君が代 (フルコーラス版)
君が代とは壮大な一大叙事詩である。
ただ、現代においては、一番のみが広く知られ歌われていて、意味が矮小に誤解されているようだ。そのせいであろうか、学校行事などでも国歌としては歌いたくないという意見もある。
だが、我が国の国歌が、ある特定の一族の繁栄のみを祈るなどという、そんなスケールの小さなものなどであるはずはないではないか。本当は全人類、いや更にずっと広い視野に立った素晴らしい歌なのだということを知って、これからは誇りを持って堂々と歌っていただきたい。
今では忘れられた二番以降の歌詞を書き留めておく
一番
「君が代は千代に八千代に さざれ石のいわおとなりて 苔のむすまで」
二番
「君が代は千尋の底の さざれ石の鵜のゐる磯と あらはるゝまで 」
三番
「君が代は千重に千早に さざれ石の鋼となりて 星の果てまで」
四番
「君が代は千草と萌え栄え さざれ石に交わりなじみ 時の果てまで」
五番
「君が代は千夜に千切るも さざれ石の響きとなりて 明日の朝まで」
以下、それぞれの歌詞の意味である。
一番
君が代は千代に八千代に
=宇宙創生からの時間経過
さざれ石のいわおとなりて
=原始太陽系で微惑星が衝突して惑星が形成される
苔のむすまで
=生命が誕生し、葉緑素を持つ植物が生まれた
二番
君が代は千尋の底の
=海底で動物が多様化するカンブリア紀
さざれ石の鵜のゐる磯と
あらはるゝまで
=生物は陸上に進出し、恐竜が大繁栄したが、大量絶滅により鳥の系統だけになった
三番
君が代は千重に千早に
=生物の多様化と進化は進み哺乳類から人類が生まれた
さざれ石の鋼となりて
=そして文明を築き産業を興した
星の果てまで
=やがて地球を出て宇宙に拡がっていった
四番
君が代は千草と萌え栄え
=人類は恒星間にまで拡がる
さざれ石に交わりなじみ
=さまざまな異星文明と入り交じり、人類という種はもう無いが
時の果てまで
=ついには宇宙の終焉を迎えるとき
五番
君が代は千夜に千切るも
=ビッグ・リップによってバラバラになった宇宙
さざれ石の響きとなりて
=人類を含むこの宇宙のすべての存在の痕跡は空間構造のかすかな歪みとなり
明日の朝まで
=それが核となり、次の相転移を誘発、新たなベビー・ユニバースを幾つも生み出すに至った
・ちなみに二番は明治期に本当に作られたもので(http://www.union-net.or.jp/cu-cap/kimigayo2.htm)、三番以降は自分が新しく書き起こしたもの。2011年03月04日のツイートの内容を整理した。この頃、君が代の学校での斉唱問題かなんかでニュースになっていたんでしょう。
・「君が代」とは、あなたやわたしが生きている時間空間につながる、すべての宇宙の始まりから終わり、更にその先までという意味なのです。もちろんその中にはある特定の一族も含まれます。
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