩分で体が浮く露天の胎内風呂→ヨモギの蒸し風呂→目の前の海にドブン→砂浜をはだしでウォーク→枇杷の蒸し風呂→熱めの露天風呂→大浴場。

何が一番気持ちよかったかというと、、、さんざん汗を流した後で飛び込んだ、世界最大の水風呂「海」。ちょうどいい冷たさ(ぬるさ)で、いつまでも入っていられるのです。

お風呂に一緒に入れば、会話も弾みます。師匠たちと、ふだんは話題にのぼらない毒のあるジョークや裏話を楽しみながら、心までもがデトックス。初めて顔合わせる参加者、例えば若者たちとも、すっかり仲良くなれました。

こうして、身も心も、すっかり老廃物を出し切った後、用意されていたらランチはこちら。

きっと体にイイものだけでできているのでしょう。

あれほどお餅を食べたのに、90分スパの効果でお腹が空いています。なにもかも出し切った五臓六腑に、薬膳カレーの栄養成分がしみわたるのがわかります。美味しかった。ごちそうさま。

こうして、あっという間の1泊2日、正味14時間のマジカルミステリーツアーが終わりました。

イベント盛りだくさんでありましたが、おかげさまで、スッキリ元気になれました。

願わくば、このイイ感じが、東京に帰っても持続しますように。

そして、今回、もっと仲良くなれた師匠や仲間たちと、末永く楽しい交流が続きますように。


まぐまぐメルマガ「久米信行裏ゼミ『大人の学び道楽』
#99 22/08/23より抜粋


#仙酔島

人生感が変わる宿「ここから」


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