チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その22〜
来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第二十二回はシン・常勝軍団の外野手争いに割って入る、俊足強打のメジャーリーガーです。
名前:コーディ・トーマス
生年月日:1994年10月8日(29歳)
出身:アメリカ合衆国・テキサス州
コーディ・トーマス選手はアメリカ合衆国出身の外野手で、右投左打、身長は193センチ、体重は96キロと大きな体躯を持っています。
トーマス選手は外国人選手によくある脳筋パワータイプでは無く、どちらかというとスピードタイプ。走塁時のトップスピードはメジャーリーグでも上位に属するほどのものを持っており、大谷翔平選手にも匹敵します。
トーマス選手は2013年のMLBドラフト30巡目でニューヨーク・ヤンキースから指名されましたが、契約せずにフットボールでの奨学金を得て進学。当初はフットボールのみプレーしていましたが徐々に野球と兼任するようになり、やがて野球一本になっていきました。
そして、2016年に13巡目でロサンゼルス・ドジャースから指名されて入団。同年はルーキー級2球団でプレーしました。
2017年はA級で121試合に出場すると、18年はA+級で127試合に出場し、打率.285、19本塁打と好成績をマーク。
2019年はAA級でプレーするなど徐々に階級を上げていきましたが、翌20年はコロナのため公式戦出場はありませんでした。
2021年からはトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。AAA級で出場59試合ながら18本塁打を放つなど強打をアピールします。
そして、2022年にメジャーデビュー。10試合に出場して打率.267を記録しました。
2023年も19試合に出場、初ホームランをマークしましたが、それ以上にAAA級で無双。107試合に出場してサイクルヒットを達成するなど、打率.301、23本、109打点と圧倒的でした。
それでもオフにFAとなり退団。今季からはオリックスでプレーすることが決まりました。
あの助っ人選手と縁がある!?
今季から日本でのプレーが決まったトーマス選手ですが、実は現阪神のシェルドン・ノイジー選手と縁があります。
トーマス選手が在籍していたオクラホマ大学の大学野球部にはノイジー選手がおり、同い年であった2人は交流もあったことでしょう。
さらに、2021年にアスレチックスへトレード移籍した際、アスレチックスからはノイジー選手が移籍選手の1人となりました。共闘、ということにはならなかったものの、ここでもまた関わりがありましたね。
そして、今季からは共に日本球界でプレー。リーグは異なりますが、本拠地も近いですし2人で会ったりする機会もありそうですね。
トーマス選手のプレー動画
打球は角度の低いラインドライブ系のものが多いですね。突き刺さるライナーのようなホームランが印象的です。どうやらトーマス選手の打撃力は天性の物と言われているようで、確かに冴えた打球を飛ばしていますね。
走塁も大きなストライドを生かした走りでぐんぐん加速していっています。さながらWBCの大谷翔平選手ですね。
守備範囲も特に問題無さそうですし、走攻守に穴のないバランスの取れた選手であることは間違いないです。日本球界に適応し「攻」や「走」の部分が飛び抜けてくると面白い存在になりそうです。
まとめ
トーマス選手はアメリカ合衆国出身の外野手で、天性の打撃力とメジャーでも屈指の走力を兼ね備えた選手です。
阪神・ノイジー選手とは大学時代から交流があり、交流戦やポストシーズンでの対戦が楽しみですね。背番号は「45」に決定しており、キャンプからの外野争奪戦で生き残れるか楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。