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中日ドラゴンズの投手戦力紹介!早めの開幕一軍予想も

 2月も下旬に入り、オープン戦も始まりました。
 今回は、中日投手の2024年の戦力紹介をしていきます。最後では開幕一軍メンバー予想もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※以下一部敬称略

昨季の中日の主な投手陣

先発

 選手名    登板数  勝敗  防御率
 髙橋宏斗   25試合 7勝11敗 2.53
 小笠原慎之介 25試合 7勝12敗 3.59
 涌井秀章   21試合 5勝13敗 3.97
 柳裕也    24試合 4勝11敗 2.44
 福谷浩司   14試合 3勝4敗     5.17
 松葉貴大   11試合 1勝4敗     3.28

 ご存知の通り、昨季の中日先発陣は10敗カルテットという不名誉な記録を打ち立ててしまいました。前半戦は悲惨なほどに援護が得られず、その結果投手陣のモチベーションが低下してしまったのでしょうか、後半戦は投手自身の内容も悪化していきました。
 そして、その4人によく目が行きますが、それ以上にまずいのは残り2枠のほう。10敗以上負けてはいるものの、4人はまだローテに定着しています。しかし、残りローテ2枠のところは埋まらないままシーズンが終わりました。シーズン途中からはルーキーの仲地礼亜選手や怪我明けの梅津晃大選手先発転向した根尾昂選手など候補はたくさんいたのですが、前半戦はカツカツでしたね。

中継ぎ

 選手名   登板数   勝 敗  ホールド セーブ防御率
 マルティネス         48試合  3  1      9    32  0.39
 藤嶋健人  56試合  1  1    14      4  1.07
 勝野昌慶  50試合  5  2    20      1  2.01
 清水達也  50試合  3  3    25      0  3.09
 祖父江大輔 45試合  3  5    13      0  3.57
 松山晋也  36試合  1  1    17      0  1.27
 齋藤綱記  31試合  2  0    11      0  0.73

 先発こそ負けがかさみましたが、中継ぎはやはり球界屈指のクオリティーですね。守護神のライデル・マルティネス選手が脅威の防御率0.39で32セーブを記録しただけでなく、他の選手も悪くて3点台後半と1年間安定していました。個人的には勝野昌慶選手が特に頑張っていたかなと思います。先発から中継ぎに転向すると、いわゆる勝ちパターン入りして20ホールド、防御率も2.01と圧巻でした。こういうパワータイプのピッチャーが筆者は好きなので、今季も活躍してほしいですね。

入れ替え・離脱中選手

 ではここで、中日の投手陣にあった今オフの入れ替えと、現在離脱している選手を見ていきましょう。

入退団一覧

 OUT         IN
 谷元圭介        梅野雄吾
 岡野祐一郎       草加勝
 松田亘哲        福田幸之介
 ジャリエル・ロドリゲス 土生翔太
 鈴木博志        加藤竜馬
             菊田翔友(育成)

故障中選手

 草加勝:右肘内側側副靭帯のトミージョン手術
※今後はリハビリ予定
 大野雄大:左肘クリーニング手術
※今季キャンプでシート打撃に登板済
 森博人:右肘尺側側副靭帯損傷
※2月6日に発症、今後は二軍に合流予定
 ライデル・マルティネス:臀部の張り
※ブルペンで立ち投げ済
 岩嵜翔:右肘内側側副靭帯のトミージョン手術
※2月22日に約1年10ヶ月ぶりの実戦登板
 石川翔:右肘内側側副靭帯のトミージョン手術・尺骨神経移行術
※キャンプは二軍で通常メニュー
 岡田俊哉:右大腿骨骨幹部整復固定術の手術
※2月21日に打撃投手を務めるも途中で切り上げ
 森山暁生:左肩痛
※キャンプはコーチ指示

 昨季は去年のオフからジャリエル・ロドリゲス選手が亡命し、中継ぎの柱を欠いた状態からスタートしました。しかし、この部分は代わりとなる選手が次々と出てきたので結果的には良かったかなと思います。また、経験豊富なベテランだった谷元圭介選手が引退するなど、ビッグネームが中日を去りました。

 新加入選手としては、ドラフト1位で完成度の高い大卒投手である草加勝選手を指名、即戦力枠として東邦ガス・加藤竜馬選手を獲得するなど投手のテコ入れもしっかり行いました。現役ドラフトでもヤクルトから梅野雄吾選手を獲得するなど、中継ぎ陣を完全体にさせようとしていますね。

 しかし、ドラ1の草加選手がいきなりトミージョン手術、その他にも長期離脱級の大怪我をする選手が今キャンプで続出。育成選手も含めると現在の中日の投手はかなりボロボロです。正直このままでは二軍戦のシーズン通しての運用も厳しくなってくるかもしれません。

開幕一軍予想

 以上を踏まえて、今季の開幕一軍を今から予想してみようと思います。

先発

 ①小笠原慎之介 ②髙橋宏斗 ③柳裕也
 ④大野雄大 ⑤涌井秀章 ⑥梅津晃大

 開幕投手はやはり小笠原慎之介選手ではないでしょうか。髙橋宏斗選手や大野雄大選手、柳裕也選手など対抗馬はたくさんいますが、筆者はやはり若き左腕を推したいです。また、今季からは大野雄大選手が戻ってこられるのが大きいですね。小笠原選手が開幕なら、大野雄大選手には裏の1番手で行ってほしいです。
 本当は根尾選手も入れてほしいのですが、昨季の内容からして梅津選手が開幕ローテに入りそうです。

中継ぎ

 ❶ライデル・マルティネス ②勝野昌慶
 ③藤嶋健人 ④清水達也 ⑤松山晋也
 ⑥齋藤綱記 ⑦梅野雄吾
黒文字はクローザー

 こう見ると中日の中継ぎは隙がないですね(笑)。オリックスのような全員が剛腕パワーピッチャーというような布陣で、コントロールもある程度備わっているので正直怖いものなしだと思います。
 筆者は梅野雄選手が入ると予想しましたが、立浪監督は開幕一軍に入れるのでしょうか。

まとめ

 打線となかなかマッチせず、先発陣がかなりの負債を負ってしまった昨季の中日。今季はもはや1点も取られなさそうな投手陣が仕上がっており、投手陣の今季の投球、そして打線との絡み方にも注目しましょう。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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