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また会う日まで。

大忙しの一日。

ほぼご予約隙間なく10〜21時すぎまで。ありがたいことだ。

そんな日の朝に、尊敬する恩師が意識不明と聞き、昼に亡くなったと聞いた。

合間の休憩ごとに涙が流れるけど、お客様がいてくださる間は不思議と笑ってられるし、楽しく仕事をできる。


こんな日に亡くなるなんて、なっちゃんあんま泣かんといてやーって言われてる気分。でもやっぱり仕事終わったら駄目です、先生。

幼馴染のお母さんでもあり、家族ぐるみでも仲良くしていたけど、わたしにとっては先生、というのがしっくりくる。

体調は前から悪いと聞いていたけど、病院には行けなかった。元気じゃない先生の姿を見たくなかった。

先生もすすんでは見られたくないんじゃないか、というかそんな時間あるならなっちゃんのやりたいことやりーって言われそうな気もした。いつも影ながら応援してくれていたから。

それに、いつも忙しさを理由に会いに行ってなかったのに、体調悪いと聞いた途端、会いに行くなんてできなかった。

いつでも前向きでアクティブで大らかで。楽天家なのではなく、すごく今までも苦労されていて、でもその中での思考の転換がとても上手だった。

ひとのことを悪く言わないのは勿論、ひとが言う愚痴さえも、まるっと包み込んで綺麗にしてポンって返してくれる人だった。そして相手にハッとさせる。
いつも褒めてほしいところをサラッと自然に褒めてくれた。
基本習い事が続かない私が、この先生の教室だけは、10年以上続いた。

身体が悪くなるその少し前に、『わたし散々やりたいことやって、思い残すことないねん。ここからは余生やなーと思っている。』とあんなに活動的だった先生がそんなことを言っていることを小耳に挟んだ。

50代でそれは早いやろーって思ったけど、もしかしたら何かを悟っていたのかもしれない。

病気発覚からの何ヶ月か。家族や周りの人にきっちり事実と向き合う時間を作っていかれたのも、なんだか先生らしい。
寂しいけれど、きっと先生はやりきったんだろうなと思うし、幸せだったのだと思う。

出会えてよかった。
ありがとうございました。
また何十年後かに会う日まで。

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