私が好きな女性はクズ男が好きらしい
私が職場で恋をしている30代の女性・村山さんですが、昨日一緒に仕事をしました。私が村山さんの仕事を引き継ぐ必要があったからです。1日中ずっとふたりきりでした。
いままで職場で会っても話す機会がほとんどなかったので、話したいという気持ちでいっぱいだったわけですが、それが一気に解消されてめちゃくちゃ満足感にあふれています。
「趣味は?」とか「兄弟は?」とか、そういう話しもしつつ、恋愛的な話しももちろんありました。いきなり「彼女はつくらないの?」と聞かれました。風のうわさで私に彼女がいないということを知っていたのでしょう。女性のほうから恋愛の話しをするのはけっこうアレですよね(アレ?)。
一方で村山さんも彼氏はいないみたいです。村山さんはずっと実家暮らしで、親からお見合いをするかマッチングアプリをするかのどちらかを迫られているとのこと。
村山さんはどちらかといえば陽キャな感じで地元のイベントやお祭りなんかにも積極的に参加しているらしく、それにも関わらず独身なわけですが、なぜここまで独身を貫けているんだと頭がはてなマークでいっぱいになりました。
これは村山さんとの会話でゲットした情報ではありませんが、村山さんはわりとクズ男がタイプなようで、「お金貸して」と言われたらすぐに貸してしまうみたいです。だから「ちゃんとした男」にはあまり興味が沸かないのかもしれません。
意外と「クズ男」と出会う機会ってあまりないと思うんですよね。たとえば、ニートやフリーターであっても根っこのところでは真面目な性格であったり、あるいは女性にご飯を奢ってもらっても「今度は俺が出すから次もまたご飯行こうね」みたいな感じの流れを作ってしまったりとか、そういう男のほうが圧倒的に多いじゃないですか(それでいいのですがw)。
だけど村山さんみたいな「クズ男に尽くしたい系の女性」ってそういうちゃんとしたタイプの男性には魅力を感じないわけですよね。だから村山さんにはほとんど出会いがない。これはおそらく男女でいうと逆だと思います。
つまり「バリバリ働いている女性」よりも「甘え上手な女性」のほうがちゃんとモテるだろうし、年収が高い女性は既婚率が低かったりするわけです。
一方で男の場合は「稼いでいる男性」のほうが議論の余地なくモテるし、なんなら人のお金で生きていくことに喜びを感じているタイプのニートやヒモ男なんてこのうえなく迫害される。
要するに私みたいなフリーターだったり元3年ニートで親や他人にお金を出してもらうことに抵抗のない男と、そういう男の面倒を見ることが嫌いじゃない村山さん。このうえなくマッチングしてしまったんじゃないかと思いました。
1Q84、1巻が読み終わりそうです。