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のぼ〜る広報のイチオシ〜阪神タイガース投手編〜

 本記事の筆者・のぼ〜る広報が、各チームのイチオシ投手と野手を1人ずつ紹介シリーズ、題して「のぼ〜る広報のイチオシ」。曜日は具体的に決めていませんが、随時更新していくシリーズものとなりますので、投稿した際は気にかけてくださると幸いです。第11回は、投手ながら打撃センスにも優れる西純矢選手です。

西選手ってどんな人?(成績)

 2001年9月13日に広島県廿日市市で生まれた西選手は、身長184センチ体重90キロとプロ野球投手の平均よりも一回り大きい体格をしています。
 岡山の名門校・創志学園高校に入学した西選手は、1年時から140キロ後半のストレートを投げることで知られており、2年の夏に甲子園に出場すると1回戦で16奪三振を見せたことでさらに注目を浴びます。3年生で甲子園に出場することは叶いませんでしたが、岡山県大会で平均的に145キロを超える直球が見られたことと高校通算25本塁打の強打のバッティングが評価され、U-18日本代表に選出。チーム最多の4試合に登板し13回1/3を投げて防御率1.35、打撃では大会本塁打王を獲得するなど投打に渡って活躍しました。その後の2019年のドラフトでは、「高校BIG4」と呼ばれていた星稜高校(現ヤクルト)・奥川恭伸選手、大船渡高校(現ロッテ)・佐々木朗希選手、横浜高校(現阪神)・及川雅貴選手と共にプロ入り。西選手はドラフト1位での入団でした。
 ルーキーイヤーでの登板は無かったものの、2年目の21年5月19日に初めて一軍昇格を果たし、同日のヤクルト戦に先発。5回を無失点に抑え、球団初の快挙となる"高卒投手が初登板初先発で初勝利"を達成しました。22年5月18日にはプロ初ホームランと初完投を同時に決めると言う、まさに自分で試合を終わらせたと言うべき内容がありました。23年も、ピッチングだけでなく打棒も光らせてほしいですね。

西選手ってどんな人?(エピソード)

 「西」と聞けばチームメートである西勇輝選手を思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか。そうなんです。実は西純矢選手と西勇輝選手は親戚なんです。どうやら2人の父方の曾祖父が兄弟だそうで、プロ入り時にも話題となっていたので覚えている方も多いのではないでしょうか。プロ野球で親戚といえば菅野智之選手と原辰徳監督のイメージが強いですが、この2人も忘れてはなりません。西勇輝選手の豊富な経験値を存分に吸収して、いつか「今日の先発 西」「明日の予告先発 西」と言う場面を見てみたいですね。

西選手のここがイチオシ!

 筆者が西選手の推している部分は、

150キロを投げながら、シーズンに4〜5本ホームランを打てるポテンシャルを持っているところ

 です。22年9月11日の中日戦では自己最速の154キロを記録するなど本格派としての一面を持つ西選手ですが、先述した通りプロの投手相手にホームランを放つなど"隠れ二刀流"の一面も持っています。大谷翔平選手のように外野を守れるわけではありませんが、自身が打てることで1から9番まで気の抜けない打線を完成させられます。こういう選手がいるので、筆者はセリーグDH制導入になかなか賛成ができません。

 以上が西選手の紹介でした。本来「9番 ピッチャー」の打順は落ち着いてアウトを取れるケースがほとんどですが、西選手は例外です。いずれ7番や3番にピッチャーとして座っていても面白いかもしれませんね。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典

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