AIガチャ(生成AIのUX)とか
ChatGPTが使えるようになって、もうすぐ2年。最近はGeminiを使うことが多くなりました。
2つのサービスの利用時の体験を比較すると、ChatGPTのほうが情報を端的に教えてくれて、Geminiのほうが寄り添いながら教えてくれる印象を個人的に持っています。
(私のプロンプトがイけてないだけの可能性が大いにあります😂)
過保護なAI?
Geminiのやさしい気遣いに励まされる一方で、Geminiに対して過保護すぎないかい?と思ったりしています。
「技術の進歩とともに、より人間らしいコミュニケーションを実現」しようとしてくれてるらしいのですが、ここまで丁寧なコミュニケーションを人間である私はできてる自信がないです・・・。
生成AIは、的確なプロンプトを入力しないと欲しい情報を得られないというデメリットがあり、プロンプトエンジニアという界隈も広がっていますが、同時に生成AI側のUXもかなり親切になっている印象です。
そして、このまま生成AIの利用体験はさらによくなっていき、便利で親切なツールとして浸透していくでしょう。
「AIエージェント」と呼ばれるような、人間が目標を設定して、あとはいい感じにゴールまでやってくれる状態が、個人レベルにも浸透している世界が容易に想像できます。
どのAIを使えるかで新たなハードルに
生成AIがいつも近くにいて、細かいことはわからないけど、とにかくいい感じにしてくれることが当たり前として育つこれからの世代の方たちを、AIネイティブ=生成AIに育てられた世代とも言える時代になるのかなと思います。
そして、寄り添いなんでも察してくれるタイプの生成AIサービスを利用するのか、的確なプロンプトを入れないと何も答えを出してくれないスパルタタイプの生成AIサービスを使うのか、親は教育方針として考える時がくるのかもしれません。
ゲームの最初の画面で、何らかの属性のプレーヤーを選ぶかのように。
そして1度選んだら、それ以降、プレーヤーを切り替える際には、それまでの蓄積データは消えてリセットされてしまうかもしれない。
さらには、金銭面的な制約などがあり、無課金で戦わねばならないこと(生成AIサービスを自由に選べない・オプションをつけられないなど)を親ガチャならぬ生成AIガチャ失敗というような表現をしたりするのかもしれませんね。
(いや、金銭的な制約だと結局親ガチャと言われるのか・・・?)
Society 5.0の社会も近い?
技術革新によって、「障がい」の捉え方が変わってきた歴史のなかで、フィジカルの障がいから、個人のAI導入に対するハードルの高さがそのまま新たな障がいに繋がっていくことも予想できます。
いろいろな可能性があり、勝手な妄想が広がる今を楽しみ、さらに数十年後にこれらの妄想を伏線回収して、おもしろがろうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?