見出し画像

CAってどんなイメージ?

こんにちは、ゆちをです。

私は日系航空会社にCAとして新卒で入社し9年間勤務したのち、32歳で外資系航空会社のCAになりました。現在はアラブ首長国連邦をベースに働いています。CAのリアルライフをお届けしています。

【CAのイメージって?】


CAと聞くとどんなイメージが思い浮かびますか?
世間一般的には、花形、世界中を飛び回っている、容姿端麗、お金持ちと合コンしている(笑)とかキラキラ感溢れるイメージですかね?

昭和から続く花形と呼ばれる職業CAですが、当時は「エアガール」と呼ばれていたそうです。エアガールの採用基準を調べてみてビックリ!

年齢20~30歳
身長158cm以上
体重45~52.5kg
容姿端麗
英会話可能
東京在住

あと、良家の子女ってところも見られていたそうで、つ、つまり良家の娘で若くて賢くてスタイル良くて綺麗な子ってことですか?!選ばれし者しかなれなかったんですね、、そりゃ憧れの職業になりますよね。それにしても「容姿端麗」が条件に入ってるってめちゃくちゃルッキズム主義ですね、今だったら絶対に許されない(笑)

その当時は選ばれし者しかなれないスター的存在だったかと思いますが、現代では誰にでもチャンスがある職業です。(もちろん今でも一定の採用条件はありますが)

昔からCAを題材にしたドラマって結構ありますよね。「アテンションプリーズ」、「スチュワーデス物語」や「大和撫子」とかありましたよね。ドラマの中で描かれるCAさんってやっぱりキラキラしてますよね。女優さん達が美人だから余計に憧れますよね。昔からのイメージやドラマの影響もあって今でも人気の職業のCAですが、

ただ、実際は世間一般的にイメージされてるようなそんな華やかな職業ではないというのが私の意見でございます(笑)

【実際にどんな世界なの?】


結構泥臭く働いてます(笑)

お客さまをお出迎えする前にはまず機内の準備をします。機内装備品や各席のスクリーンが正常に動くかどうかの確認やヘッドセットを全席に配ったりと広い機内を行ったり来たり。特に時間に追われている時は全員が走り回っていてカオス。バタバタしてるので座席に足をぶつけたり、別のCAとぶつかったり、カートやコンテナーに指を挟んだり、気付いたら腕や足に見知らぬアザがあるって事がよくあります、、

上空では、
食事や飲み物を積んだめっちゃ重いカートを押し引きしながらサービスをします。
積んだ直後はなんせ重いので操作するだけでも疲れる!揺れの中でサービスするとなるとバランス取りながらなので更に疲れる!食事を載せたトレーを配るor回収するとき立ったりしゃがんだりの繰り返しで疲れる!高い場所にある重たいコンテーナーを出したり戻したりで疲れる!!!
などなど、軽い筋トレ祭りです。

最も重要な機内での業務の一つがラバトリーチェックです。つまりトイレ掃除です。火災の原因となる物が捨てられていないかの確認と清掃をします。
外資系に来て、トイレの汚れ具合に引いてます。
え、シャワー浴びました?っていうくらい水浸しだったり、シンクがゲロまみれだったり、、なんかの罰ゲームかな?手袋を何重にもして、鼻の息を止めて、いざ!と立ち向かいます。

国際線を乗務するCAは常に時差ボケです。
世界中を飛び回っているわけですから、体内時計が狂っています。その国の時間に合わせて眠れたらいんですが、なかなかそういう訳にもいきません。
長時間フライトの前に眠れなかったなんて日には、地獄の始まりです。キツいフライトが続いている最終日のCAの顔は疲れきっていて化粧も薄い(笑)
寝不足と時差ボケによる疲労で自分がいまどこにいるのか分からなくなる時があります、ここはどこ?

さらに日系の会社となると、厳しい縦社会が待っています。つまり、CAの仕事って体力と精神力が無いと長く続けていけません。ゴリゴリの体育会系ですね。笑顔の裏には強靭な足腰と睡眠不足との闘いがあるわけです(笑)


華やかなイメージと違って身体を酷使して働いているCAですが、もちろん皆んなが憧れる魅力的な部分もたくさんありますのでご安心を!笑
それはまた追ってご紹介します。

最後まで読んでくださりありがとうございました^^
それではまた次回!今日も良い1日を!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?