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埼玉西武ライオンズの投手戦力紹介!早めの開幕一軍予想も

 2月も下旬に入り、オープン戦も始まりました。
 今回は、西武投手の2024年の戦力紹介をしていきます。最後では開幕一軍メンバー予想もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※以下一部敬称略

昨季の西武の主な投手陣

先発

 選手名   登板数  勝敗  防御率
 平良海馬  23試合 11勝7敗 2.40
 髙橋光成  23試合 10勝8敗 2.21
 今井達也  19試合 10勝5敗 2.30
 隅田知一郎 22試合 9勝10敗 3.44
 松本航   20試合 6勝8敗     3.47
 與座海人  15試合 2勝6敗     3.69

 昨季の西武は、ローテーションの土台がしっかりと安定していました。表ローテではエースの髙橋光成選手を筆頭に、先発として安定し始めた今井達也選手今季から先発に転向した平良海馬選手の3人が2桁勝利を達成。
 隅田知一郎選手も勝ち越しとはいきませんでしたが、それでも9勝を挙げるなど活躍。先発陣の1試合あたりの投球イニング数はどの選手も6〜7回と長く、それぞれが試合を作っており、山賊打線の頃からは考えられないほど投手が発展しました。

中継ぎ

 選手名   登板数   勝 敗  ホールド セーブ防御率
 増田達至  40試合  4  4      6    19  5.45
 平井克典  54試合  4  3    28      0  2.55
 佐藤隼輔  47試合  1  2    18      0  2.50
 青山美夏人 39試合  0  1      1      3  2.96
 ティノコ  38試合  0  3      8      0  2.83
 森脇亮介  31試合  2  1    12      3  1.95
 クリスキー 14試合  0  0      2      7  1.93

 先発陣とは異なり、中継ぎ陣は負担が様々な選手に分散されており、1人当たりの試合数はかなり少ない印象です。その中でも、平井克典選手はセットアッパーとして奮闘。チームトップの54試合に登板するなど、大車輪の活躍を見せました。
 しかし、唯一のマイナスポイントは絶対的な守護神が不在だったこと。チームトップのセーブ数を稼いだ増田達至選手でも19個防御率は5点台中盤と打ち込まれました。シーズン終盤は途中加入したブルックス・クリスキー選手の台頭で何とかなりましたが、今季は代わりとなる選手は現れるのでしょうか。

入れ替え・離脱中選手

 ではここで、今季オフの西武にあった投手の入退団と、現在離脱中の選手について見ていきましょう。

入退団一覧

 OUT         IN
 公文克彦      ビクター・ロペス(育成)
 張奕        武内夏暉
 ジャシエル・ヘレラ 上田大河
 ヘスス・ティノコ  杉山遙希
 ブルックス・クリスキー            成田晴風
 ディートリック・エンス            宮澤太成
 宮川鉄       糸川亮太
           シンクレアジョセフ孝ノ助(育成)
           川下将勲(育成)
           木瀬翔太(育成)
           アルバート・アブレイユ
           中村祐太
           ジェフリー・ヤン
           甲斐野央

故障中選手

 佐々木健:左肘トミージョン手術及び鏡視下クリーニング術
※実戦復帰は今年夏の見込み
 森脇亮介:右上腕動脈閉塞症に対する上腕動脈パッチ形成術
※1月下旬時点でキャッチボールを再開

 昨季の西武は退団した選手こそ少なかったものの、かなりの選手が育成契約に移行しました。トミージョン手術を決断した佐々木健選手や、右肘の手術を行った赤上優人選手など、元々育成だった選手を含めれば8選手が育成再契約となりました。

 そうして空いた支配下枠には強固な選手たちを追加。新外国人としてアルバート・アブレイユ選手ジェフリー・ヤン選手を獲得すると、ドラフトでは即戦力大卒ルーキーの武内夏暉選手が入団。山川穂高選手の人的補償としては実績十分の甲斐野央選手を獲得するなど、かなり西武の本気度が伝わる補強となりました。新加入の2人の助っ人選手については、ぜひ下の記事をご覧ください。

アブレイユ選手

ヤン選手

 また、佐々木健選手や森脇亮介選手は長期離脱の怪我をしているものの、キャンプ中に怪我をした選手というのも現状おらず、戦力ダウンは避けられていると思います。

開幕一軍予想

 以上を踏まえて、今季の開幕一軍を今から予想してみようと思います。

先発

 ①髙橋光成 ②平良海馬 ③今井達也
 ④隅田知一郎 ⑤與座海人 ⑥松本航

 筆者は、開幕投手は髙橋光成選手と予想しました。そして、先発のメンツは去年と大して変わらないのかな、と思いました。武内夏暉選手らを補強してはいるものの現時点で即ローテに食い込める、というほどの成果を出しておらず、今季途中からならまだしも、開幕ローテには入れないのではないか、と考えています。
 また、先ほど挙げた2人の助っ人も中継ぎや抑えの適性が高いため、先発での起用は考えにくいと思います。

中継ぎ

 ❶アルバート・アブレイユ ②増田達至
 ③平井克典 ④甲斐野央 ⑤豆田泰志
 ⑥佐藤隼輔 ⑦ジェフリー・ヤン
黒文字はクローザー

 中継ぎは7枠に絞りづらかったですね。守護神は増田達至選手に代わりアブレイユ選手が務めるような気がします。そして、新たに甲斐野選手やヤン選手がブルペン入りすると予想。この他にも水上由伸選手やボー・タカハシ選手、田村伊知郎選手など様々な実力者がいるのですが、西武の中継ぎ陣は壮絶な椅子取りゲームとなりそうです。

まとめ

 数年前から圧倒的に飛躍を遂げた西武の投手陣、大物助っ人や即戦力ルーキーを獲得するなど、昨季たりなかったピースを埋めるような補強を行いました。今季は他球団もかなりの戦力強化をしていますが、西武はその中でも一際本気の強化をしているように感じます。
 この投手陣と野手がうまく絡めば、昨季とは打って変わって西武も優勝争いに加わることができるでしょう。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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