見出し画像

【シゴト論】再定義すること

鑑定の仕事をしてもうすぐ2年。
キャリアはまだまだ浅いが、一通りお客さんのことを知って、どういう背景で鑑定が必要とされるかは理解しつつある。

僕はこの業界に入るまで、不動産鑑定評価書という成果物がイコール鑑定の価値だと考えていたのだけれど、最近それは違うんじゃないかと思い始めている。

結論から言うと鑑定の仕事の価値は『第三者が評価した』というところに尽きると感じている。

例えば、金融機関からの依頼である担保評価。
金融機関は通常独自に担保不動産を査定するシステムを持っているし、行内に鑑定士がいるのも珍しくない。

例えば、税理士法人から同族間売買で評価をお願いされる場合。この場合にも、税理士法人は独自に不動産の価値を査定しているのが通常だ。

そんな風に、大抵の場合顧客サイドが価格を把握している。(その価格が適正な水準にあるかはあくまで別の話として)

その中でなぜ鑑定が必要かと言えば、それは『第三者の目線』が必要だからだ。

第三者意見をちゃんと把握してますよというのが肝要な訳だ。

そんな風に、鑑定士の価値を『第三者目線』と捉えてみると、鑑定評価以外の仕事にも広がっていけそうな気がしている。

確かちきりんさんのマーケット感覚を身につけようという本にもあったけれど、その仕事の価値を再定義することってとても大切なことだと思う。⇩コレ

鑑定の話題に目を移すとネガティヴな話題が少なくない。けれど、それは既存の仕事を既存のルートでするからじゃないかと思う。

仕事の価値を今一度再定義することで新しいものを見えるんじゃないかと僕は思ったりしている。

#シゴト論 #ちきりん #マーケット感覚を身につけよう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?