一手ずつ解説するよわ将の対局(第三局)
■はじめに
今回は24の15分で対局しました。
じっくり考えられるのがいいですよね。
本局は後手番となりました。
今回も激指詰将棋コレクションで検討して参ります。
■対局開始!
1:▲2六歩 (2秒)
居飛車宣言の手。
2:△7六歩 (1秒)
振り飛車も含む幅広い手を考えていました。
3:▲4八銀 (2秒)
▲7六歩かと思いきや。しかし損が無い手。
4:△3二飛 (10秒)
持ち時間が長いとは言え、いちいち考えていては良くない。
慣れた進行にしようと三間飛車へ。
5:▲4六歩 (7秒)
嫌いな右四間を思い出してしまう手である。
次に▲4七銀で飛車先の歩すら交換させんという気持ちも伝わってくる。
棒金と組み合わせて飛車を圧迫されると石田流もハーフハーフ。
6:△3五歩 (1秒)
将棋は飛車先をついてなんぼだろう。
7:▲7六歩 (24秒)
いよいよ角がぶつかる。
石田流を目指すのがよわ将NOB。
角を捌けたらむしろ良し。
△4四歩は考えてはいけない。
8:△6二玉 (9秒)
角交換あってなんぼ。
升田先生ありがとうございます。
9:▲4七銀 (24秒)
当然の一手か。
右四間にするのかどうかが気になったが割り切る。
10:△7二玉 (2秒)
この序盤、王様を囲う手に悪手なし。
△7二銀は角を打ち込まれるので気をつける。
11:▲2二角成 (6秒)
角道開けといてあれなんですけど、恐れていた角交換。
角交換をギリギリまでしないのが良くて振り飛車党になったのに。
12:△2二同銀 (1秒)
どうなる!?俺!
13:▲8八銀 (4秒)
次に▲7七銀として囲いに使っていこうとする手。
14:△8二玉 (14秒)
落ち着くために10秒使ったか、もしくは気絶していたか。
15:▲7七銀 (7秒)
囲いに使って銀が生き生きしてきた。
16:△7二銀 (1秒)
片美濃囲い完成。囲いに入ると一安心。
17:▲6八玉 (5秒)
居飛車も玉を囲って充実した攻めをしたい所。
振り飛車側も石田流を急いだからってどうなん?って感じなんで。
18:△9四歩 (1秒)
超大事。詰ますのに駒が多めに必要になるのででかい。
何かあったら窓から逃げるみたいな。
19:▲9六歩 (2秒)
居飛車側も、もちろん損が無い手。
20:△1四歩 (9秒)
△3四飛が見えたが角打の対応方法が見えず。
石田流の端角の為でもあり損は無い。
このタイミングなら挨拶返してくるだろう。
21:▲1六歩 (4秒)
気が合うね。仲良く出来そうです。持ち時間15分だもんね。
22:△3四飛 (35秒)
角打を警戒していたが、△4四飛でいいやと決行。
23:▲7八玉 (10秒)
玉を囲う手に悪手無し。
24:△5二金左 (47秒)
形とばかりに桂馬を跳ねて大丈夫なんだろうかと気絶。
迷った挙げ句、2DKに引っ越し。
最善は2二銀に紐を付ける△3二金のような手のようだ。
25:▲6八金 (17秒)
しっかり囲って居飛車も万全の体制か
26:△3三桂 (40秒)
石田流で負けたらそこまでよと。
しかし、相当時間をかけていたようだ。
27:▲3八金 (53秒)
右銀と協力して飛車を押さえ込もうという手。
飛車が狭い石田流。悩みは尽きない。。。
28:△4四歩 (13秒)※疑問手
△4五歩 ▲同歩 △同桂 と活用したい。
端角もつけて突破したい。
29:▲3二角 (28秒)
▲2一角成として銀を取っていこうという手
30:△1三角 (8秒)
元々打ちたかったのでヨシ
31:▲6五角成 (30秒)
リスクなく馬を作って万々歳。
32:△4五歩 (46秒)
5七めがけて突っ込む。
33:▲5六馬 (71秒)
同歩同桂を嫌い、△4六歩をしたら飛車を取っちゃおうという手。
34:△3六歩 (71秒)
飛車がある筋の歩を突き捨てておきたかった。
35:▲3六同歩 (70秒)
取る一手
36:△6四歩 (4秒)
次に△5四飛として馬と刺し違えるか、5七に利きを増やす狙い。
37:▲4五歩 (69秒)
歩を払って一安心。
38:△5四飛 (4秒)
お相手の長考中に考えられた。
39:▲6六馬 (73秒)
刺し違えを避ける。
3三桂・1三角が居なくなれば、銀が取れる位置に。
40:△4五桂 (16秒)
とにかく行こう!
41:▲4八金 (15秒)
5七に利きを足す一手。
42:△6五歩 (69秒)
馬筋をそらして5七突破を目指す。
43:▲6五同馬 (7秒)
飛車に近づいて後手怖いように思えるが・・・・
44:△5七桂成 (9秒)
念願の一手。
45:▲5四馬 (9秒)
根元の飛車を剥がす。
46:△6八成桂 (5秒)
王手で守りを剥がしていく。
47:▲6八同銀 (5秒)
囲い弱体化。
48:△5四歩 (15秒)
馬をしっかり取って、さぁここからまた頑張ろう
49:▲6四桂 (23秒)
ふんどしの桂で囲いに直接働きかける。
50:△5五角 (3秒)
両取りには両取りで返したる!
ひよったら桂馬を剥がそうという手でもある。
51:▲7二桂成 (15秒)
王手で銀桂交換。タダでは済まさないという声が聞こえてきた。
52:△7二同金 (2秒)
どうぞどうぞということで早く指すのが良いと誰かが言ってた気がする。
53:▲4六歩 (37秒)
飛車を無条件で取られてはいけない。
両取りから逃れる方法を必死に考えていたのではないかと思います。
54:△9九角成 (42秒)
この後、▲8八銀 △9八馬として、飛車があればなぁ・・・と悩む。
時間が無くなってしまうので決断。
55:▲7七桂 (15秒)
最善。6五・8五に利きが入って良い感じ。
56:△4五歩 (50秒)
角の利きを通して行こうという手
57:▲5七歩 (11秒)
角道を遮断。
58:△4六歩 (5秒)
前の手の流れで攻めていく。
59:▲3八銀 (7秒)
同銀同角は嫌。
60:△8四桂 (105秒)
大長考。▲8五銀としても△7四香で玉頭に殺到しようと考えました。
61:▲8五銀 (28秒)
当然の手でもある
62:△7四香 (2秒)
読み通りですよとプレッシャーを当たえているつもり
63:▲8四銀 (19秒)
銀桂交換駒損するが、桂馬を使った手筋を考えている
64:△8四同歩 (8秒)
さぁどうなる!!
65:▲6四桂 (5秒)
ふんどしで囲いに直接攻撃。
66:△6二金左 (2秒)
囲いに金を寄せて耐久力を維持。
67:▲7二桂成 (2秒)
相手の桂馬を上手に利用して駒得している。
真似したい。
68:△7二同金 (0秒)
耐久力を維持してなんとか寄せていきたい所。
69:▲1五歩 (1秒)
角頭を狙う一手も、自分にはチャンスと思えました。
70:△7六香 (8秒)
7七に駒を集中できると見て角を見捨てる。
71:▲1四歩 (14秒)
6八銀が利いているから安全と見たと思われます。
72:△5九銀 (29秒)
同銀と取れば詰むはず・・・・との事で。
73:▲5八金 (15秒)
囲いに近づけて囲いを維持しようとした手
74:△6八銀成 (18秒)
駒を補充しながらもう一回銀を打とうとしています。
※詰んでいたようです。
75:▲6八同金 (19秒)
まだまだ何とか頑張りたいという気持ちで指していると思います。
76:△5九銀 (1秒)
何しろ7七角成したいという手。
77:▲1三歩成 (42秒)
目的の角を取ることに成功。
78:△6八銀成 (73秒)
▲同玉に追う手になりそうだ・・・わからないが取る。
79:▲6八同玉 (6秒)
逃げられる自信がありそうな早さ。
80:△4八金 (6秒)
逃げ道封鎖。
さっきNHK杯で解説してた。
81:▲5六歩 (93秒)
上部に逃げだそうという手
82:△7七馬 (60秒)
時間があったのでしっかり見る。上部は馬が利く。
金が一枚ある。
83:▲5七玉 (15秒)
84:△4七金打 (3秒)
▲同銀に△同金まで。
先手投了。
対局ありがとうございました。
■反省点
・28手目4四歩から3二角と打たれ馬を作られてしまった。
・△3三銀~△2二飛と活用。
・△3二金として陣取る。
■ 最後までお読み頂きありがとうございました。
また勝局ありましたら振り返ります!
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