ゴールデンウィークにイライラする毎日

イライラしている。ゴールデンウィークが終わるからではない。またこうしてなんでもない日常がはじまってしまうことにイライラしている。同じことを言っているようでぜんぜん違う。

仕事がイヤなのではない。職場の人間たちがイヤなのではない。給料が低いことがイヤなのではない。ただただなんでもない日常が(略)

ゴールデンウィークは父と母に会った。気を使った。3年間も実家でニートをしていたのに早く東京の一人暮らしの部屋に帰りたかった。慣れとは恐ろしい。

かと言って一人暮らしの部屋での毎日が楽しいのかというとそれも違う。違うからこそイライラする。なんでもない日常はなんでもない日常でしかない。

正直、イライラすることばかりだ。ゴールデンウィーク中に不動産屋から何回か電話が来たのだが全部無視している。なんの電話だよ。謎すぎてイライラする。

父と母にもイライラする。「何が食べたい?」と聞かれても特に何もない。強いて言えば一蘭が食べたい。べつに悪気はない。ただ「うーんそうだなーお母さんが作ってくれるものならなんでもいいよー」と気を使って答えている自分に嫌気がさす。それで「えー困っちゃうなー」と答えている母にもイライラする。まじでなんでもいいですから。

これで父と母が死んだときに「もっと大切にしておけばよかった」と後悔することになるのだ。そうなることがわかっているから余計イライラする。勝手なもんだ。じゃあどうやって大切にすればいい。実家に戻って肩揉みでもするか? いわゆる親孝行とやらを? 冗談だろ。

不倫相手にもイライラする。会えないぶんいっぱいLINEしたいと言われながらの帰省初日、10時間後に返信が来たのでそれ以降LINEを送ってない。言葉だけならなんでも言えるわけで。

弟と会った。明日はバーベキューがしたいと言われた。いいよと答えた。次の日、やっぱり今日は暑いからやめようと言われた。いいよと答えた。どっちなんだよと思った。

そもそもこんなことでイライラしている自分にイライラする。「せっかくのゴールデンウィーク」という意識がそうさせるのかもしれない。せっかくのゴールデンウィークなのだから家族や地元の友だちとの時間を大切にしなきゃと、そうやって思えば思うほどイライラする。そこまで楽しめてないことに焦りをおぼえる。焦れば焦るほどイライラする。

久しぶりのnoteの内容がこれかいというところにもイライラする。どうしたらいい。なんでもない日常に感謝するとか? 冗談だろ。

1Q84、1巻が読み終わりそうです。