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会社をハイエースにしちゃった話 (3)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


有限会社マイカ代表取締役の井上 真花さんにお話しを伺う3回目。

車中泊しながらあちこち回っていくという働き方は、憧れではあるものの、その一方で健康だからできることであろう。自分やパートナーに持病があったり、途中で具合が悪くなってそこから動けなくなってしまうというのは、かなり困る。

とはいえ、仕事できちんと収入を得ながら、いろんなことに挑戦できるというのは、ある意味理想的な人生とも言える。今回はその辺のお話しをゆるりと伺う。


小寺:バンワークの話に戻りますけど。去年の5月ぐらいに秋葉さん(秋葉けんたさん:IT系ライター。井上さんの配偶者)が旅先で具合悪くなられた時があったみたいで。移動中に病気になったら困るよね、というのがやっぱり深刻な問題としてあると思うんですけど、その辺りはどのように対応をしていこうというふうに思われてますか。

井上:1回記事に書いたことがあるんですが、オンラインで、ユビーというサービスがあるんですね。ご存知ですか。

小寺:いや、知らないですね。

井上:これはとても良くて。私も1回、名古屋の刈谷の辺りで具合が悪くなったことがあって、その時に自分の症状をこのユビーで調べるんですね。そうすると、「こんなのかな」という診断が出ながら、その地域の対応できる病院を紹介してくれるんですよ。で、「そこに行く」っていうふうにすると、そこで回答した内容が同時にその病院にも送られる。だから私は初めてその病院に行くんですけど、向こうは私の今の状況をわかった状態で診察してくれるという、そういうサービスがあるんですね。

小寺:へえ。これはいいですね。

井上:はい。バンワークにはとても相性のいいサービスだなと思って。病院に行けないとちょっと不安じゃないですか。

小寺:はい。土地勘のないところで病院を探すといっても、こっちは焦ってるし具合は悪いしで、なかなか落ち着いて探せないですよね。

井上:だからこのサービスを知ってればばちょっと安心。秋葉の場合は熱が出て、疲れとか花粉症とかそのへんのアレルギーがひどくなったみたいな状態で、休んでればよかったので、RVパークに3泊4日ぐらいしたのかな。

小寺:うん。

井上:そこでとりあえず寝ながら、薬局でお薬を買ったり、食事を普通にしたりして、良くなるのを待ったって感じでした。

小寺:なるほどね。最近はコロナもあるし、インフルエンザもあるしで、感染症がまあまあ流行ってるじゃないですか。そんな中で、2人でバンの中にいなきゃいけない状況になるというのは、結構しんどいところがあると思うんですけども、そういったあたりはどのように考えられますか。

井上:もう、うつっちゃうのはしょうがないよね、とも思いますが(苦笑)。でもできることはいくつかあって、やっぱり消毒。徹底的に消毒するということ。

あとは、娘が保育士なので、彼女から聞いたことによると、とにかく30分に1回は水を飲むと。喉を乾燥させないことだって言われてて、感染ってそれで広がると聞いたので、水を飲むこと、手を消毒すること、マスクを念のため車内でもして、それで極力移らないようには心がける。秋葉の時もまだはっきりするまでは、それをやっていましたね。

小寺:実際にはまだ、旅先で感染症にはなってないってことですよね。

井上:幸いなことに、なってないですね。私はこれは「R-1」(ヨーグルト)を飲み続けているからだと信じていますけれども(笑)。

小寺:(笑)。

■どこまで? いつまで?

小寺:今現在、バンワークを続けられているわけですけど、これは最終的にはどういう形になるんでしょうかね、一体いつまでやるんですか?というのと、ハイエースのままなんですか?という話。

井上:はい。日本一周という目標は今年達成されると思うんですね。あと3箇所、北海道と青森と秋田だけなので。

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