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チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その24〜

 来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第二十四回は溢れんばかりの顎鬚と髪の毛がトレードマークの、DeNAに入団した27歳右腕です。

名前:アンドレ・ジャクソン

生年月日:1996年5月1日(27歳)

出身:アメリカ合衆国・アリゾナ州

 アンドレ・ジャクソン選手はアメリカ合衆国出身の投手で、右投右打、身長は191センチ、体重は95キロと長身の選手です。
 上体を軽く反らすようなフォームから最速157キロのストレート、カットボール、カーブ、チェンジアップを投げる本格派です。

 ジャクソン選手は2014年MLBドラフト32巡目でテキサス・レンジャースから指名を受けたものの、契約せずに大学へ進学。大学時代は投手と外野手の二刀流でプレーしていたものの、2016年にトミージョン手術を経験しました。
 その後、2017年MLBドラフト17巡目でロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入りを果たします。しかし、同年は手術の影響で全休します。
 翌18年にルーキー級でデビュー。シーズン途中にはA級に昇格しました。
 2019年はA級、A+級でプレー。計25試合に登板して114投球回以上の141奪三振を奪うなどドクターKっぷりが発揮されていました。
 2020年はコロナで出場は無かったものの、オフにルール・ファイブ・ドラフトでの流出阻止のためロースター枠入りしました。
 そして、2021年はAA級で開幕を迎えると、AAA級に昇格後、メジャーデビュー。3試合に登板し、1敗1セーブ、防御率2.31という成績を残しました。マイナーリーグではオールスターに選出されるなど、飛躍の年となりました。
 2022年はAAA級で先発をこなすと、メジャーではクローザーを経験。この年も1セーブを挙げました。
 昨季はシーズン途中までドジャース傘下でプレーすると、6月下旬にトレードでピッツバーグ・パイレーツへ移籍。移籍後は12試合に登板し1勝3敗、防御率4.76という成績を残しましたが、オフにDFAに。
 その後、2024年からはDeNAでプレーすることが決定。新たなプレースポットは日本に決まりました。

ハマの人間山脈?

 NPBでのプレーということになったジャクソン選手ですが、DeNA獲得の報道が出た時に一部の記事の見出しについたのは「人間山脈級補強」の文字。
 これはかつてプロレス界でその名を轟かせていた往年のプロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントに付けられた愛称「人間山脈」に由来しています。
 身長223センチ、体重200キロ越えと異次元の体格をしていたアンドレ・ザ・ジャイアント氏とファーストネームが同じことからおそらく記事にも使われたのだと思いますが、ジャクソン選手も「ハマの人間山脈」として活躍してほしいですね。

ジャクソン選手のプレー動画

 軽く投げている感じがしますね。それでいてストレートの球速は90マイル中盤を維持しています。特に高めのストレートの威力がすごいですね。すっぽ抜けというレベルで浮いたストレートでも空振りを奪えるのはノビがある証拠です。比較的選球眼の良い選手の多いNPBで同じ配球が通じるかは分かりませんが、これで三振が取れたらすごい成績を残しそうです。
 スライダーはクロスファイヤーに決まるボールがいいですね。右打者はあれで空振りを取れそうです。
 チェンジアップはボールによって縦主体のものだったり横主体のものだったりしますね。使い分けができるならカウント球にも決め球にも持って来れそうです。

まとめ

 ジャクソン選手はアメリカ合衆国出身の投手で、約190センチの長身から150キロ中盤あたりのストレート、スライダー、チェンジアップを主に投げる投手です。
 メジャーでは先発と抑えの経験がありますが、今のDeNAのローテーション事情を見る限りおそらく先発での起用が濃厚です。
 かつてプロレス界で「人間山脈」と呼ばれたアンドレ・ザ・ジャイアントのように、ジャクソン選手も野球界を湧かせてほしいですね。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

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