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小寺の論壇:コデラはなぜVLOGCAM「ZV-E10」を購入するに至ったのか

皆さんもAfterコロナの生活が、そろそろ板についてきた頃かと思われる。ワクチン接種も進み、コデラはすでに2回めの接種が終わっているが、政府としては3回目の接種も検討が始まっており、まだまだ同じ生活が当分続くものと思われる。

こうした影響のうち、ライターとして一番大きな負担増は、製品写真、つまり物撮りがライターの仕事になったという事だろう。以前は企画広告案件のようなお金のある記事は、製品写真や使用状況写真はプロカメラマンがスタジオで撮影するものだったが、そうしたものまでライターにおまかせの案件が増えている。

もっともそれは、コデラが勝手に遠いところに住んでいるというところもあるだろう。スタジオ撮影に立ち会うというのも難しいので、じゃあそっちで撮ってください、としたほうが話が早い。

とは言え、こちらも専業のスチルカメラマンというわけではないので、スチル撮影用のすごいカメラを持っているわけではない。5年前に買った取材用のLUMIX G7があるだけで、物撮りはもちろんのこと、メルマガ用の動画撮影からZoom会議、子供の体育祭撮影まで、なんでもこれ1本で撮っている。

よく写るし、性能的にも問題ない。使い勝手もすっかり手にも馴染んではいるのだが、購入して5年、背面の液晶画面に色ムラが出るようになってきて、撮影時にホワイトバランス確認に難がある。

実は筆者宅には、フルサイズの35mmフィルムレンズが大量にある。これをマウントアダプタで利用すると、マイクロフォーサーズ機は焦点距離が半分になってしまい、ほとんどが望遠から中望遠になってしまって、物撮りには使いづらい。

レンズ資産のことを考えたら、もういいかげんフルサイズのカメラが1つぐらいあってもいいかな、と思い始めた。手持ちのレンズとしてはNikon Fマウントのものが多く、24mm、28mm、35mm、50mm、135mmが揃っている。この資産をなんとか活かせないか、そんなことを考えていた。

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