103期を終えて【蓮ノ空感想文】
大賀美沙知の卒業をもって幕を閉じた蓮ノ空女学院103期。
104期へ向けて1年間with×meetsとFes×Liveと活動記録を追いかけてきた感想を残そうと思います。
蓮ノ空女学院のこと気になるけど
どうしたらいいかわからないよって方は
最新のwith×meetsを見て最新の活動記録を見てください。
今を生きるスクールアイドルを応援するには今を見るのが一番です。
前置きはこれくらいにして早速いきましょうか。
24時間365日ラブライブ人間!!
2023年4月15日にアプリLink!Like!ラブライブ!がリリースされてからというもの蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのことを考えない日はありませんでした。
続きが気になる「活動記録」
週に3回ある配信「with×meets」
毎回新しいことを仕掛けてくる「Fes×Live」
とりわけ週に3回ある「with×meets」がラブライブ世界への没入感を強め、画面の中の「虚構」と画面の外の「現実」との境界線を曖昧にしていたと私は強く感じました。
ラブライブ世界への没入感の正体
では「虚構」と「現実」の境界線を曖昧にしたその正体は一体何なのでしょうか?要因は数あるかと思いますが代表的なのは
現実の創作物の名を出す(ハリーポッターなど)
リアルタイム配信による即応性
画面の外の視聴者によるロールプレイ
この3点でしょうか。
現実の創作物の名を出す(ハリーポッターなど)
2023年4月23日配信with×meets
日野下花帆の個人配信
蓮ノ空としての活動が始まってすぐのころの配信です。
あ、ハリーポッターって出していいんだ。
視聴者の多くが現実の創作物の実名に驚いたと思います。
このほかの配信でも花帆が読書好きということもありダレン・シャン、銀河英雄伝説、デルトラ・クエスト、葬送のフリーレン、シティハンターなどなど現実世界の創作物の話題がしばしば上がりました。
そのなかで花帆が読んだ本の感想を話したりおすすめの本の紹介をすることでその本を読んだことのある視聴者と『思い出の共有』ができ没入感を高めるのに一役買ったといえます。
2024年2月19日配信with×meets(アフター)
ここでは綴理がよく聞く音楽で「ずっと真夜中でいいのに。」を紹介しています。創作物だけでなく現実のアーティスト名も出したことで話題を呼びました。綴理いわく「ずとまよはラーメン」
(アフターはYouTubeでは見れないのでアプリをダウンロードしてください…)
(ずとまよ。の中の人も反応してくださいました)
これがきっかけで私もずっと真夜中でいいのに。楽曲を聞くようになりました。オタクくんチョロいなぁ。
余談ですが銀河英雄伝説といえばコミカライズがウルトラジャンプで連載されていますね。リンクラのコミカライズであるラブライブ!flowersもウルトラジャンプで連載がスタートしました。その第一話の掲載順がまさに銀河英雄伝説の前でした。
ヤン・ウェンリー提督が殉職する佳境も佳境の「魔術師、還らず」と同時に掲載されて花帆は何を思ったのだろうか………
リアルタイム配信による即応性
With×meetsの強みはやはりここにあると思います。
配信中にキャラクターのままでコメントを拾い話題を転がし広げていく。キャストの存在をこちらに意識させずに本当にキャラクターがそのまま喋っているのではないかと思わせるほどの作り込みに思わず舌を巻きました。
特にすごいと感じたのが慈のソロ配信です。
ノータイムでキャラを崩さず喋りが止まりません。
2023年12月13日配信with×meets
リアルタイム配信の強みは意外な形でも出てきます。先ほど花帆がシティハンターの話題を出したと書きましたがその配信をした日というのが劇場版シティハンターの公開日の前日でした。配信のコメント欄でも「明日から映画だよ!」「映画見に行くよ!」などと盛り上がっていたのが印象的でした。
2023年9月7日配信with×meets
2023年9月8日劇場版シティハンター エンジェルダスト公開
そして現実で『今』流行っているものを演者がアドリブ的に取り入れるフットワークの軽さもリアルタイム配信の強みなのではないでしょうか。
猫ミーム、アニメ放送中の葬送のフリーレン等。
画面外の視聴者によるロールプレイ
私は当初with×meetsやFes×Liveはストーリーである活動記録の補完をする配信なのではないかと思っていました。ですがそれは誤った認識でした。むしろ逆で活動記録がwith×meetsとFes×Liveを補完する立ち位置にあったのです。これを理解したのは私も最近のことでして、それを強く感じる転機となったのが活動記録第17話『ルリ思う。』です。
2024年2月3日配信with×meets
瑠璃乃と慈の立ち位置が両端になっており会話も何か不穏な雰囲気で何かあったのではないか?と配信後のTLでは憶測が飛び交っていました。
配信での立ち位置もよく見るとユニットごとでも学年ごとでもない謎の並び順になっています。
2024年2月5日配信with×meets
花帆と慈の二人での配信。
ここでも慈が意図的に瑠璃乃の話題を避けているような印象を受けます。
2024年2月7日活動記録第17話『ルリ思う。』配信開始。
ここでようやく瑠璃乃と慈のすれ違いが明かされたわけですね。そして2024年2月5日から始まった2人で配信するwith×meetsの組み合わせにも納得がいくという内容になっています。
With×meetsで今目の前の配信で起こっていることを活動記録が補完しているんですね。
活動記録はいわゆる「神の視点」です。画面の中の住人では見ることは叶わず画面外の視聴者しか観測することができません。なので視聴者は知りすぎるという面もあります(知りすぎる罠)
しかしながら活動記録でしか知りえない情報を「知らないフリ」をして演じることで配信のコメントに書き込み、現実世界の視聴者であるこちら側からも虚構と現実の境界線を曖昧にすることができるんですね。
蓮ノ空女学院は確かに存在する
虚構と現実の境界線を曖昧にするほどの没入感がもたらす蓮ノ空女学院の実在性。そこから生まれたのが決戦前の緊張感です。
ラブライブ!北陸予選
ネット禁止令下でのLink Like メドレー
私にとってはラブライブに出場するスクールアイドルを応援するのは今回が初めてではないのに(μ’s、Aqours、Liella!ほか)まるで母校が甲子園出場をかけた試合をするかのような緊張感がありました。
特に蓮ノ空女学院でネット禁止令が出てからは通信量をプレゼントしようというゲーム内イベントも相まってスクールアイドルとファンとが一体になってラブライブ!に出場した!という臨場感がありました。
通信量がピンチなので挨拶が早めで配信ライブの最後もぶつ切りなのがいい演出ですね。
応援の熱が非常に高まったのもあり全国大会で敗れ、そしてそこから再起した活動記録15話『夢を信じる物語』は思わず号泣してしまいました。
蓮華祭
卒業生への餞の場である蓮華祭でとある演出がありました。
曲終わりに卒業生である大賀美沙知の後ろ姿が映ります。活動記録での八面六臂の活躍、102期生との過去、103期生との今とでステージに立たないキャラクターでありながら絶大な人気を博しました。
しかしながらこの沙知というキャラクターはステージに立たないためFes×Liveはもちろんwith×meetsにも出ない活動記録でしか出てこないキャラでもあります。
本来であればその後ろ姿を映しても「だれ?」となってしまうのをこのカットを挟んだのには何か意図があるのではないかと思っています。ファンサービスと言われればそれまでかもしれません………
ここからはただの妄想ですが
活動記録で語られていますが沙知は102期、つまり梢たちが1年生の時に2年生として梢、綴理、慈とそれぞれユニットを組んでスクールアイドル活動をしていたという過去があります。紆余曲折あり生徒会長になるためにスクールアイドルクラブから去ることとなりました。蓮華祭は学校で開催されたということもありカメラマンもスイッチャーも学生が務めたものと思われます。そのなかでたまたまカメラマンがスクールアイドル時代の大賀美沙知のファンだったのかもしれませんね。
そう思っていた方が楽しい。
そして終演後にアップされたたった一枚の写真。
言葉にするのも野暮ですね。
そしてこの写真はこのFes×Live直後のwith×meetsで部室に飾られているのが確認できます。
この大賀美沙知の卒業というのは来年の梢、綴理、慈の3人の卒業の予行演習だったのではないかと私は考えています。
来年の梢、綴理、慈
再来年の花帆、さやか、瑠璃乃
彼女たちの卒業の時に一体私はどんな思いを抱くのだろうか。
最後に
103期を終えて「まだ1年しか経ってない」という気持ちがあります。それだけこの1年間の活動が非常に濃密で私の人生の一部となっていたということでしょうか。
そして同時に「あと2年しかない」という気持ちもあります。綴理推しの私にとっては「あと1年しかない」のかもしれません。終わりを思わず意識せずにはいられないほどこの1年間が楽しかったから。
102期生、103期生の『イマ』の活躍を卒業まで見届けて笑って送り出したいと思います。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
願わくば蓮ノ空女学院のライブ会場でお会いできることを楽しみにしております。
信綱
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