【tableau】簡易表計算・アナリティクスペインを使ってみよう

こんにちは!

今回は、Ord1のQ5を中心に、いろんな機能や技を紹介してみたいと思います。

お題は、「年月ごと売上の前年比成長率を確認してください。カテゴリごとの成長率を見たときに、2016年の成長率が年の後半に向かってより高く上がる傾向にあるカテゴリはどれでしょうか。傾向は線形で確認してください。」

ということなのですが・・・・

既に問題を読んだだけで心折れそうですね。
「年月ごと」
「前年比成長率」
「上がる傾向にあるカテゴリ」

このあたりが「どうしよう・・・」と思うポイントですね。

でも大丈夫です!早速進めていきたいと思います。

「年月ごと」をどう表すのか

データテーブルにある「オーダー日」は「日」って書いてありますよね。
「年月」と言われるとどうしたらよいのかと思いますが、
この「オーダー日」の元データ(データソースですね)にはちゃんと「年月」の要素も入っていますので大丈夫です。

早速、「オーダー日」を「列」シェルフに入れていきます。

「年」が出てきましたが、「月」はこのまま入れたのでは出てきません。
どうするのか?
ここでもう1回、「オーダー日」を列シェルフに入れます。
そして、入れたピルをクリックし、「月」を選択します。

月を選択すると、↓のようになりました!なるほど。ピルを2つにして年月を表示させるんですね。

無事「年月」がそろいました!

「前年比成長率」

「前年比成長率」なんて項目はテーブルの中に見つかりません。
え、計算式を作らないといけないのかな。。ええと、式は・・・
と思ってしまいそうですが、
tableauは計算しなくても大丈夫です。

ひとまず、「売上の前年比成長率」なので、「売上」を行シェルフに入れました。

ただ、これだと成長率ではなく、ただ売上合計の推移が示されただけで、
前年からどのくらいの成長があったかは示せていません。

ここで、ご紹介するのが「簡易表計算」の項目です。
「合計(売上)」ピルをクリックし、「簡易表計算」の項目をクリックすると、
なんと「前年比成長率」という項目があります!

計算式を考えなくてもtableauが計算してくれるんですね。よかった~!

2013年がデータの最初の年なので、2012年との比較はないということになりますので、2013年の折れ線グラフは出てきませんね。
「カテゴリはどれ?」という問題なので、次はこれにカテゴリを追加していきましょう。

行シェルフに「カテゴリ」を入れると、↑のようにあっという間にほぼ完成に近づきました!

「推移の傾向を示す」

グラフがどういう傾向にあるかというのを示す場合、方法はいろいろとあるようですが、
ここではKTさんの解説動画にあったものを素直にご紹介します。

傾向を分析する時に使用するのが「アナリティクスペイン」です。
アナリティクスは分析という意味なので、
まさにVizの傾向を分析したいときに使用するものということになります。
「ペイン」って日本語で聞くと、
え、痛み?どういうこと?と思うIT用語初心者の私ですが、
IT用語では「領域」とか「欄」のことを言うんだそうです。
pain ではなくて pane だそうです。なるほど~。

で、そのアナリティクス欄とやらはどこだ?ということですが、
左の「データ」タブの横に「アナリティクス」というタブがあります。
ここが「アナリティクスペイン」です。

早速アナリティクスのタブをクリックして、アナリティクスペンを表示させましょう。
この中のどの項目を使って傾向を分析するか?ということになりますが、
今回は「傾向」を知りたいので、「傾向線」を入れてみましょう。
「傾向線」の項目をシートにドラッグしていくと、このように、
どの傾向線にするかが出てきますので、指定されている「線形」のところに項目をドロップします。

ドロップして出てきた線形がこちらです↓

カテゴリごと、年ごとの傾向が示されて完成です!お疲れ様でした!


いかがでしたでしょうか?
この問題だけでも、3つもワザが覚えられました。
BIツール初心者の私にはOrd1も本当に高い壁のように思いましたので、
少しでも初心者さん用に分かりやすく説明できていたらうれしいです!

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