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感動した建築:松原市民松原図書館 編
こんにちは。佐藤研究室、学部4年の磯村です。
佐藤研究室では今年、設計のヒントを探るゼミの一つとして、「感動した建築」の発表を行っています。
5月に発表した「感動した建築」についてお話します。
今回が第2弾になります!
私が感動した建築は、MARU。architecture の「松原市民松原図書館」です。大阪府松原市にある図書館で、池に浮かぶような佇まいが印象的な建物です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721367014692-6TDdi0Ttkc.jpg?width=1200)
それではさっそく、見ていきましょう!
感動ポイント① 大きな書庫空間
エントランスを進み開架書庫に向かいます。
これは私が感動したイチ押しの写真です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721365746917-VD6BS3BT0J.jpg?width=1200)
浮いている箱、光るブリッジ、吹き抜け、天井高が変化し場所によって空間の変化を感じられます。一つの大きな開架書庫の空間に、レベルを変えた違った空間が混ざり合っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1721367740684-F6lJPkrfq8.jpg?width=1200)
開架書庫は一段低くなっており、エントランス付近から全体が見渡せます。エントランスの閉鎖的な空間と、書庫の大きく広がる空間の対比が見えます。
感動ポイント② 回遊性
階段を上り2階へ。新聞雑誌コーナーや勉強スペース、1階を見渡せます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721373104797-Wr6tKwPfkb.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721365952129-NIjPzvqrGC.jpg?width=1200)
1階と2階がスキップフロアでつながり回遊性が生まれます。先に空間が見え、行ってみたいという行動を誘発します。人の居場所がちりばめられていて、自分のお気に入りの場所を探しながら巡る体験ができました。
感動ポイント③ 外を取り込む窓辺
大きなコンクリートで覆われた建物に、所々外部とつながる大きな開口が開けられています。
![](https://assets.st-note.com/img/1721365991590-BkNE6tUEzO.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721365998801-Y2cNOBQhM6.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721366030902-F9UXZrGm7C.jpg?width=1200)
池を目の前にした読書スペースはとても気持ちよかったです。本や人で情報量の多い内部と比べて、外の池や風景とつながれる窓辺空間は開放的で居心地いい空間でした。
いかがだったでしょうか。実際に歩いてみることで気づく発見や体験がたくさんありました。建物全体を構成する大きな設計から、人が触れる小さな設計まで、たくさんの工夫がされていてとても感動しました。今回は夕方からの見学でしたが、昼間に見学すると光の入り方が変わり、違った印象の図書館を見られそうです。
ぜひ皆さんも、松原市民松原図書館に訪れてみてはいかがでしょうか!
(学部4年・磯村)
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