銭(予算)が無いなら知恵と工夫4(逆スーファミチック編)

 初代プレイステーションが出たばかりの頃は、開発機材が安上がりなどの理由で『プレイステーション・ドリーム』と呼ばれる一発大当たりを狙う小さなメーカーが乱立する時代…なので、社長が営業やるなどノウハウ無い会社が多かったためソニーさんがある程度の営業をしてくれるみたいなシステムがあり、その中にアドバイス的な事で初回に何本生産するかってのもある。

 こちらは、前に書いたり次以降に書く色々な策があるので「最低1万本で」と要求…
ソニーさん苦笑しながら「最高でも8千くらいにしといた方が…(実質5千くらい)」
ソニーさんは根拠の1つとして『スーファミチック』って言葉を出してきた。
不思議なことに、自分で会議の切り札として使った言葉を逆に返されて…俺、凄く腹が立った。
もう絶対に1万だと譲らない姿勢を見せ、向こう側はニュアンス的にどーなっても知りませんよ的な雰囲気。

まぁ、最終的には電話がかかってきて事前予約など初期出荷1万では足りずに発売前に増産、初回1万2千本以上売れた。

 最大手ゲーム雑誌のランキング、当時は初代PS・SEGAサターン・3DO・PC-FX・ネオジオCD、その他…ゲーム機も乱立で週に何本も新作が発売される中で初参入メーカーとしては大健闘の17位、当時はざまあみやがれ!と思ったが…



10年後にふと思った
あー、逆の立場だったら俺もMAXで8千って予測したなぁ~
当時の俺は、だからそこから上乗せするための仕掛けを何個も用意して…とかだったからなぁ~

話が横道に逸れたが、そろそろタイトル本来の話に突入する…たぶん。

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