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朗読劇chill moratorium観劇してきた

岩田陽葵さんと三浦涼介さんが共演?!
なら行くしかないじゃないか(アスラン・ザラ)
というわけで9月21日(日)の昼夜2公演を観劇してきました。

どんなお話?とか考察とかはしないのでご承知おきください。多重人格が統合してひとつになるように舞台の記憶も薄れゆくのが自然の流れなので(謎理論)
決して私がアホだから内容をあんまり理解できてないからではない。1回目はよくわかんなかったけど2回見たおかげでなんとかわかったし(アホ)


多重人格者とそれを治療する精神科医のお話。
多重人格者というだけあって様々な人格を演じ分けているのが印象的でした。普段こういった朗読劇といったものにそれほどバリューを感じていないのですが知ってる役者の二人芝居ということでチケットを取ってよかったです。動きが結構あったのでほぼ演劇ですね。
岩田陽葵さんが演じたのが
精神科医(女医)
軍人(男性)
少女
精神科医(男性)
………だよな?

女医を演じているときは眼鏡をかける所作一つとってもエロ優雅で気品がありました。落ち着いた口調や声色も相まって非常にエロ大人びた印象があり普段よく見るほがらか100%みたいな役とのギャップでもうだめです。ジェルソミーナ先生、俺の恋の病も診察してくれませんか。

一転して男性を演じている際にはそういった空気がまったく無くて役者ってすげーなーとか思いました(語彙力がない)

人格が変わる瞬間で印象がガラッと変わるのが面白いし演技上手いなと思って見てたのですがその瞬間に客席から笑いが起きていたのでどうやら私は人とツボがずれてるみたいです。あ、ここ笑うところなんだ………ポイントが何度かあった。


というわけで早いですが総括
クラウンの幕間や本編の結末も含めてちょっと客を信頼しすぎなんじゃないの?という朗読劇でした。2回見たからいいけど私のような1回見ただけではこれどういうこと?みたいになってしまうアホはどうしたらええねん。
おもしろいはおもしろいけどその結末は丸投げじゃないですかね。結局最初2人が開けた封筒には誰のカードが入っていたんですかね。各々の解釈でいいって言われたらそれはそうなんですが。
朗読劇という客の想像力でなんでもできるはずの舞台なのに基本的に診察室という空間の中でしかお話が進まないのが空想が広がらないなと思いました。舞台上に大量に置かれた椅子が多重人格をあらわしてるのかな。やっぱ良くも悪くも雰囲気重視といった印象。
演者の怪演、男性キャストが昼夜で変わることで差異が出る。この辺りはおもしろかったですがそれは人の魅力であって本の魅力ではねぇな。序盤から会話劇に丁寧に仕込んだアレコレが最後に繋がるのは良かったと思います。
今回はこの辺で。アデュー。

信綱




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