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福岡ソフトバンクホークスの投手戦力紹介!早めの開幕一軍予想も

 キャンプも開始から2週間が経過し、各球団練習試合など実戦を行い始めています。
 今回は、ソフトバンク投手の2024年の戦力紹介をしていきます。最後では開幕一軍メンバー予想もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※以下一部敬称略

昨季のソフトバンクの主な投手陣

先発

 選手名   登板数  勝敗  防御率
 有原航平  17試合 10勝5敗 2.31
 和田毅   21試合 8勝6敗     3.24
 東浜巨   17試合 6勝7敗     4.52
 大関友久  17試合 5勝7敗     2.92
 藤井皓哉  34試合 5勝3敗     2.33
 石川柊太  23試合 4勝8敗     4.15

 昨季のソフトバンク先発陣はかなり脆弱性が露呈していました。厳しい言い方にはなってしまいますが、年間を通してローテーションを守れた投手は石川柊太選手のみで、1年間先発をした投手で最も登板数が多かったのは最年長の和田毅選手。メジャーから日本球界に復帰し、ソフトバンクに入団した有原航平選手は10勝を挙げたものの、なかなかそこに続く選手が現れませんでした。先発転向を目指した藤井皓哉選手もシーズン途中からは中継ぎに戻るなど、なかなかローテーションを固定できずにシーズンが終わりました。
 しかし終盤ではカーター・スチュワート・ジュニア選手がデビューするなど、今季につながるものはあったのかなと筆者は感じました。

中継ぎ

 選手名   登板数   勝 敗  ホールド セーブ防御率
 オスナ   49試合  3  2   12     26  0.92
 津森宥紀  56試合  4  4   22       0  3.51
 松本裕樹  53試合  2  2   25       0  2.68
 大津亮介  46試合  2  0   13       0  2.43
 甲斐野央  46試合  3  1     8       2  2.53
 田浦文丸  45試合  2  1     7       0  2.38
 板東湧梧  30試合  5  4     1       0  3.04

 先発陣に対し、ブルペン陣はかなり安定していました。圧倒的存在だったリバン・モイネロ選手を早い段階で欠きながらも、他の選手たちが奮闘。特にルーキーの大津亮介選手は社卒の即戦力投手として実力を存分に発揮し、46試合に登板するなどの活躍を果たしました。
 抑えのロベルト・オスナ選手も防御率0点台と"守護神"の名を恣にする投球を披露。来季からも大型契約を更新しており、しばらくクローザーの座は安泰そうです。

入れ替え・離脱中選手

 ここで、今季オフのソフトバンクにあった選手の入れ替え、現在故障中の選手について見ていきましょう。

入退団一覧

 OUT      IN
 中道佑哉     鍬原拓也(育成)
 奥村政稔     前田悠伍
 岡本直也     岩井俊介
 森唯斗      村田賢一
 髙橋純平     澤柳亮太郎
 嘉弥真新也    大山凌
 古川侑利     宮里優吾(育成)
 椎野新      星野恒太朗(育成)
 重田倫明     藤原大翔(育成)
 高橋礼      藤田淳平(育成)
 泉圭輔      長水啓眞(育成)
 ジョー・ガンケル 長谷川威展
 甲斐野央     ダリオ・サルディ(育成)

故障中選手

 風間球打:腰椎分離症
※キャンプ初日から二軍で通常メニュー
 澤柳亮太郎:左膝の違和感
※キャンプ初日から三軍で通常メニュー
 田浦文丸:左肩のコンディション不良
※キャンプはリハビリスタート
 木村大成:詳細不明
※キャンプはリハビリスタート

 ソフトバンクは育成でも大量の選手を抱えているのでオフの入れ替えも凄まじいですね。今季は森唯斗選手や嘉弥真新也選手など実力者が戦力外になるなど、衝撃的なニュースもありました。加えて、FAで移籍してきた山川穂高選手の人的補償に甲斐野央選手が選ばれたことで、中継ぎの柱を1つ失うことに。数々の騒動は起こりましたが、結果として投手力を減少させたことに変わりはありません。

 今のところ投手での新外国人の入団はありませんが、ドラフトでは超高校級左腕の前田悠伍選手を獲得。さらには巨人を退団した鍬原拓也選手を育成で獲得するなど、急務の課題となっている先発力の補強を怠ってはいません。

 少し残念なのは、昨季中継ぎの一角として活躍した田浦文丸選手がコンディション不良で今年のキャンプはリハビリスタートなこと。昨季ブレークし出しただけに今季からは本格的に重要な場面を任せられるような投手になると筆者も思っていたので、開幕に間に合ってほしいですね。

開幕一軍予想

 以上を踏まえて、今季の開幕一軍を今から予想してみようと思います。

先発

 ①有原航平 ②東浜巨 ③大関友久
 ④和田毅 ⑤リバン・モイネロ
 ⑥カーター・スチュワート・ジュニア

 昨年末に小久保監督が宣言した通り、モイネロ選手は先発で行くようです。転向初年度ですしローテの5、6番手からスタートすることになりそうですが、ハマれば球団のエースになることは間違いないでしょう。
 あとは生え抜きの右投手がもう少し突き上げてきてほしいですね。石川柊太選手やスチュワートJr.選手にもここに食い込んできてほしいですが、どうなるでしょうか。

中継ぎ

 ❶ロベルト・オスナ ②津森宥紀 ③藤井皓哉
 ④松本裕樹 ⑤大津亮介 ⑥田浦文丸
 ⑦ダーウィンゾン・ヘルナンデス
黒文字はクローザー

 中継ぎは田浦選手が間に合う想定で組んでみました。藤井皓選手は昨季の成績から今季は中継ぎスタートになりそうです。
 また、昨季1試合に登板したダーウィンゾン・ヘルナンデス選手は小久保監督から開幕一軍を明言されており、指揮官からの期待値の高さが伺えます。デビュー戦で2失点し防御率27.00という数字を残してしまったヘルナンデス選手ですが、まだ真の実力を発揮できていない感じが否めません。先発に転向したモイネロ選手の穴を埋めるような活躍ができるとブルペンはより強固になりますね。

まとめ

 1年間ローテを守れる選手がなかなかおらず、先発に苦心した昨季のソフトバンク。圧倒的なエース的存在が現れず今季はそんな投手に期待したいところですが、モイネロ選手や大関友久選手がそういうところにはまってくれるとソフトバンクとしては心強いですよね。
 小久保新監督の下"美しい野球"をして優勝を目指す今季のソフトバンク。華麗な投手リレーを披露し、球場に多くの「VIVA」を轟かせたいですね。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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