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唯一無二 圧巻のステージデビュー【角野隼斗 BLUE NOTE東京 2021/6/6 1st】

今回、念願叶い
【HAYATO SUMINO 角野隼斗】6/6 1st
公演に参加できた雑記を思うままに記そうと思います。

…今回noteにしたためる予定はなく、当日は感覚的に聞いていたので曖昧な部分多々ですが。

バースデイ予告での3/13情報解禁からの3ヶ月間。本当に色々ありました。当初のSET LISTから変える曲もあったでしょう。色んな媒体への出演もありました。
…やはり拙くても残そうと思います。
会場の写真も交えつつ、主観で喋りまくりますので、ご興味ある方だけ見てくださったら幸いです😊

私が初日1stを選択した理由は、やはり
角野隼斗のブルーノートデビューに立ち会いたかったから。
歴史の証人としてこの目で見たかったから。

前情報にあったように、ピアノは2台。左側がメインで弾くスタインウェイ。鍵盤を客席に向けて配置しているものがマジックピアノ『SPIRIO|r』。
開演前にステージ前方へ楽器を見に行っているところで、演者は角野隼斗、1人しかいないのに
『何故ピアノが2台あるか分かりますか?』
と見知らぬ方に話しかけられる。確かにゲスト予定もないし2台ピアノだったら配置は向かい合うのが普通だ。
私は得意気に
『こちらのピアノはスピリオと言って、自動演奏ピアノなんですよ。これもスタインウェイなんですけどね。魔法のピアノです。(ドヤ)』
とお話しさせて頂きます。だから鍵盤がこっちを向いているのか!と納得して頂けたようでした。


角野さん、家にある、ありとあらゆるもの持ってこられたようですよね。史上最大に楽器に囲まれている図かと思います。

しげしげと眺め、目新しいものはないか探しました。

おや?

おやおや?

砂時計が
黄緑じゃない…?

1分じゃなくて3分の新曲でも来るのかな?🤔

鍵盤楽器、これでもか、とあります。
どれも角野さんには欠かせないもの。角野隼斗の代名詞たちです。

着席します。


今回私が座ったのはステージより右側、一番奥のサイドソファー。ちと遠いです。

さて、飲むか♪
スタッフさんがメニューの紹介をしてくださる。
アーティストカクテル、角野さんのはないのかな?と期待していたのでもちろんこちらを注文。Twitterでのアーティストカクテルのシェアは私が注文した後。意図的な時差シェアかな?事前に知らずに行けたのでメニューを目にした時の胸の高鳴りがありました。

ちと写真ボケてます。
カクテル名
『RHAPSODY IN GREEN』
ナッツも食べた。アルコール入ってると思ったので。(ノンアルでした。)
最初目にした時、正直『青紫蘇😳?』と思いましたが、もうね、メニューにある通りですが、マスカットの甘さの中にグレープフルーツ、レモンのビター。後味に青紫蘇の自然な香りと爽やかさ。絶妙なバランス加減。まさに、角野隼斗、Borderlessなフルーツカクテル❣️後付けですが😁

幸運なことに近くの席にお知り合いがいたことと、ふっかりソファ席だったのでそこまでド緊張することなく開演を待てました。

そして、角野さんが後方左側から入場されます!



(曲の印象は当日感じたことと、配信で数回聴けたことを混ぜています。)
1曲目の初聴の印象は
『知らない曲…?』でした。

M1. HUMAN UNIVERSE (Hayato Sumino)
バッハ ゴルトベルク変奏曲…のマイナーのようなバロック調のテーマから始まり、声部が少しずつ増えて行く。転がるような疾走感のある旋律。高速なので私の耳が追いついていない…この曲は3月のバースデイでは既に構想のあった曲のはず。なんだろう…複雑過ぎて噛み砕けない…今にも振り落とされそうな、そしていつかご本人の解説を期待する1曲です。

M2. Invention (J.S.Bach)
バロック調の出だしが続く印象の2曲目。
バッハ インヴェンションの13番だと気付いた方は多いはず。
地底の奥深く底に迷い込んでしまったような絶望感が漂います。
個人的に感じたのは…
分かってくださる方いないと思いつつ恐れず書きますが。
私ドラクエのシリーズほぼやっているんですが、RPG序盤、みたいな映像が浮かんだんですよね。まだストーリーの全貌が分からず、一体どんな伏線を持つ人物との出会いが待つのか?いや、やはりこれは夢なのか?未来の予知なのか?
…moogが同じ旋律を奏で、タイムワープしたような錯覚のピッチの上昇の後、現実に戻される…そこの部分に境界線を感じました。ドラクエやりたくなった。

M3. We Will Rock You(Queen)
YouTubeでも上がっている楽曲。会場に手拍子を促し、それに合わせたライティングが気持ちを高揚させます!YouTubeでアップされた後、我が家にあるカホンとアップライトでマネしながらこの曲をやったらですね、左かかとめちゃくちゃ痛くなりました。角野さんは大丈夫なのかな?笑

M4. Frog Swings(Hayato Sumino)
ブルーノートの前哨戦と称したGW スペシャルLIVEでも披露していた楽曲。メロディーが出来上がっているのを感じたのでこの日披露されるだろうと予想していた曲。コロコロとしたJazzyな音色が心地良く自然と体を揺らしている🐸

前半4曲を終え、MCに入ります。
ここで意外にもご本人はめちゃくちゃ緊張している、とコメントされる。MCだからか?珍しい。でも角野隼斗の本領発揮はこれからです。

M5. 愛の夢(Liszt)
アルバム『HAYATOSM』にも収録されている愛の夢。角野さんのアレンジです。
ここの当日の映像がすごく脳裏に焼き付いています。角野さんの後方から差す橙色のライティングが、まるで、後光のよう。スモークの効果も相まり、異世界にいるような感覚に…私ステージ右側なので角野さんの手元観るのは不可能だったけど表情はいくらでも拝めたんです。ほぼ毎日聴いているHAYATOSMの楽曲を、あの甘い切ないメロディーをここ、ブルーノート東京で聴けている感動に襲われ、思わず目が潤みます。

M6. ココドコ (Hayato Sumino)
こちらもFrog Swings同様、前哨戦で伏線のある曲。
私はね、角野隼斗新曲はこちらだと思っていました。
冒頭のココドコココドコ ココドコココドコは角野さん自身が弾くんですが、ルーパーを使う時に『今、弾いていませんよ』アピールをしてくださいますよね。でも私の位置からは分かり辛くてどこが今弾いている旋律で、どこがルーパーの旋律なのか。(よく聞けば音色の違いはあるのだけど)これは配信の映像が有難かった😊
ルバート強めに入るズンッチャッチャッチャ ズンッチャッチャッチャ カッコ良くてすごい好き。
坂本龍一の1919にあるような、ひとつずつズレていくリズム ドファソド♭ミファソド
まるでビリヤードの球がブレイクされ、壁や種々の球とぶつかりながら、跳ね返りながら、ココドコココドコと彷徨いながらも落ちるべきポケットにコトンコトンと落ちて行く。
そして最後のユニゾンの9ボールが落とされる…
(ビリヤード詳しくないんで感覚で喋ってます。突っ込まないでね笑)
角野隼斗の宇宙が見える曲です。 

ここでMCが入り、次に出番のSPIRIO|rの紹介です。
『今から魔法をかけます🧙‍♂️』
『目をつむっててください』

it's show time!
ここからはオレのターン!(いやずっとオレだったか)

M7. 猫ふんじゃった
初日1stの会場はクラシックのコンサートのようだったんですが、この猫ふんじゃったでCateen Magicにかかったオーディエンスの皆さん。拍手や歓声が上がります。私も既に魔法にかかっているけど、より強力な生魔法くらっちまったぜ…

M8. One Minute Hourglass (Hayato Sumino)
唐突に砂時計をピアノの上へ。1分間の砂時計が落ち始めます。この色も1分間だったよう。
初めてこの動画を見た時の、タイムトライアルのようなワクワク感と緊張感。SPIRIO|rも鳴り、特別バージョン。
初日1stの角野さんは砂時計の残量をすごく何回も見ていたんですね。でもラスト公演はほぼ見ていなかった。この辺りもやはり1st緊張されてるんだな、と実感できるエピソードです。いや、パフォーマンスかもしれないな😊

M9. Spain(Chick Corea)
もちろん一人でやるスペインもめちゃくちゃカッコ良いんですが、SPIRIO|rに座るもう一人の角野さんが完全に見えました。
気になったのはリハーサルの時に入力したというSPIRIO|rの演奏。1番初めに演奏入力するのって難しくないですか?それに合わせるのならまだしも…オブリガートのみを演奏入力するのは、彼の中に流れる確固たる音楽があるからこそ可能なのか?このSPIRIO|rとのセッション、きっと私たちが思うよりずっと技術が必要だと思う。
彼の天性なのか、楽器という類のものを瞬間的に使いこなせて自分のものにしてしまう才能がある。きっとこれからもどんどん角野さんが扱う楽器は増え続けるに違いない。

ここで配信とは違う楽曲。
M10. 亡き王女のためのパヴァーヌ(Ravel)
ラストの曲に向けて少し体力を温存か?
リハモやアレンジはあるものの、基本的には原曲に沿った演奏。角野隼斗のひとつの魅力であり、土台である 既存の曲を限りなく美しく弾くこと。
私はやっぱり角野さんのこういう演奏が好きなんだと実感。

M11. Rhapsody in Blue(Gershwin)
そして角野さんがラストに選んだ曲は、角野隼斗の代名詞とも言えるラプソディーインブルー。記憶に新しいJazz Auditoriaでの怪演。一番期待していた曲だ。
角野さんがジャズピアニストの小曽根真さんを尊敬されていて、あまりに音源を聴きすぎて、好き過ぎて小曽根さんのフレーズになってしまう。と語っていた箇所があり。
でも今回やJazz Auditoriaのラプソディーインブルーはそんな要素を感じることができない、きっと小曽根さんの要素はあると思う。それでもこれがやりたい音楽なんだ。この音を奏でたいんだ、と言う強い意志が感じられる。
そして、歯を食いしばるではないけれど、なかなか見れない表情をされたのもこの曲だった。オーケストラを1台のピアノで弾ききってしまうのだから、想像以上の技術が必要だろう。
配信では絆創膏も気になり指の状態も気になった。これを4公演もやったのかと思うと…サウナと水風呂を3往復して手っ取り早く心身調整を行いたかったのも頷ける。もうやっちゃダメよ。

そしてアンコールはもちろん
M12. Tinkerland(Hayato Sumino)
ここでようやく、角野さんらしい、ウイニングランとした緊張の抜けた演奏だったように感じる。アンコールまでトイピアノとピアニカの出番はお預けでした。
忘れられたのかと思ったね。角野隼斗楽器群の競争率激しそうだけど、これからも頑張ってね…と私本気で心の中で話しかけていました。笑 思い入れが色々あり過ぎて。笑
しかし、角野さん、またピアニカ進化しましたね?もうぼちぼち私のお役目は御免のようですよ…



ここからは余談ですが、会場には角野さんの恩師、金子勝子先生やPenthouseヴォーカル真帆さんの姿もありました。2ndとの入れ替えで浪岡さん以外のメンバーも生で拝めてしまいました。こちらも貴重な体験…!

配信の小曽根真さんとの共演は何度見ても愛に溢れ、時々ひーーっ!となるスリリングなやり取り。しかし角野さん、小曽根真レベルの大物を せっかくですから! と2回急かしてステージに上げてセッションさせてしまうなんて…
こちらもスリリングでした。笑


『進化をし続ける角野隼斗』
これから彼はアーティストとのコラボや、変わった楽器編成の演奏、メディア出演も間違いなく増えてくるだろう。そこには必ず新しい挑戦が待っている。飛ぶ鳥を落とす勢いの彼の進化スピードを我々ファンは変わらずに応援し続けて行きたい。

角野隼斗さん、ブルーノート公演大成功お疲れ様でした‼️
角野隼斗のファンで本当に良かったと心から思えた公演でした。

※本記事をnote公式、#音楽 記事まとめにピックアップして頂きました。お読み頂いた全ての皆さまありがとうございます。
角野隼斗さんの魅力をたくさんの方に知って頂きたいです。

角野隼斗さん(かてぃん/Cateen)のYouTubeチャンネルはこちらから👇

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