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\ノビッタ優勝/

お世話になっています! ノビッタです。

ついに!! 4/28の大喜利大会「脳朽」で、大会初優勝を決めました。
わーーーー(*^◯^*)パチパチパチ

いろんな方が「おめでとう!」と言ってくださって、反射的に「いやいや本当に、そんなそんな💦」って返しちゃったりもしたんですけど、翌日の「ヨシダinthesun全1回戦出場わんだー勝率50%組手」で13人チームを組んで1回戦負けしてから、やっぱり優勝って相当すごいんだなと思い直すことにしました。僕は相当すごいです😝

「脳朽」のルールや詳細な結果は、でんらくさんの記事をご覧ください。簡単に言うと「この人と戦いたい!」という人とタッグを組みエントリーをして、その2人のうち成績の良い方だけが本戦に進める、という大会です。シビアなルールでしたが豪華なメンバーが集まり、でんらくさん羊狩りさんのお題のクオリティもとても高く、かなり盛り上がりました。

ほら、インプレゾンビも「#脳朽」って言ってるし

そして、そんな大会で初優勝を決められた僕は本当にすごいので(←もうすでに3回も言いましたが、この先の人生でも何度も言います)、いまの気持ちを忘れないうちにnoteに書くことにしました。
ただ、そういうテーマの性質上、要約するとノビッタの自慢話になりそうな気がしています。ってか、もう既になってる気がします。
僕が皆さんの立場だったらゲーッ🤮な内容だろうとは思いますが、もし耐えきれなくなったら、いいねボタンだけ押してから画面を閉じてください。

背景 「脳朽」前日まで

さて、というわけで早速なんですが(どういうわけだ?)、僕のライバルは金庫番です。向こうはどう思っているのか分かりませんけど、少なくとも僕からはライバル心を燃やさせていただいて……🔥と思っています。
まあ元々は、僕も金庫番も「昔ちょっとやってて、長いブランクを経て復帰した勢」の仲間だったんですよ。いいさん、三ル貝さん、くま骸さんとかと一緒に。みんな「あまり場数を踏んでないのに、歴制限のせいで出られない大会が多いね」という共通の悩みがあって、出会ってからすぐにグッと仲良くなりました。
ところが!ですよ。その中でも金庫番だけ大輪杯Cランクだということが判明したり、すぐに大会でバンバン好成績を出したりして、気付かぬうちにしれっと強豪のポジションに上り詰めていたのです。いやほんと許せない。
いつしか2人の間には、深く黒い川が流れるようになってしまいました。

川が流れ始めた日

僕はこの日から「打倒金庫番」を掲げ、もうこいつのボケで笑うもんかと心に誓いながら、それでもうっかりネット大喜利で金庫番に投票してしまう日々が続いていました。そうこうしている間にも、金庫番は順調に実績を積み続け、優勝、準優勝、EOT予選1位通過……と、華々しい活躍。一方そのころ僕は、自ら主催する川崎大喜利会で「ノビッタさんは、野球風俗で早くイキすぎて、裏で赤星って呼ばれてましたよ」とかいうエピソードをでっち上げられて、それを毎回こすられていました。

「脳朽」は、そんな金庫番を倒すための絶好の機会だったのです。応募フォームが出てからすぐに金庫番を誘ってエントリーし、その後はひたすら金庫番を倒すことだけを考えて、赤字覚悟でノビッタ組手を開いたり、嫌いなヨーグルトを食べる特訓をしたり、オーキド博士からもらったヒトカゲに「きんこばん」と名付けてそのままパソコンに預けて放置したりしていました。

「脳朽」当日 予選まで

そして迎えた本番当日。
ここで本編とは全く関係ない話を挟むんですけど、「まぁ会場には何度も行ったことがあるし、地図を見なくてもヘーキヘーキ」と15分前に最寄り駅に着いたら案の定道に迷ってしまい、けっこう走ってギリギリに着くことになりました。(※ただ、田んぼマンさんが大幅に遅刻していたので、僕はあまり目立たずに済みました)

で、なんとか会場に着いて、どんな宣戦布告をしようかなぁ😤と鼻息荒く金庫番の前に座ったら、あいつ開口一番

金庫番「ノビッタさん、ぼく今年はベイスターズを応援してるんですよ」

なんて言ってきやがったんですよ。だからつい

ノビッタ「なんだってー!(*^◯^*)」

と返しちゃいました。まさか、初手で牙を抜かれてしまうとは。
そして不覚にもそこからは、まだ来ない田んぼマンをみんなで待ちつつ、金庫番と「暗黒時代(横浜ベイスターズ)」のWikipediaの話をしながらキャッキャッ親交を深めてしまいました(不覚すぎる)。

2011年のベイスターズ「4月は(中略)5勝10敗の借金5と善戦するも

でんらくさんが「もうそろそろ始めますか」としびれを切らしたその瞬間に田んぼマンさんが入ってきて、ようやく予選が始まりました。一応僕は、田んぼマンは突如発生した時空の狭間に巻き込まれてしまったのかもと思って心配していたのですが(川崎ならよくあることなので)、生きてたどり着いてくれて、本当によかったと思いました。

さてここで改めて、簡単に予選のルールを説明します。
予選では、3タッグ(6人)ずつ前に出て回答します。1問終了ごとに、6人の審査員が面白かった2人に1票ずつ投票します。これを7問行い、タッグ内で合計点が高い方が本戦(準決勝)に進める、というわけです。
予選が7題もあるので、かなりガッツリした大会です。見方を変えれば、運の要素が少ない実力勝負になりやすいとも言えるので、とりあえず僕は「ワンサイドゲームにはならないようにしたい」という気持ちで挑みました。

予選1周目は、通常お題2問。
まぁ「通常」と言っても、でんらくさん羊狩りさんの「通常」なので、だいぶスパイスが効いていました(褒め言葉です)。

(予選1問目)「喉にパンチ!」がキャッチコピーの炭酸飲料

ここからは戦いを振り返っていきます。
最初のお題ですが、かなり序盤の方で金庫番が「蛍原が、宮迫の喉にパンチしているCM」みたいな答えを出してドカドカとウケてたのを覚えています。金庫番はやっぱり強い。面白い。
対する僕は、あまり手応えを得られずマジックタイムへ。正直めちゃくちゃ焦ったのですが、最後にひねり出した「罠なんですけど、『よく振ってからお飲みください』と書いてある」の回答が結構ウケて(金庫番の「蛍原」くらいウケた)、少しホッとました。

(予選2問目)ベランダでおじさんを飼っているおじさん

いったん仕切り直して、2問目。
ここでも金庫番は「小屋に盗んだエアマックスを集めている」と答えてしっかりとウケてました。おもろすぎる。
僕は「ベランダのおじさんも、家でおじさんを飼っていると思っている」で対抗。だんだんと好勝負の空気が出てきました。いいねいいね~。

そうして1周目が終了。まずはいい試合ができたことに安堵していました。
まぁ点数は発表時まで伏せられていたのでずっと少し不安ではあったのですが、実際の得票は「ノビッタ:4+4=8票、金庫番:4+2=6票」だったので好勝負だったのでしょう。

あ、そうそう。ちなみに自分で言うのもアレなんですけど、今回のルールって正直1票もらうのすら大変なので、この「8対6」は相当ハイレベルな戦いなんですよ(←マジで自分で言うなよって感じですが)。
金庫番は元々の実力でウケをとっていたのだと思いますが、僕は完全に金庫番に引き上げられてもらっていました。自分ひとりだったら、ここまで点数を取れていなかったでしょう。

さて、休憩を挟んで、予選2周目は短題お題が3問。
短題お題とは、7文字以下のお題のことです。

僕らの出場ブロックは2番目だったので、1番目のブロックを見届けていたのですが、いやぁ……このブロックがすごかった。マッツさん、セブ牛さん、ぜあすさんがおふざけ路線で暴れ回ったかと思いきや、冬の鬼さん、おだンゴさん、ささくれメーカーさんがしっかり正統派路線で返していました。全員得票していたんじゃなかったかな。思わず金庫番とお互い顔を合わせて(どうする……?)みたいな表情をしてしまいました。

(予選3問目)猫バス停

僕らのブロック1問目は「猫バス停」。だったのですが……。
もう、全っっっっっ然、思いつかない。さっきのすごい戦いを見た直後ということもあり、完全に思考のブレーキが働いてしまいました。
一方、あれだけ始まる前に弱気な顔をしていた金庫番は「交尾で増える」「そこから保健所までノンストップで直行する」とか答えて、しっかりとウケてました。
僕もなんとかしないと!と思ったのですが、気がついたら低クオリティのコウメ太夫を2回やって、息絶えてしまいました。これはまずい……。

(予選4問目)怖いお揃い

一度火が付いた金庫番は止められない。「テツandトモが、40過ぎて2人とも左利きになった」「マナの顔と、マナの顔のTシャツ」とか、ほんとバカみたいなことを次々言ってて、このお題でも頭抜けてウケていました。
僕はとりあえず一度コウメ太夫を頭から追い払って「すみませーん! 生1つと、すっごくちっちゃい生6つ!」とか答えていったら、徐々に感覚が戻っていきました。よかったよかった。
差が広がった気はしたものの、ひとまずこれで次につながったんじゃないかとも思ってました。

(予選5問目)エプロン探偵

前2問でかなり離されてしまったので、この問題はかなり集中するぞ! と気合いを入れ直したのを覚えています。そこに来て、急に王道のシンプル2要素お題。
僕は「おかしいですねぇ、私は強火だなんて一言も言っていませんよ」「初心者のふりをして、ABCクッキングに通っている」とか言って、結構ウケました。
一方金庫番は、その前の2問で自由にボケまくったせいか、少しチューニングを合わせるまで苦戦していた様子。ちょっと差が縮まったかなと思いました。

こんな調子で2周目が終了。最後の問題は巻き返したものの、3問通じての点数では結構負けたかなと思っていました。
ところが、一方の金庫番もそこまで自信がなかったようでした。まぁ今回のルールではどれだけハネても6点までしか入らないので、1問で大きく差をつけることができないんですね。どこかのお題で無双しても点数が伸びにくく、逆に全部のお題でまんべんなく稼げるかが勝負という仕組みになっていました。
実際、ここでの点数は「ノビッタ:0+3+6=9票、金庫番:4+6+0=10票」だったらしく、意外にも差が付いていませんでした。ルールも僕に合っていたのかもしれません。

いや、というか、いま結果を見ながらnoteを書いてきたわけですが、ここまでの2周で17対16だったとは……。
ちょっと、こんなにハイレベルな勝負ができるとはまったく思いもしませんでした。高めあえられるライバルがいて、本当によかったです。

さて、小休憩を挟んで予選最後の3周目(普通お題2題)は、僅差で競っていたタッグ3組が固められたようでした。僕が好調だったおかげで、光栄なことに「ジャージの顔/手すり野郎/マッツ/冬の鬼/金庫番/ノビッタ」というエグブロックに入れてもらいました。ただ、審査員から1票をもぎ取るには、このメンバーの中で2位以内に入らなければなりません。ぴえん。
それでも「なんとか1票でも多く取って、金庫番に勝つんだ!」とだけ考えていたので、緊張するヒマもなく挑むことができました。

(予選6問目)ベルトコンベアーに乗って流れてくる昔流行ったものにコメントをしていくアルバイト

ちょっと昔流行ったもので、ちょうど心に刺さるものを出せればウケるというお題だったのですが、2人ともかなり苦戦してしまいました。特に金庫番は若いぶん、少し不利だったんじゃないかと思います。
僕もマジックタイムまであまりウケなかったんですが、最後の最後に「おっ! およそ3じゃん!」と叫んだら、めちゃくちゃウケてしまいました。隣の冬の鬼さんも笑ってくれて、これはうれしかったです。

(予選7問目)BLTTMWDGPKKGLTサンドを頼んだそうですね どうでしたか?

予選最後のお題。ザ・でんらくお題って感じですね。
でも、個人的にはさっきのお題より遊びやすくて、数も出せたと思います。金庫番も結構出していました。
僕は「序盤の方に出てくるTTMは担々麺だった」「厨房でおばさんが、ギュッとしている」とかを出して、細かく稼ぎながら戦っていきました。

この2題の得票数は「ノビッタ:3+2=5票、金庫番:0+2=2票」。
というわけで……。

なんと22対18で、金庫番に勝つことができました!
結果発表で「勝者、ノビッタ!」の声を聞いた瞬間、あまりにもうれしすぎて椅子から飛び上がってしまい、ひっっっくい昇龍拳みたいな動きになってしまったのは忘れてください。

しかし、もちろん勝ったのはうれしいんですけど、金庫番と2人でウケまくりながら勝てたのが本当にうれしかったですね。点数が逆だったとしても、それはそれで純粋にうれしかったと思います。
ただもうこれは、完全に金庫番のおかげでした。断言できます。一人で戦っていたら、あんなにすべてのお題で最後のマジックタイムまで集中できていたとは到底思えません。いい経験でした。

「脳朽」準決勝

あっ! すみません。
僕の中ではまず金庫番に勝つことがとにかく大きな目標だったこともありまして、気がついたら予選までで5,300字以上を費やしてしまいました。大会的にはここからが山場なのに。
ただ正直「準決勝は、金庫番に勝ったご褒美タイム」という感覚もあって、少しエキシビションをやるような気持ちだったのも事実です。

しかし、そんな気持ちを引き締めてくれる存在がいました。
それが俺スナさん。俺スナさんは、僕が生大喜利を始めたての頃に「こんな面白い人が世の中にいるのか!」と衝撃を与えてくれた人で、そこからずっと憧れのプレイヤーの一人でした。
脳朽の参加者の中に俺スナさんの名前を見かけてから、密かに(もし金庫番に勝ったら……俺スナさんが残っていたら、俺スナさんに勝って優勝したい!)と夢見ていました。

そして。
準決勝からはトーナメントで、予選ランキングの順に好きな枠を選べるのですが、僕の前まででこんな感じに埋まってました。

「さぁ、好きなところを選ぶがよい」と言われたトーナメント

もちろん僕が選んだのは、真ん中の山。いちばん端っこの席、俺スナさんと対極の場所に座りました。そのあと残りの2枠に入ったのは、田んぼマンさんと、寿司ブルドーザーさん。どちらも自分の好きな大喜利をやって勝ち上がってきていたので、これまた強敵が入ったなと思いました。

準決勝は3題。1題ごとに、12人の審査員が面白かった1人に1票ずつ入れる印象審査でした。

(準決勝1問目)念願の休暇に入り、趣味のジグソーパズルを組み立てられることに興奮している青年「◯◯◯」

かなり序盤で、隣の田んぼマンさんが「お母さ~ん、完成させないでよ~」みたいな回答をしてウケていたのを覚えています。やっぱり隙がなくて強い。俺スナさんも寿司ブルさんも、もちろんウケている。
対して僕は「完成した自分を、ジグソーで想像している(絵回答)」と出したのですが、これが思ったよりも笑いを取れて、一気に気が楽になりました。その後も「箱根に持って来ちゃった」とか自分らしいのを答えられて、いいイメージのまま終了。

(準決勝2問目)世界からスポーツが完全に無くなり再び作られていく中で唯一残っていたスポーツについての文献が幼児向けの擬音やイラストだけで書かれたものだった場合あのスポーツはこんな風になる

1問目でだいぶ力が抜けたおかげか、このお題はまったく力まずに楽しくボケられました。
僕は野球選手だぞー!😡カッキーン」とか「🏓≡≡≡≡≡  (サーーッ)」とか答えてたらみんないっぱい笑ってくれて、ほんと幸せな時間に感じました。うんうん。

(準決勝3問目)温めが終わった瞬間の音が人の悲鳴みたいに聞こえる電子レンジ

前の2問で気持ちよくウケたので、少し心にゆとりが生じていました。早めに2個くらい出したあと、最後は丁寧にボケることを意識して、しっかり考えてから「コンビニで、俺が入った瞬間一斉に鳴った」と重い1答を出すことができました。かなり良い出来でした。

準決勝3問終了して「いやー、思ったより楽しめた!」というのが最初の感想でした。始まる前は、少し(もしここですべったら金庫番に申し訳ないな……)と心配もしていたのですが、杞憂で済んでよかったです。

さて、集計が終わり、結果発表。自分はまずまずウケていたとは思ったんですが、他がどれぐらいウケたかよく分かっていなかったし、しかも3人とも強敵だったので、ちょっと難しいかなぐらいに思っていました。
そしたら、まさかの決勝進出。僕が名前を呼ばれたとき、金庫番がニコニコ顔で「GO GO~✊」みたいなジェスチャーをしてくれて、いやぁいいやつだなぁと思いました。

ちなみに、準決勝の結果は僕もこれを書きながら知ってマジでビックリしたのですが、なんと3問すべてで1位を取れていて、ビビり倒しました。すぐにスクショして保存したのは内緒です。

さすがにビビった準決勝結果(出典:でんらくさんの記事

もちろん、これも一緒に戦ってくれたみなさんのおかげで、僕が実力以上を出せたんだと思います。俺スナさんに勝ったのとか、マジでうれしい。
ウキウキ気分のまま、決勝に進めることになりました。

「脳朽」決勝

さて、いよいよ決勝となったわけですが、その前にまず思ったことは「やっと流人さんの逆引きに載るじゃん!」でした。それまでの僕は4位が最高だったため名前が載っておらず、まず大会で3位以上をとることが一つの目標となっていました。こういう楽観的な気持ちでいられたことが、あとで大きな勝因をもたらすことになります

決勝は3問。1問ずつ全員投票の印象審査で、満点は各21点です。
相手は手すり野郎さんと三ル貝さん。どちらも予選から何度も爆笑を取っていて、ハマったお題では猛加速して相手を突き放す勝ち方をしていました。
僕はそういうことができるタイプではないので、まぁただただ、とにかくいっぱい楽しもうと思っていました。

(決勝1問目)桃が川上から流れてくる音が「どんぶらこどんぶらこ」ならば、違う物が川上から流れてくる時はこんな音がする

いつもなら苦手な部類のお題だと思うのですが、このときはなぜかポンポン思い浮かんできました。

巨人の助っ人が流れてきて『ゴンザレス ゴンザレス』
吉村作治先生が流れてきて『ハンムラビ ハンムラビ』
記者会見場が流れてきて『キャンドルジュン キャンドルジュン』

もう、脳汁がドバドバ止まらなかったです。気持ちよかった。
後から考えると吉村作治先生とハンムラビ法典はあんま関係ないっぽいし、キャンドルジュンのジュンはカタカナだと知らずに「準」と漢字で書いていたりしてたんですが、まあ結果的にどちらも面白い画だったので、よしとしてください。
このお題では結構ドカドカウケた感覚があったので、これはもうかなり票が入ったなと思いました。心の中で「もしかしたら、このまま優勝しちゃうかも~(*^◯^*)」という思いが芽生え始めました。

(決勝2問目)カラオケ店跡地

そこに立ちはだかったのが、このお題です。
僕がどうこうというより、とにかく三ル貝さんがこのお題と相性バツグンで、もう手がつけられない感じでした。とにかくウケるウケる。
なんとかしなくちゃと思って、僕も三ル貝さんのテリトリーに無理やり入ろうと「えーっと、大谷翔平さんが、ビッグケコーン!」とか言っちゃって、これは『ビッグエコー』とかけた超面白ユーモアのつもりだったのですが、気がついたら時空の狭間に飲み込まれていたようで、完全な無風でした(まぁ、川崎だからね)。

「なるほど、わかりづらいボケを言ったらダメなんだ!😝テヘッ」と、基本のセオリーを大事な決勝の場で学びまして、そこからは3問目につながるように気持ちを切り替えようと、最後は軌道修正しながら2問目を終えました。
このとき僕は「まぁこの問題は落としたけど、1問目の貯金があるから互角ぐらいかな!😝テヘテヘッ!😝テヘペロテヘペロッ!!」とか思っていました。

ところがこれが、まぁとんでもない楽観思考で。
実際は、この問題で三ル貝さんが大量リードを奪っていて、僕が勝つには3問目でほぼ満票を取らないといけないという絶望的な情勢になっていました。

さすがに誰もが「今日の優勝は三ル貝さんか!」と思ったそうです。
ところが、会場の中で唯一僕だけは「ノビッタ優勝しちゃうかも~(*^◯^*)」と心底思っていました

こんな勘違いをしていたのは、まぁ恥ずかしいことではあるのですが、でも決勝の場ではそれがいちばん大事なことでした。もし途中経過を知ってしまっていたら、力みすぎるか心が折れるかして、そのままボロ負けしていたと思います。

(決勝3問目)氷山にぶつかって沈没する!ってなってから奇跡的に大丈夫だった豪華客船で仰々しく別れの挨拶をしてしまいちょっとギクシャクしてる夫婦

そんな精神状態で迎えた最終問題。けっこう骨のあるお題で全員決定打を出せない時間が少し流れたのですが、その瞬間はいきなり訪れました。

ノビッタの回答「アンタ、先にボートに乗ったわよね?

ウケました。めちゃくちゃウケました。
全身がホワホワーっと、何かに包まれたかのように温かくなり、脳に血がグワーーーッと巡っていくのがわかりました。うわ~、どうしよう、もう一発、二発大きなウケを出せたら勝てる。本当に勝てちゃう!
そう思ってからは、興奮しながらも全神経で大喜利に集中し、すべてを注ぎ込むことができました。


そうです。実際にはノビッタは大差で負けていたのですが、普通にやったら勝てるんじゃないかというポジティブな超絶勘違いをしていたおかげで、大喜利の「ゾーン」に入ることができたのです。

アンタ、指輪を捨てる必要は無かったわよね?
ふーん、お母様からもらった財布は持って逃げたんだ

その後に出したこの2答も、信じられないくらいウケました。
たしかに結構いい答えではあったけど、それを100%の自信を持って答えていたので、ウケが倍増したんだと思います。

そして、優勝。
最後は21人中19票を獲得しての逆転でした。

終わって「逆転! 大まくり! すごかったです!!」と皆さんから声をかけていただいたのですが、正直僕はそこまで負けていたとは思っていなかったので「えへ、そっすか、えへ、えへへ……😅」とかヘラヘラしていた気がします。すんません。
いま改めて、めっちゃうれしいです。また何度でも褒めてください

改めて、僕の力を最大限出してくれた金庫番、対戦相手のみなさん、でんらくさん、羊狩りさん、ありがとうございました。
優勝後にいろんな声をかけてくれたみなさん、ありがとうございました。
そしてこの note をここまで読んでくださった皆さんも、本当にありがとうございました!

まだまだ思ったことや感謝したいことはいっぱいあって、それは書いても書いても書き足りないのですが、いったんこの辺りにしたいと思います。
\ノビッタ優勝/なんて一生無理だと思ってましたが、まさかこんなに早く、プラスの感情を爆発できる機会をもらえるとは。

いや~~~~~~、うれしいです。やったぜ!!!!!

文化杯なんだ!(*^◯^*)


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