2024.2.24 自分と正反対の属性の人が自由に見えてしまうときはある

youtubeで登録しているチャンネルとか、何がおすすめに表示されるかって、恥ずかしながら自分の志向がまるわかりである。
自分は音楽・料理・健康・旅行・クラフト系なんかのチャンネルをよく見ているのだけど、それ以外にもついついフォローしてしまうためにじゃんじゃかおすすめに表示されてくるジャンルのチャンネルがある。
それは、独身中年男性の暮らしもの、である。

工場で働き、古いアパートで愛犬と暮らす元音楽家もいれば(「絶望ライン工ch」)、ある人は築年数古い古民家で静かに暮らす(「穴ぐら男の物語」)。飲み屋にハマって借金背負って、でもコツコツ返済しながら自炊で豪華な晩酌を楽しむ人や(「ダメ派遣男まさお」)、別荘地に安く家を求め、仕事を辞めてセミリタイアで静かに暮らす人もいる(「あすぺなのリタイア田舎暮らしvlog」)。
女性で、子供を産んだ自分は、彼らと正反対の属性であり、不可逆的に彼らのような生活をすることはできない。だからこそとても羨ましいと思ってしまう。

彼らは動画の中でときに、静かな生活の侘しさを訴えることもある。私も、今の自分の人生を手放したいわけではないが、彼らの生活の持つ「自由」が時々眩しくて、youtubeの画面越しにそれを体感したくて今日も動画を見てしまう。うん、ああ、これは完全にないものねだりなのだけど、1日くらい、独身中年男性になってみたい。


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