Hero makers 2期に参加してからの変化の速さについていけてない42歳と更に加速した11歳の物語。(長っ)

2019年10月20日日曜日。見知らぬ駅に降り立ち、北区ってどこ?(失礼)そして、駅前の公園が広すぎてビックリしながら会場入りした。

細くスラッとした存在感ある革ジャン姿の白川寧々さんがそこにはいた。ねねみそを読んで衝撃を受けた私は、めっちゃ面白い人がいる。これは行かなかったら後悔する、と無理やり娘未莉耶(11)を誘いもりのりさんのワークショップに参加した。

非常にわかりやすくかつ的確に、そして毒も交えながらバッサリと斬る。しかし彼女は現在の沈没する日本の人達をなんとか救い出そうと本気だった。今まで数々の変態を見てきたが逸脱していた。正直痺れた。こんな人が日本にいたんだと。

会が終わって寧々さんがメンタリングしている間、かなり恨みつらみがたまっているような先生がいた。聞けば茨城県から来ているという。公立小学校で子供たちにとって思考が働いていないのは授業といえるのか、なぜ変えようとしないのか、一心不乱にサンドバッグをたたいているようだった。かつての自分をみているようで話を聞いた。

「先生、私もそれを戦ってきました。私の周りの変な人たちはそうです。色々ありますがそれでも、より良いこと、少しずつでもいいから一歩ずつ前に進もうとしています」

誰かのために頑張ることはとてもエネルギーがいる。小学校のPTA会長、PTA連合会会長を2年やってきた。3つの組織を作った。2つは皆が言いたいことを言ってくれた。1つは私のいないところで反対の動きをしている人がいて(それは悪いことではないが)きちんと舵取りをしなければならなかったが、巻き込めなかった初めての挫折だった。負担はかけないようにと、自分で仕事をかなりかかえ、激務でチーク症寸前。ボロボロだった。なぜこんなにやっているのに皆はわかってくれないのか。サンドバッグ先生に自分を重ねた。

「そこに疑問をもったらできることがあります。一緒にがんばりましょう」

伝えてから先生とのメッセンジャーのやり取りが始まった。先生にワークショップやオススメの講演会を紹介し、先生は都内に少しずつ出てきてくださっていた。世田谷区桜丘中学校の学校公開や娘の私立新渡戸学園の見学に、ワークショップに一緒に参加した。先生の探究心は素晴らしくまっすぐで、もうその頃には以前のサンドバッグのかけらもなくなっていた。

それから間もなく、娘の小学校で放課後の英語教室を担当することになった。英語好きな素人になにができるんだろうか。一生懸命考えたが、話したい相手がいれば英語を話してみたくなるんではないだろうか。文法も大切ではあるけれど、動機の部分からアプローチしたい。まず小学校と繋げてくれる人を探すことから始めてみた。セブの英語強化塾を経営されている松本さんが快諾して下さった。

挨拶から始まり、好きな色を聞く言い方など子どもたちと少し予習をしながらセブと繋がるのを待った。

日本語を習っている学校なので、開口一番、「あなたの名前はなんですか」まさかの日本語が聞こえてきたことに、参加者皆がすごく感動していた。話すことに恥ずかしがる子がいるかもしれないと、当日社会科見学の未莉耶に帰着したらas soon as来てくれと頼んだが、心配は不要で、話したいと沢山手があがった。この時点で成功と確信した。スタッフのホスピタリティあふれる素晴らしいチームワークがあり大成功だった。副校長先生、放課後コーディネーターの富沢さんも喜んでくれた。開催してみて、英語村は、外国籍のお母さん方の居場所と、英語ができる子供たちのスタッフとしての関わり、色んな役割や可能性を秘めていると思った。挑戦してみて本当に良かった。来年度はIEARNを導入してみようかとスタッフと検討している。また、小金井未来クラブとして仲間たちと英語で小金井市を盛り上げていけたらと思う。
◆英語村Vol 1の実際
http://bit.ly/2GFCQuN

英語村が終わった頃、Hero makersの2期の西の仲間である芝田蓮くんが小学生向けの面白いワークショップをしていたので連絡してみた。小金井市の教育長と面白い先生二人が主催の月イチ勉強会「バネの会」と、参加しようと思っていたSDGS、子供の権利条約を学ぶキャンプが連続日程だったので、うちに泊まって一緒に参加しませんかと我ながら破天荒な提案をしてみた。彼はすぐ快諾してくれたが、Hero makersの信頼ある温かいコミュニティだからこそお誘いができたように思う。彼とも深夜まで沢山話をしたが、子供たちに自分とはどんな人でどんなことに興味があるのかを知って、元気になってもらいたい、というのは共通項だった。

キャンプはJICAやユニセフに見学に行き、17個の中で何を深めたいか、問いとともに自分ごととして考えるがテーマでした。SDGSを学びたいと自分でキャンプを見つけてきた中学生は、小学生のワチャワチャに付き合い、一緒に楽しみながら盛り上げる、素敵なロールモデルだった。小学生参加者、スタッフも保護者も皆温かく、誰も各々を否定しない。一番嬉しかったのはキャンプでの澤田幸子さんとの何年かぶりの再会だった。

発達のことを学んでいる親に寄り添い、一人ひとり丁寧に見つめていく彼女は愛の伝道師そのもので、その多すぎる引き出しは国民栄誉賞級。彼女のホスピタリティで作ってきた繋がりは200人を超えるという。(驚)キャンプという非日常で自分を振り返り、子どもを見つめることの大切さをあらためて彼女から教えてもらった。彼女のすごすぎる探究心は誰かを救い出したい愛そのものなんだと思う。だから心が打たれるのだ。

娘の未莉耶の方の変化は久々の英検にChallengeし(Readingで落ちたと母は思った、すまん)Writingを地元の英語教室主催の日下部はるか先生に見ていただき、ほぼ満点ですり抜けてきたのには正直驚いた(笑)彼女の興味は英語と動物なのだが、殺処分をされている悲しい現実を知り、なにか動かなくてはと声かけして仲間を作り、クラスで殺処分についての本の読み聞かせをした。それから、ぜひお昼の放送でも全校向けに読み聞かせをさせて欲しいとレポートをまとめた。

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しかし、叶わなかった。
土曜に通っている、いもいも教室のウイスキーが、一緒に考えますと言ってくれ、レポートを見てくれて、「とりあえずやってごらん」と言ってもらったことはすごく勇気になったはずだ。

府中のバルトホールで国際セラピードッグ協会の大木トオルさんの講演を聞き、会終了後、自分のお小遣いを募金し(千円)本にサインして貰い、緊張しながらも自分の言葉をゆっくり探しながら話していた。

小さい時から周りを見ることはすごく得意だったが、自分の気持ちを話すことが苦手だった。それは私が指示をし、考えること意見を言うことを彼女から奪ってしまっていたことが元凶だったと思う。彼女の声すら聞かず私は何を期待していたのか。何をさせようとしていたのか。猛省し、彼女自身の気持ちをできるだけ丁寧に聞く対話の機会を昨年から多くもった。信頼すること、自分で決定すること、勇気の話、自由とは。沢山話した。

「自分の意見を言ったら傷つく人がいるかもしれない。それは嫌だ。そして私は嫌われたくないんだ、どうしたら良い?」

「私は〜思う」というIメッセージを伝えたら良いと思うよ。でも傷つけてしまうこともあるかもしれないけど、きっとあなたの優しさは伝わるから大丈夫」

そしてHero makesや高濱学級、宇宙を親しむ会、素敵に変な大人がいる場所に連れ回し始めた。

少しずつ彼女に変化があった。大人の現実の衝撃に触れて刺激を受けて、社会活動を開始し主体的になった。自分がこうしたい、も言えるようになってきた。なによりすごく楽しそうだ。

私自身が普通のことが普通にできない社会不適合者なのだが、彼女は至って真面目で、私のダメさを諦めの境地で(生)温かく見守る眼差しは聖母ミリヤさながら神々しさすら感じる。あらためて私のもとに産まれてきてくれて本当にありがとう。

未莉耶や私が変われたのはなぜなのか。
なにがしたいのかと自分の心に問いかけて、それを少しずつ追求したからなのではないだろうか。

自分の世界を少し変えてみる、
というとすごくハードルが高いように思われがちだが、大きいことではなくても、まず一歩踏み出してみることが大切なのではないか。
そうしたら何かが自分の中で変わるはず。
それを繰り返しやっていくことで、自分の本当にやりたかったこと、生き方が見つかるかもしれない。見つからないかもしれない。(人でなし発言)
人生は長くない、本当にあっという間だ。
だからこそ、思ったらすぐ動いてみる、勇気を出してみる。
その過程で迷うことも悩むこともあるけれど、でも自分が動いた分だけ、大きくなっている新しい自分に会えると実感するはずだ。

白川寧々さんもよく言っているが、
どんな大人に関わったかで人生は決まってしまう。

私はこれから「人を繋げる」「自分らしく生きることの大切さ」をライフワークに少しずつ草の根変態仲間増殖計画をたてていこうと思う。諦めるよりもできることを少しずつ、前に進もう。

誰も否定せず、皆が自律して生きたいように生きることができたら、皆が幸せな「優しい世界」が作れると思うから。

「あなたは間違っていない」「あなたの思うまま、あなたらしくあればいい」

PTA会長になった初年度悩みを誰にも話せなく苦しんでいた時、オンライン英会話の先生に毎日話を聞いてもらっていた。

見ず知らずのおばちゃんに温かな言葉をかけてくれた英語の世界の素晴らしさをこれからもできる限り伝えていきたい。

白河寧々さん、大島けいさん、あすま先生、もりのりさん、りさ先生、神戸さん、芝田蓮くん、Hero makersのコミュニティの皆様、地元小金井市の大熊教育長、蓑手先生(国語)、としえ先生、アリック先生、いくぼ先生、バネの会の皆様、地元の小金井市立小中学校PTA連合会の変態の皆様、親友前田カピさん、たかこさん、平野さん、増山さん、後藤さん、外山さん、おおほりさん、永松さん、森さん、ようこさん、一小PTA本部の皆。八王子のれいぞう番長、村松Zさん、笠原センパイ、三鷹P連、武蔵野P連井口さん、大田区駒井さん、まきちゃん、さとさん、えみさん、中山さん、シェアランのオッチュママ、まさよ姉さん、玲子さん、小平さん、ティンカーベルの皆様、澤田幸子さん、英語仲間、Lunchの皆様、、あぁぁ書ききれないっ!!!!

沢山の方々にお世話になり、そして数々の迷惑をかけてきました。

沢山のドラえもんの皆様。

テンパリストゆえ、またとっちらかってるな、ということが多々だと思いますが、是非とも今後とも変わらずに、のび太に喝をいれてやっていただけたら大変有り難く思います。

変わることはとっても楽しいこと。
是非、体感してほしいです。

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