デルタルーンとアンダーテイルの繋がり…の台本

デルタルーンチャプター2がもうすぐ出ますけど、もう一週するのメンドイですよね。

ところでこれ↑は私が何年か前に作ったUNDERTALEとDELTARUNEの繋がりを考察したやつなんですけど…考察動画とかまた見直すのもメンドイですよね。

そういうわけで今回は↑の動画の台本を↓にコピペしていこうかと思います。それではやっていきましょうか。

DELTARUNE アンダーテイルとの繋がりの痕跡

インターネットの皆さんこんにちわ。今回はデルタルーンとアンダーテイルのつながりについてついて解説していきましょう。

デルタルーンの世界線

デルタルーンをプレイするとまず湧き出てくるのがこの疑問。「デルタルーンはアンダーテイルの前の話なのか、後の話なのか、はたまた全然別世界の話なのか」という点ですね。

おそらくチャプターが進むに連れて明らかになっていく要素であるため、明確な答えはまだ出ていませんが…ヒントらしきものは存在します。

まずはラルセイのマニュアルです。このゲームのデータファイルを解析すると、ラルセイのマニュアルとして使われる予定であったスプライトを確認することが出来ます。このスプライトを見ると、マニュアルが202X年に制作されたと記されています。

一方アンダーテイルのオープニングを見るとイビト山201Xという文字が確認できます。なので少なくともデルタルーンの世界は西暦で言うなら最低でもアンダーテイルの後の世界の話という事になります。

ついでに言うとガーソンもおそらくは老衰で死んでおり、モンスターキッドもかなり歳をとっているように見えます。

ただ、だからといって続編であることが確定したわけではありません。デルタルーンがアンダーテイル続編ならばアンダインがアルフィーのことを知らなかったり、地下について誰も何も話さなかったり、あと単純にアズリエルが生きているのと矛盾しています。

まあ、2010年の元旦にキャラが落ちてきて次の10年の間にアンダーテイルのパシフィストエンディングを迎え、外に出たモンスターが繁殖して知らずして2029年にその子孫が外に街を作っていたという考えも出来なくはないですが…多分無いでしょう。

このゲームの作者であるトビーフォックス氏にはこのゲームについて「アンダーテイルの世界ではありません。
アンダーテイルの世界や終わり方はあなたが終わらせた時のままです。そのエンディングでみんなが幸せならアンダーテイルの人たちもまた幸せでしょう。すべてがそのままとなるのであの世界やキャラクターについて心配する事はありません。
言い換えればデルタルーンの世界は別のキャラクターが今までと違う人生を歩んできた別の世界であり、
そこで新しい話が始まるのです。これをなんと呼ぶのかはわかりませんが、とりあえずはできたらアンダーテイルをクリアした後にプレイできるゲーム、それだけです。」と述べています。

これをそのまま読めばデルタルーンはアンダーテイルとのつながりはなく、あったとしても別の世界の話と言うことになりますが…

よくよく思い出すとトビーフォックス氏は「誰かをセーブできるかもしれない」などの言葉遊びをするような人なので、仮にデルタルーンがアンダーテイルの前に起きた話ならアンダーテイルのエンディングはそのまま変わることはないと解釈することも出来ます。

他には別世界やマトリックスのようなシミュレーション、もしくは誰かの作ったゲームという可能性もあります。

前回の動画でも説明したように、ゲームを初めて起動するとコンソールのような画面が表示されます。これが仮にデルタルーンという世界を動かしている機械のものだったとすると、未来の話でもあるようで過去の話にも見え、ある人はこの世はゲームだと言って聞かなくなったり、何をしても結果は変わらなかったりするのも全て腑に落ちる気がします。

他によく言われるのはこの世界はガスター博士が存在するいわゆるα世界線であるという説ですね。

アンダーテイルではガスター博士は自分の実験に落ちて存在が消滅し、世界はガスター博士が存在しなかった世界と姿を変えたとされています。

ガスター博士が存在する世界、つまりα世界線では人間とモンスターがデルタルーンのように普通に暮らしていたが、ガスター博士が存在しない世界ではバタフライ効果のようなものが起きて人間とモンスターの間で戦争が起き
モンスターたちは地下に閉じ込められたというわけです。

証拠がデルタルーンではガスター博士が割と主張しがちな事以外何もないので眉唾な説ですが、面白い説でもありますよね。

とはいえ、今まで話したものはほとんど推測でしかありません。物証としては

ラルセイのマニュアル
トビーの言葉
デルタルーンの起動画面
頭のおかしい人の証言

この4つしかありませんからね。どれが正しいのかは…まだわかりません。

SANSについて

アンダーテイルとデルタルーンでは一部登場キャラが被っています。

しかし彼らは全員アンダーテイルとは性格はそのまま若干違う見た目と背景を持っており、例えばトリエルはアンダーテイルでは王女でしたがデルタルーンでは教師、アンダインは隻眼の王国騎士でしたがデルタルーンでは両目があり、職業は警察となっています。

しかしこれだけ前作に出てきたキャラクター全てに何らかの変更が加えられているのにも関わらず、一人だけ明らかにある意味浮いているキャラクターがいます。それは…

(スージーとダミーの画像フェードイン)
もちろん、SANSです。このキャラクターだけは見た目はそのまま、住んでいる所もアンダーテイルと同じになっています。
サンズが立っている店もグリビーズの看板を塗りつぶしたものとなっています。

サンズはアンダーテイルではタイムラインの移り変わりを感じ取れるキャラクターである事を考えるとどうしても何かを勘ぐってしまいます。

SANSはアンダーテイル・デルタルーンをつなげる謎を多く持っています。例えば前回の動画でも解説しましたが、

SANSの家の扉とデルタルーンのワープできる扉は同じである所や…
SANSの部屋に入ったときの演出もデルタルーンのダーク・ワールドに行く物置に入る演出とよく似ています。

他にはサンズの秘密の部屋に入ったときの絵や写真も気になりますね。サンズの秘密の部屋では「見たことのない人と一緒に写ったサンズの写真が何枚もある サンズは幸せそうだ」とあります。

このラボにはニュートラルルートで審判の部屋までたどり着かなければ入ることが出来ないのですが、アンダーテイルのほぼ最後の部屋である審判の部屋までたどり着いているのにもかかわらず知らない人の写真があるというのは謎です。

また、FUN値が85前後の時に会えるクラムガールに話しかけたあとこの部屋に戻ってくると文章が変わっており「えがおのじんぶつ3人をえがいたつたない絵だ 文字も書いてある 忘れないで」となります。

アンダーテイルをプレイする前はこの3人組はサンズ・パピルス・ガスターの3人だとか、クラムガール・サンズ・ガスターフォロワーだとか、ぜんぜん違う3人とか言われていましたが…

デルタルーンで3人の主人公が出てきたのでまた分からなくなりました。デルタルーンの構想自体はアンダーテイル以前から存在していたので、この3人がクリス・スージィ・ラルセイの3人であるという可能性はゼロではないのが気になりますね。

そしてもう一つ…サンズはアンダーテイル内では唯一血を流すキャラクターでした。アンダーテイル内ではモンスターの体は魔力、人間は水で構成されていると設定されているので、モンスターであるサンズが血を流すのはおかしいからとこれはケチャップか、サンズは半分人間なのでは…と言われていました。

しかしデルタルーンではランサーがこのようなことを口にします。
「僕様の家来たちにぶっつぶされてただの血溜まりになるがいい」
まるで人は攻撃されると血が出るのを普通に知っているかのような口ぶりです。

会話はこう続いてスージーがランサーをとりあえず褒める流れとなり、バケツのことについて聞きますが、血を入れるためと聞いたスージーはこう返事をします。

「あー…」

ストレートに見れば「あーなるほどね」、のあーに見えますが…スージーのようなモンスターには血が流れておらず、ダークナーにはあるという前提の上でこのシーンをみると「あー…そう」と見えなくもありません。

実際、街に住んでいるモンスターに”ち”の概念はないらしく、ドアの後ろにいるモンスターは人間の血について聞いてきますし、(鹿女)をふくめどちらも血について話すときは単語をカッコで囲んでいます。

また、ランサーが突拍子もない事を言うと必ずツッコミを入れるラルセイが血のくだりには反応しません。

さらにサンズを倒す方法はダークナーと全く同じ、つまり疲れさせてから眠らせるなので、サンズはダークナーであり、デルタルーンの世界からアンダーテイルの世界にやってきたのではという説があります。

アナグラム

デルタルーンとアンダーテイルのつながりはアナグラムからも見ることが出来ます。

アナグラムというのは文字を入れ替えて別の意味を持った単語にする事です。

例えばハリーポッターと秘密の部屋では中二病の魔法使いであるトム・マールヴォロ・リドル君が自分の名前を入れ替えてヴォルデモート卿と名付けたというシーンがありましたね。デルタルーンではそのアナグラムがいくつか見つかっています。

まずタイトルのデルタルーンですが、これ自体がアンダーテイルのアナグラムとなっています。アンダーテイルの作者であるトビーフォックス氏は、アンダーテイルの前にデルタルーンのプロットを考えていたという事を考えると、デルタルーンがアンダーテイルのアナグラムなのではなく、アンダーテイルがデルタルーンのアナグラムの可能性もありますね。

他にはキャラクターの名前にもアナグラムが含まれています。例えばRalseiはAsrielのアナグラムですね。

また、主人公であるKrisはFriskのアナグラムとなっています。消えたFに意味があるのか、アナグラムを作るのが不可能だったので消したのかは分かっていませんが…

あとはアンダーテイルで名前だけが出てきたスージーとデルタルーンのスージィは名前が40%くらい似ています。

セーブデータ

アンダーテイルではセーブデータがとても重要なストーリー要素として組み込まれていました。デルタルーンでもどうやらセーブデータは何らかの意味を持つようです。

例えばデルタルーンで初めてセーブをする際は、Krisのセーブデータを上書きするところから始まります。

アンダーテイルでもGルートではFriskの体をCharaが上書きするという話であるため、それを思い出さずにはいられませんよね。

また、Krisを知っているキャラクターがいつもと違う様子にうろたえたり、SANSにメタ発言をしたり、Undyineに全く接点のないはずのAlphysについて聞くという選択肢があるのも気になりますね。

他にはKrisの兄、つまりアズリエルの引き出しに触ったときに読める文章がセーブデータ毎に変わります。セーブデータ1・2・3で読める文章は以下の通り。

これ以外にはセーブデータによって文章が変わる所はありません。

アズリエルはアンダーテイルではセーブデータを超えてタイムラインに鑑賞できたキャラクターである事を考えると、どうしても何かを勘ぐってしまいます。

次に卵ですね。星を飛ばしてくる鳥の次のマップでは、たまに謎の部屋に入ることが出来ます。この部屋では謎の男から卵を受け取ることができ、この卵はゲームクリア後にアズゴアの冷蔵庫の中に入れることが出来ます。

この卵はなぜかセーブデータを超えて存在するよう設定されている事がゲームコード内で確認されています。一説にはタイムラインの超えてゲームに干渉できるとされるガスターが関係しているとも言われています。

そして最後にゲームを一周する前のデータ画面です。ゲームを1度でもクリアするとセーブデータを選ぶ画面はこのようになっていますが、それ以前のデータを選ぶ画面はこのようになっています。

まるで無機質なコンソールのような画面ですね。これが意味する所もまだ分かっていませんが、アンダーテイルのSANSの部屋の壊れた機械などと結びつける人もいます。

デルタルーンについて

デルタルーンは今作のゲームタイトルでもありますが、アンダーテイルでは王家の紋章でした。

デルタルーンという単語自体はアンダーテイルにも出てきており、その意味はガーソンによって語られます。

いわく「この紋章の意味は忘れ去られたものの、3つの三角はモンスター、上の丸は天使を意味すると言われている」

天使という単語はデルタルーンのオープニングでも見ることができます。

デルタルーンのプロット自体は20XXX年からあった事を考えるとデルタルーンはアンダーテイルの話の成り立ちに関わっている可能性があるという説もありますが…よく分かっていません。

目が見えない描写

デルタルーンの主人公はアンダーテイルの主人公の落書きのような顔ではなく、ラストを除き一貫して目が描写されていません。

じつは目が見えないという描写はアンダーテイルでもある予定でした。アンダーテイルのデータを解析するとこの目が隠された主人公をみつけることができますが…

このスプライトは当初、「Gルートをクリアしたあとに鏡に映る自分」という描写のために用意されていました。なぜこの仕様がキャンセルされたのかはわかりませんが、デルタルーンの主人公も目が描写されていません。

最後に…意味があるのかはわかりませんが、アンダーテイルでバリアを壊すのに必要であったソウルの数とアズゴアが育てている謎の花、そして生徒の数が同じです。

今の所分かっているデルタルーンとアンダーテイルのつながりはこんな感じです。もしかしたら他にもあるかもしれませんが、見つけたらコメントしてください。

もしよかったらチャンネル登録とコメントお願いします!それではまた今度…やる気が出たら!


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